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ゴータマ

2013-06-21 13:52:19 | 動物記

コリー犬のゴータマが死んだ。老犬で、この夏は越せないとは思っていたが、先週までは、散歩にもどうやら行けたし、庭にも出ていた。戻る時、段差が高いので、泣いてはいた。仕方がないのでしっぽを、ぐっと持ち上げて、何とか自力で戻らせていた。。

水曜日の夜、急に歩けなくなった。しっぽを持ち上げても、前足に力が入らないらしく立てない。水は飲んだが、好物の肉は食べなかった。失禁した。うん?いよいよかな。ゴータマはpapasan犬である。泣くので、きっとpapasanのそばにいたいのだと寝室に引きずってきた。失禁してもいいようにネコのトイレマットを敷いて。

木曜日、papasanは東海大学病院へ出かけた。「ゴータマ、papasanが帰ってくるまで、死なないでよ」と案じていた。「ゴータマ」って呼ぶと、顔を上げて水を飲んだ。昼過ぎ、papasanが帰ってきた。それからずっとゴータマのそばにいた。

夜、和美さんが来て話をしていると、ゴータマがしきりに泣いているのが聞こえた。和美さんの声が聞こえるから来たいんでしょ、と言うと、和美さんがゴータマのそばに行って話しかけていた。いま思えば、あれは和美さんにお別れが言いたかったのかもしれない。

朝、6時過ぎ、ゴータマは息をしているように私には見えたが、papasanがゴータマが死んだ、と言った。触ってみると、もう硬直が始まりはじめているように思えた。静かな顔をしていた。苦しまなかったようだ。よかった。12歳半だった。

もう犬を飼うことはない。もう、とても面倒は見られない。自分のことだけで精いっぱいになる。papasanには、以前から、この犬が最後だとは引導を渡してある。

とはいえ、ずっと家族だったし、大きな犬だったから存在感はあった。パスカルがいなくなったときは、未だゴータマがいたから、さほど感じなかったが、これから折りに触れて、さびしくなるだろう。

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