3月20日、スキー最終日。
9日目の早朝、山々が朝日に輝いて赤く染まっていました。今日も快晴のお天気になりそうです。
ホテルから近いトファーナまで市内バスで行き、ソクラテスというエリアの2つの大きな岩の間から飛び出してくるようなコースにやってきました。ここは女子ワールドカップが行われたコースで、上部は狭くてかなり急斜面です。
リフトに乗って上に上がると、雲が湧き上がってきました。
田村さんに励まされて、冷や冷やしながら降りて来ました。夫も満足げです。
コルチナダンペッツオの街並が見えてきて、1956年にオリンピックが行われたコースまで、下りてきました。看板にはトニーザイラーが金メダルを取得と書いてあります。おしくも猪谷千春選手が銀メダルとなったあのコースです。
この上部は急斜面となっており、最初は廻り込んで中級コースを滑りましたが、2回目は思い切ってトライし、何とか転ばずに滑走しました。(田浦さんの写真より)
オリンピックの看板の傍のレストランに入って、遅いランチタイムです。
ロブスター入りのクリオリーニというパスタ料理が美味しそうで、私は牛の骨付き肉をミディアムレアーで頂きました。ワインの美味しいこと!
午後はさらにロープウエイで上に上って、パレスエリア(2460m)へ、そこからリフトでさらに200m上って2800m程の今までで一番高所まで来ました。
高い岩峰が目の前に迫ります。ここから上級コースを滑走。雪質が悪くなかったため快適で、上級者クラスの皆さんは、「今日は一番良かった!」との感想が多かったようで、充実したスキーになり無事に終了しました。
ところが、最後の夕食の前に ミーティングがあり、とんでもない発表があったのです。帰りの飛行機便のルフトハンザ航空の機長たちがストライキをやって、明日の成田便と関西便は欠航になったというのです。
幸いに成田便の人達はベニスからローマまでアリタリア航空を使い、ローマでキャセイパシフィック航空に乗り換えて香港を経由し、私達の北海道へは香港から新千歳まで直行することが決まったのです。しかし、関西へ行く人たちは、まだ行程が決まっていないとの話で、皆、心配顔です。