現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

電車の中で

2008-03-10 09:10:52 | 虚無僧日記
虚無僧の格好で地下鉄に乗った。ガラすき。
女子高生の集団と数人の大人だけ。席は
空いていても、私は座らない。
私が乗り込んで、電車が走り出すと「なに
これぇ」と女子高生の歓声。きゃーきゃー
始まって、皆ケータイを取り出す。カメラの
先は私の足元。
私の姿に歓声を挙げてくれたのかと思ったら、
大間違い。レンズの方を見ると、驚いた。

ヘヤーピンが床の上で踊っているではないか。
電車が停まると、倒れる。また走り出すと、
ピンと立ってユラユラ踊り出す。
彼女たちは面白がって、自分のピンやら
“カッちんどめ”まで床に落とすと、皆生き物
のように立って踊り出すのだ。

床の下にモーターがあって、ギヤーを切り替え
る度に、くっついたり離れたり、立ったりする
のだと判った。不思議な光景だった。
「ケータイが心臓ペースメーカーに悪影響を及ぼす」
なんて言うが、ケータイとは比較にならない
強い磁場が発生しているのだ。

それにしても、彼女たちの目線が私には向けられ
なかったのは悔しい! もうどんな人がいても無視。
人には関心が及ばない時代となったか。

身内には嫌われる虚無僧

2008-03-10 08:54:45 | 虚無僧日記
今朝、林さんに会ったら、開口一番「昨日虚無僧に行った
でしょう。娘が、昨日名古屋駅でみかけた」と。
友達と一緒で、その友人が『なになにあれ!』と騒ぐもの
だから、すぐあなただと判ったが、『早く行こう』と
友達の袖引っ張って反対方向に歩いた」と。
そうか、身内のような彼女にとっては、虚無僧は、恥ずか
しい存在なのか。

ネットで検索して読んだ小説。
「自分は父親が大嫌いだった。中学の時、友達と歩いていると
虚無僧が門付けしていた。『やぁ』と馴れなれしく近づいてきて
天蓋を取ったら父だった。もう恥ずかしくて、顔を真っ赤に
して逃げ帰った」とあった。

私も、母や娘、親戚には顔向けできない存在か。なんでぇー。