現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

卒業式

2008-03-16 22:45:57 | 虚無僧日記
えび茶の袴姿や和服の女子大生が、花束を手に
華やかに通り過ぎていく。卒業式か。おめでとう。
彼女達にとって、今日が人生最高の日に違いない。

 「一を知って 二を知らぬなり 卒業す」 

高浜虚子の俳句とのこと(『倫風』4号より)

明治、大正の学生でも、大人から見れば、まだ
まだ“ひよこ”だったのだろうか。
私の父の大学生の時の写真などは、今の35、6の
大人の顔だ。大学出てすぐ兵隊に行き、士官候補生
から陸軍少尉になった。その顔は凛々しく精悍だ。

140年前の白虎隊などは14,5歳だが、もう立派な
大人の顔をしている。紅顔可憐なんて顔じゃない。
時の会津藩家老山川大蔵は24歳。藩主松平容保は
27歳で京都守護職を拝命した。

人生ゴムバンド。平均寿命50歳から80歳まで、
6割伸びたのだから、今の20歳は、昔の12歳。
成人年齢と選挙権を18歳まで下げるという動きが
あるが、彼等に投票権を与えて大丈夫なのかな。
この国の将来を任せられるのだろうか。