現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

マラソン

2008-03-12 13:09:46 | 社会問題
3/9 名古屋国際マラソンの日。夕刻、名鉄駅前に
虚無僧で立つと「高橋尚子27位」の大見出しの
号外が壁に貼られていた。一位は誰かと目をこら
して、ようやく無名の初参加の選手とだけ判った。

マラソンは42.195km、「シにいくかくご」だ。
マラトンからアテネまで走った兵士が、ペルシャに
勝利したことを告げると息絶えた、その距離だという。
(ネットで検索すると、実はロンドン・オリンピックの
時の距離だとか)

期待の高橋尚子は、まさかの敗退だが「“あきらめない”
の心の人」と、マスコミはこぞって好意的に書いている。
42kmは、時速4kで歩いて10時間かかる。それを2時間
余で走り抜ける。驚異だ。
どこぞの市民マラソンで、思い思いの格好で走る中、
“虚無僧も”というので、ネットで見たら、ただの坊さんの
格好だった。虚無僧を知らんのだな。




笛吹きさんからコメント

2008-03-12 10:12:30 | 虚無僧日記
昨晩、名古屋駅で声を掛けてくださった若い方から
コメントに投稿いただいた。「3/20演奏会行きます」と。
雅楽の龍笛をされるという。白川公園で夜練習している
とも。ブログを見ていただいて、3/20のことも知った様子。
うれしいことです。

3月20日(木・お彼岸祝日) 11:30~12:30 昼の1時間
宗次(むねつぐ)ホール。中区栄4-5-14
1『春 の 海』  筝 :笹野ともえ  尺八:牧原一路
2『滝落ちの曲』 尺八:牧原一路  大鼓:竹内明彦
3『とうりゃんせ』 筝 :笹野ともえ 
4『鹿之遠音』  尺八:牧原一路
5『千鳥の曲』  筝 :笹野ともえ  尺八:牧原一路

宗次ホールは、カレーのCoCo一番の社長、宗次氏が
「良質のコンサートを低価格で」と建てたクラシック
専門のホール。そこで、筝尺八の“純邦楽”は初めて
の催しである。“良質”の音楽を求めて、私は、毎晩
虚無僧に出て修行しているのだ。ますます緊張。


西枇杷島駅

2008-03-12 09:58:42 | 虚無僧日記
枇杷島町を周って、名鉄西枇杷島駅に着いた。
各駅停車は1時間に2本しか無い。改札を通って
名古屋行きに乗るには、線路を横切って、向こう
側のホームに行かなければならない。
行こうとしたら駅員に止められた。さては不審者
と見られたか。いや違った。「各駅が来るまで、
ここで待つように」とのこと。なるほど、急行や
特急がどんどん通過するので、ホームに入っては
いけないのだ。『なーんでか』
すぐわかった。以前ブログにも書いたが、この
ところ飛び込み自殺が多いからだ。

駅員のいる駅はいい。先日の車椅子の飛び込みは
無人駅だった。

布施を受けたら

2008-03-12 09:42:03 | 虚無僧日記
昨日の“石川さん”にまた出会った。
「また煙草置いていくで」と、今日はすぐ立ち去る
様子。昨日「煙草はスイマセン」と断ったら「布施を
断るとはけしからん」と、延々説教されたので、今日は
「ありがとうございます」と快く受け取ろうとしたら、
「“ありがとう”なんていうな!」と一喝された。

そうなのだ。喜捨(布施)は、する側が『徳積みさせて
いただいて有難うございます』と、感謝するもので
あって、受ける方は『徳積みをさせてあげる』のだから
「有難う」と言ってはいけないのだ。

でも、つい「有難うございます」と言ってしまう私である。
この言葉が出なくなって、ひとかどの虚無僧か。

ところで、昨日とは、場所も違うし、着物は黒の古着、
天蓋も袈裟もボロボロ、尺八も違うのに、どうして
昨日と同一人物とわかったのだろう??。
私の他に虚無僧なんて、いないか。

暖冬

2008-03-12 03:57:46 | 虚無僧日記
今日3/10、昼の最高気温20度とか。今冬は暖かい。
昨年は1月6日雪の日、NHKの取材で、名鉄前に
立った。手がかじかんで音も出なくなると、地下道
で暖をとって、また雪の中へ。あれも楽しい思い出
になった。

今年は、3/30赤目四十八滝での“滝行”に参加する
ため、毎朝“水行“をしているので、全然寒くない。
家では暖房もいらない。喘息の咳も今冬は出ない。
風邪もひかない。健康でなにより。


今日で4日目

2008-03-12 03:47:58 | 虚無僧日記
昨日も名古屋駅前に立つ。虚無僧連続4日。
3日坊主にはならなかったが、さて何日続くか。

昨晩は若い男性3人に声を掛けられた。
昼はサッパリだが、夜9時を過ぎると、勤め帰りの
ビジネスマンが足を止めてくれる。

Aさんは、なんと雅楽の竜笛を吹く。東京出身で
就職して名古屋へとのこと。同じ境遇に親しみも
沸き、話もはずんだ。
Bさんは、「テレビで見て尺八に興味があったが、
実物を初めて見た」と興奮ぎみ。
Cさんは、「ギターを始めてまだ一年。練習がてら
名古屋駅で弾くのだ」と。

いろいろな出会いがあってうれしい。「虚無僧とは・・・」と
肩肘張らずに、「皆様のご迷惑を顧みず、この場をお借り
して、練習をさせていただく」という気持に切り替えたら、
気楽になった。

そのせいか、お布施はサッパリ。虚無僧に出る度に赤字。
地下鉄代(往復460円)で、お金が無くなっていく。もう
財布には、片道代230円も無い。大丈夫か5日目。