現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

社会保険事務所

2008-04-02 23:45:37 | 社会問題
2月4日で満60歳になった。自分でも信じられない。
60歳だなんて思いたくもない。思ってもない。
だが待てよ、年金が貰えるはずではなかったか?
社会保険事務所に行ってみた。
ものすごい人。「年金特別便」を貰った人が履歴の
確認にみえているとのこと。なにしろ「宙に浮いた
年金5,000万件」だから、国民の二人に一人。100人
ぐらいの人が階段下まで並んでいて、大混雑。
「年金の請求」はそれとは別コーナーで13人待ち。
それでも番号札を受け取って待つこと3時間。
年金請求は、書類に住所氏名と振込み先口座を書いて
それでおしまい。本人確認もない。カンタンだった。
ところが、年金が口座に振り込まれるのは数ヶ月後と
聞いて唖然。
民間の保険会社では有り得ない。「個人年金」に契約
していて、60歳から年金支払開始だったら、きちんと
期日には振り込まれる。
中村区管内で、今年60歳になって年金受給権が発生
する人は2,000人だ。一日受付件数10人。1件事務
処理するのに15分あればできる。それがなぜ半年も
かかるのか。これが「お役所仕事」というものか。

“滝びらき”に参加した人

2008-04-02 07:55:04 | 虚無僧日記
多くの人が真剣に自分と向き合っていた中で、物見遊山
感覚で来ていて、場の雰囲気を壊す人もいたのは残念。

山伏が読経をし、護摩を焚き、おごそかな儀式が行われ
ているすぐその横で、子供とお菓子を食べている親子。
おむつまで替えだした。KY(空気読めない)だ。
犬を抱いて結界に入る人。水にはいっても「冷たい、
冷たい、ヤダヤダ」と、わめきちらしている男性も。

一方、都会からきた若い美男美女のカップルは、真剣に
水行に取り組んでいた。彼女の優しい顔立ちは、観音様
のように見えた。
ずっと一点を見つめニコリともしない修行僧のような人。
病を克服しようと挑んだ人も。彼は張り切りすぎたか、
肩までつかっていたため、水から上がって顔面蒼白、
一時は土色、死に顔だった。温泉につかって無事快復した
ものの、「今まで事故は無かったのか」と観光協会の人に
聞くと「そんな人は来ません」という返事。病人、怪我人
が出た時の対応は何もしていないようだった。すべては
自己責任。




滝みそぎを終えて

2008-04-02 06:49:33 | 虚無僧日記
タウン誌の女性記者から電話がはいった。
「達成感はありましたか?」と感想を求められた。
これは、やった人しか判らない。やってみなけれ
ば解からない満足感だ。
二℃の冷水につかれただけの喜びではなく、申し
込んでから2ヶ月の間、家で水行を行って、身体
を慣らしてきた。おかげで、この冬は風邪もひかず、
毎年の喘息も出ず、また暖房も節約できた。水を
浴びると身体がホカホカ温まり、暖房が要らない
のだ。連続20日、毎晩名古屋駅前で虚無僧に立つ
こともできた。そうしたひと冬を通しての効果、
達成感、満足感は計り知れないものがある。

その上で、いざ水にはいってみて、意外にも冷た
さは感じなかった。「こんなもんか」である。
また「熱さ冷たさも感じない、五感を捨てる行か」
とも思った。