現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

無関心、見て見ぬふり

2008-04-18 11:50:16 | 社会問題
バスの中で携帯を注意した人が10分も暴行を
受け、死んだ。30人も乗っていて、誰も助け
ようとしなかった。法的には彼等に罪はない、
という。法は「人道」に基づくものではない
のか。

特急列車のトイレで若い娘が強姦され、何人
も乗っていながら、誰も助けようとしなかった
事件もあった。無関心、見て見ぬふりは、子供
にも及んでいる。
以前なら、子供達は、虚無僧を見て、なんら
かの反応を示したものだ。最近の子供は、8割
が無関心、無視。たまに「なに?あれ」と指さす
子がいても、親は「ダメダメ見ちゃだめ」と、
子供の手を引っ張り、無関心を装うよう躾けて
いる。ザンネン。

中国の人権問題

2008-04-18 11:29:21 | 社会問題
You-Tubeで、中国兵のチベットでの暴行
シーンが配信され、世界に反響を呼んで
いる。巡礼者に向かって容赦なく狙撃。
逃げもせず、一人、二人と撃たれ倒れて
いく。一人の男が二人の男に殴る蹴るの
暴行。やられている方は無抵抗。そこへ
石を投げつけたり、執拗に暴行を加えて、
撲殺。
体制批判で公開処刑される3人の娘。至
近距離で後頭部から撃つ。顔の半分が吹き
飛ばされた映像がアップで映し出される。
目を覆いたくなる。なぜ、無抵抗でいられ
るのか。平和主義のダライラマも「どこまで
妥協しろというのか」と、声を荒げた。
中国批判の声は、ネットによって燎原の火
の如く世界に広がっているが、日本政府は
無視。

幸せって?

2008-04-18 11:16:32 | 虚無僧日記
「あんた、そんなことやっていて幸せなの?」と。
また顕正会の連中だ。好きな尺八吹いて、人さま
に生かさせていただいているのだから、これ以上
の幸せはない。
「我々は、仕事を持ってきちんと働いて、日蓮上人
のために尽くしている。働かずに、他人の財を盗る
のは罪ですよ。地獄に落ちますよ」と、相変わらず
うるさい。
「はて、顕正会は、お金を集めていないのだろうか。
教団を維持するためには相当の上納金を信者たち
から得ているはずだ。顕正会の寺の僧侶は地獄に
落ちないのか?

一休は遊女地獄太夫の懺悔に「なに、遊女は紅を
売り、坊主は経を売る。いささかも変わりはない」
と説いている。

私は「世界でナンバー1で、オンリー1の虚無僧」だ。
『天上天下、唯我独尊』。我れもまた独りで尊い。
これ以上の幸せはない。そう思っている。



尺度を変えてみる

2008-04-18 07:19:20 | 虚無僧日記
交通事故に遭ったとする。「なんでこんなことに、
自分は不幸だ」と嘆くか、「軽症で良かった、守ら
れている」と感謝するか。
重症を負ったとする。「命あってよかった」
救命処置も空しく亡くなった。「少しでも息があって
よかった。医者は一生懸命尽くしてくれた」
即死だったとする。「苦しまずに良かった。(自損事故で)
他人に迷惑かけなかったのが、せめてもの」

要は心の持ちよう。暗を明に変える心の切り替えは、
“幸不幸を測る物差しの尺度”を変えてみれば、
カンタンなことだ。

瀬戸内寂聴の講話。子供を交通事故で亡くされ、
いつまでも嘆き悲しむ人に、いろいろ諭した後で、
「その子だって、わからないわよう。大きくなったら
グレて親を苦しめる子になっていたかも。一番可愛い
盛りに、その記憶だけが残してくれて、親孝行な子ね」
と笑みを誘う。寂聴さんだから言える。又言う相手、
場、前後の話の流れもよく弁えての法話。みごとである。

五感も相対的なもの

2008-04-18 07:05:06 | 虚無僧日記
モスクワでは、真冬に凍っているモスクワ河で
寒中水泳が行われる。マイナス40℃で大丈夫
なのかと誰もが思う。しかし毎年大勢が、氷を
割って河に飛び込む。
気温は-40℃でも、水温は-0℃以下には下
がらない。-40℃の外気から-0℃の水に入
いれば暖かく感じるという。

先日の赤目四十八滝での滝みそぎも、水温2℃
だったが、モスクワに比べればと思っていたら
全然寒くも、冷たくもなかった。

凍った池に転落して一晩つかっていたのに、体温
が29℃まで下がって仮死状態になり、奇跡的に
助かった子供がいた。人間の五感とは不思議。

暑さ寒さも心の持ちよう

2008-04-18 06:55:52 | 虚無僧日記
3年ほど前、真冬にモスクワに行った。
マイナス40℃にもなると聞いていたので、
服を何枚も着込み、ホッカロンもたくさん
用意して行った。屋外で尺八を吹くと指が
尺八にくっつく感じ。息が管内で氷り、
管尻にはつららができた。
しかし、当日はマイナス9℃で、モスクワの
人にとってはポカポカ陽気。私も厚着していた
ので暑いくらいだった。
その日、名古屋に電話すると、名古屋は雪で、
-2℃。「寒い寒いと皆震えている」とのこと。
-40℃にもなるモスクワでは-8℃は暑く、
名古屋では-2℃でも寒いと感じるのだ。

暑い寒いも心の持ちようと知る。