単管丸さんからコメント

6/2NHK「邦楽のひととき」で『船の夢』
放送と予告したら、「単管丸」さんから
コメントをいただいた。「この番組は、自
動録音して、毎回必ず聞いている。楽しみ
にしてます」とのこと。
この古典ばかりの邦楽番組を聴いている人
はいないかと思っていたが、こんなに熱心
に聴いている方もおられるのかと知って、
心ひきしまる思いになった。

私の叔父も、耳鼻科の開業医で、毎月曜日
の11時には、患者さんをほうって、自室に
戻り、ラジオ録音していた。セルフタイマ
ーなど無い時代である。叔父も亡くなり、
形見に残された膨大なテープが私の財産で
ある。そのテープを聴きながら、今練習し
ている。

信号無視

「赤信号で渡る虫は?」「信号無視」
「赤信号みんなで渡れば怖くない」
もう何十年も前に流行ったギャグだ。
あの頃はまだ、信号は守るものという
共通の意識があった。

最近、信号無視する自転車、歩行者、車が
多くなった。クワバラクワバラである。
諸外国では、信号無視は当たり前という所も
ある。信号が赤だろうと、自分で左右よく
確かめて、安全と思ったら進む。それで事故
ったら自己責任。
車優先の国(町)では、信号で止まるものとの
思い込みは、かえって危ない。

ＪＡＦの会報に「松本市では、“右折車が直進
より優先”の暗黙のルールがある」とのこと。
市内は交通渋滞でノロノロだから、直進車が
止まって、右折車を先に行かせるのだそうだ。
他県車は、それを知らずに直進で突っ込んで
右折車と衝突する事故が後を絶たないとか。

ルール、善悪の価値基準は地域で違うことを知る。

飲酒運転

中学教諭が酒気帯び運転　事故起こし現行犯逮捕　大分中央署(西日本新聞) - goo ニュース

この１週間で、福岡市職員、大分で教師、山形で
警部補と、公務員の飲酒事故が数件発生。公務員
が特別多いというわけではないらしいが、公務員
だからニュースになり、多いと感じさせる。マス
コミの操作だ。

交通事故は全国的には、警察の執拗なキャンペーン
の成果で激減している。それでも、これだけ騒がれ
ていて、飲酒運転とはようヤル。「自分だけは」と
いう驕りが、神仏の処断を得るのだ。

先日もある婦人の話。「旦那が飲んで帰ってきて、
すぐ近所へ車で出かけようとした。家族全員猛烈に
非難。曰く、会社クビになったら家も売ることに、
住む所が無くなる。高校、大学への進学はできなく
なる。家族離散、悲惨な目に」と。ホントにそうだ。

下着泥棒

知人の家が空き巣に入られた。犯人は公衆
電話から電話して、留守であることを確か
めて、進入した。「只今留守にしてます」の
コメントは「どうぞ空き巣におはいりください」
と言っているようなものだ、と奥さんは怒る。

それより、タンスを開けて奥さんの下着だけを
盗んでいった。中学生の娘のは盗っていかなか
った。なぜ?大人の下着(パンティ)が判るのか。
サイズが大人の方が、ビキニで小さいのだそうな。

旦那さん曰く「お前の顔写真でも貼っておけば
持っていかなかっただろう」と。いずれネットで
出回るそうだ。キモ悪い。

万引き多発

本の万引き、年間４０億円…小学生も犯行、とがめぬ親も(読売新聞) - goo ニュース

某有名教授も、本を万引きして捕まったっけ。
あるスーパーの店長のボヤキ。「小学生の万引き
多発で、その小学校の校長と面談した時、
『でき心がわくような商品陳列にしている方も
悪い』と言われて唖然。“盗みは悪いこと”と
教えるのが学校ではないのか」と。

とは言っても、たしかに、倫理が普及していた時代
は、オープン式のスーパー、コンビニで良かったが、
こう倫理が低迷してくると、店も防衛するしかない
のでは?

ロシアやイタリアでは、出口は狭く、絶対にカウン
ターでチェックを受けなければ外に出られなかった。
日本はいくらでも素通りできる。校長先生の言う
ように“出来心を誘発する”店側も一考すべきか。

虚無僧のイメージ

虚無僧としてH.P.を開いていると、時たま電話取材を
受ける。
民放の番組制作会社から、電話が入って、１時間も
話したが、最後に番組の内容が「変人奇人」と判って
辞退した。

次にまた、ラジオ番組から、電話があった。虚無僧に
ついて１時間以上話した。放送されたのは、「天蓋
の中から、家の中の様子がよく見えるんですよ。留守
かどうかもわかる」という部分だけだった。なんでも
車で寝泊りして、空き巣を働いていた男が逮捕され、
その車の中から虚無僧用具一式が発見されたとか。
そのコメントだった。

民放ＴＶの取材も何回か受けた。電話で打診があって、
了承すると、すぐ撮影。一日で終わらせてしまう。
しかし、ディレクターは「リストラ、離婚、帰る家なし
のあわれな、サラリーマンの成れの果て」として
取り上げようとするから、話が噛み合わない。最近は
もう、そういう取材は断っている。

取材を受けた側の期待

ＮＨＫ番組改変、賠償命令判決見直す可能性　最高裁弁論(朝日新聞) - goo ニュース

取材された側の「期待権」と、取材する側の意図、
それが食い違った場合、訴えられるかという問題。
高裁では賠償命令が出たが、最高裁ではひっくり
返りそうである。

私も何度かＮＨＫの取材も受けたことがある。
民放と違って周到に半年近く密着取材する。
直接取材にあたった方は、私が多くの仲間に支え
られ、“明るく世間と関わっている”虚無僧と
いう視点で取材してくれたのだが、番組の上層部は、
“虚無僧は世間から逃避した隠遁者”というイメー
ジから離れられない。せっかく取材に協力してくれ
た仲間の映像は、放映直前で全部カットされてしま
った。「ＮＨＫテレビに出る」と期待した方々には、
本当に申し訳なかった。
ま、こんなことは度々あることなので、仕方ないと
皆さん割り切ってくれたが。