頭痛は、血管や神経、そして、筋肉が原因となるものと、
ストレスが原因となる心因性のものがあります。
筋肉が原因で起こる頭痛は、
心因性と重なる部分もありますが、
もちろん、
神戸カウンセリング花時計が扱う頭痛は
心因性のものです。
頭痛解消の施療をお受けする前には、
医療機関で診療を受けて頂き、
身体的な問題について調べたことあるかどうかを
確認するようにしていますし、
まだであるようなら、
先に医療機関での診療をお願いしています。
自分が持っているものがトンカチだからと言って、
見るもの全てが釘だと見ないようにするためです。
人間の機能は、本当によく出来ていて、
精神的、肉体的な無理を強いていると、
精神的には、やる気が起きなくなったり、
酷くなると鬱的になったり、
身体的には、身体が思うように動かなくなったり、
熱を出して寝込んでしまったりすることもあります。
これらは、精神的にも身体的にも限界を超えないようにと、
私達が生まれ持って備わっているリミッターが働き、
その活動を止めようとするものです。
心因性の頭痛の場合、何らかの精神的な問題が起き、
それが身体的な不具合となって表れているもので、
仕事やプライベートで、
文字通り頭が痛いことが起きた時に頭痛が起きることや、
自分が向き合わなければならない事を
避ける役目を頭痛が果たしていたり、
原因は様々です。
以前、酷い頭痛を何とかしたいと相談に訪れた方がいました。
半年前から頭痛が起き始め、
医療機関からは薬を処方してもらっているのですが、
治まるどころか頻度と痛みが強くなってきているとのことでした。
そして、今も頭痛がしているとのこと。
話をお聞きしていくと、職場の上司と折り合いが悪く、
一年に渡って不満や怒りを抑え込んでいることが判明。
これに対処する方法は、色々あるのですが、
その方には、催眠下で、その抑え込んだ不満や怒りを
思いっきり吐き出してもらいました。
「ふざけるな!」「ぶん殴ってやる!」
「好き勝手言ってるんじゃねえ!」「○◆▼×◎!」
せきを切ったように、
激しい怒り感情が涙と共に湧き出しました。
そして、自分の中に溜まりに溜めた感情を
すっかり吐き出すと共に、
本人を悩ましていた頭痛も消えてしまいました。
しかし、この場合、
単に頭痛を解消したことが重要なことではなく、
本人に頭痛の原因が何であるかを
確認してもらう事が出来たことが重要でした。
と言うのは、頭痛が解消したからといって
それは一時的なものでしかありません。
何故なら、本人と上司との関係は
何も変わらずにそのままですから、
それだけでは、ガス抜きにしかなっていません。
そのままでは、再び、
不満や怒りが頭痛となることは十分考えられるからです。
ですから、頭痛の原因を確認出来たことで、
今後、本人が上司とどの様に向き合っていくのか、
この一番重要な事に取り組む必要があります。
そして、施療で上司との向き合い方について取り組むことで、
その後、頭痛の再発は起きなくなりました。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計