日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

次々と「せんとくん」のライバル現る!!

2008-05-21 21:03:07 | アラカルト
「きもかわいくない!」と、話題になった「せんとくん」。
どうやら、その「せんとくん」に強力ライバルが、登場したようだ。
それが「イワミン」くんだ。

今日の産経新聞のWEBサイトにも、せんとくんに強敵!? 奈良・橿考研の「イワミン」が人気として、紹介されている。
確かに、「せんとくん」よりも素朴で親しみが湧きそうな、キャラクターだ。
変にデザイン化されていない分、「埴輪らしさ」を感じる。

一昨日には、「せんとくん」に反対するグループ「クリエーターズ会議・大和」が、新キャラクター候補を発表し、現在投票が行われているようだ。
ただ「せんとくん」の印象が強すぎて、奈良市に縁のない私としては「キャラが弱い」と感じてしまう。
ムゥゥゥ~、恐るべし「せんとくん」。

自治体が積極的にキャラクターを作って、売り出したのは随分と前からだと思うのだが、この話題性では彦根城築城400年で作られた「ひこにゃん」以来ではないだろうか?
この「ひこにゃん」は、「ゆるキャラ」で話題になり、今では「ゆるキャラ系」の代表となっている。

この「ひこにゃん」の登場で「彦根」という町のイメージも、武家屋敷が立ち並ぶ古い町から、伝統のある古くて親しみのある街へと変わった。
「彦根城」というイマイチ(といっては失礼だが)な印象の「築城400年祭」といっても、それだけでは年間イベントとして成功したのかは、大いに疑問なところがある。
その「二匹目のどじょう」を狙ったのが「せんとくん」だったのだろうが、強烈なキャラクター過ぎて「きもかわいくない!」という評判になってしまった。
また、その選考についても疑問が生じてしまった。

今回、「クリエーターズ会議・大和」が候補としてあげた30キャラのうち、どんなキャラが選ばれるのか分からない。
ただ、「自分たちが参加して、選んだ」という満足度は高いだろう。
あくまでも平城京遷都130〇年事業側は、使用するつもりはあまり無い様だが・・・。

それにしても、「イワミン」くんは、奈良県立橿原考古学研究所のスタッフさんが創ったキャラクターで、あまり費用もかかってはいないようだ。
もしかしたら、デザインのプロでなくても地域が活性化できる「ゆるキャラ」は、できるのかも・・・と、思ってしまったのである。




価値観の違い-エコバッグに15万円-

2008-05-21 12:26:30 | アラカルト
ブログをしていると、「宣伝ブログ」からトラックバックを頂くことがある。
美白化粧品についてのエントリーをすると、「美白」という言葉だけで商品宣伝用のブログに半ば自動的にトラックバックするようなシステムとなっているらしい。
管理をしている立場としては、迷惑千番と言うことで即刻削除をするのだが、一応確認作業をしている。
先日も、同じようなトラックバックを頂いた。
それが「エルメスのエコバッグ紹介」という内容だった。

そしてこの「エルメスのエコバッグ」とはどんなモノなのか?と興味をもち、イロイロ検索をしてみたのだが・・・。
私の価値観の中には、ありえない商品だったのだ。
革製のポケッタブルに収納できる、シルク製のエコバッグ(シルク製って、扱いが大変そうなんですが・・・エルメスさん)で、お値段が15万円前後。
もちろん、この価格はエルメスショップの正規価格ではなく、ネット価格と言われる割り引かれた(お手ごろ)価格である。
このような商品を「お手ごろ価格」とは、とても拙ブログではいえない。

売れないフリーランスのマーケターとしては、2万するビジネス用カバンですら「要検討」対象で、例え15万のお金が今すぐ使えるとしても、エコバッグに15万も出す気にはなれない。
個人的には私のような価値観は、極々一般的なモノだと思うのだが、世間には15万のシルク製バッグをエコバッグとして使っても良い!と、感じる人も少なからずいるとも思っている。
その価値観に対して否定はしないし、羨むこともない。
なぜなら、15万と言うお金を何に使うのかは、人によってその優先順位が違うだろうし、普段はカップヌードルで我慢してもブランド品を購入し、着飾りたいと考える人もいるのではないか?と、考えるからだ。

15万円のエコバッグが使える人の生活を、売れないマーケターが貧相な想像すると・・・。
そんな人は、エコバッグそのものを使うような生活をしていないのでは?と、勝手に想像すると、御用聞きの人が、毎日のように「今日のオススメ」を持ってきて、それを調理しているのでは?と、思ってしまうのである。

おそらくは「エルメス」という、ブランド大好きな方がエコバッグ云々ではなく「エルメス」という名前だけで買っているのでは?と言う気がしているのだが、そんなコトが当たり前のようにネット上で取引される様々な日本人の価値観に「幸せ」も感じるのである。
と言うのも、毎日の衣食住足りた余裕があってこその価値観だからだ。

まぁ、私には某製パンメーカーが秋になると展開する「ポイントをためてプレゼント」で貰うエコバッグのほうが、似合っていると思うし、何かにつけて便利で使い倒しているのだ。