日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ヒット商品の話題は3ヶ月が区切り?

2010-04-08 21:30:19 | ビジネス
年明けから、話題となっていたマクドナルトの「ビッグ・アメリカ(シリーズ)」だったが、その話題も3ヶ月が目途のようだ。
今日のサンケイスポーツのWEBサイトに、大型バーガー飽きた?マック3カ月ぶりマイナスという記事が掲載されていた。
一般紙ではなくスポーツ紙というのが、チョッと分らないのだが・・・一般紙にも掲載されているのかも知れないが、ユニクロのヒートテックのヒットによる今期上方修正の方が、話題になっているようだ(紹介記事は、日経新聞)。

マックの「ビッグ・アメリカ(シリーズ)」は、アメリカサイズのハンバーガーというコトで話題になり、予定販売数を早々に売り切ったという印象があった。
何よりも、マックは「メガ(サイズ)バーガー」の火付け役だ。
「ハンバーガー1個で、お腹がいっぱいになる」と話題になるだけではなく、若い男性を中心に人気を集めた。
ところが、その大型バーガー人気にも陰りが出始めたというのだ。

ただ、客単価が下がり始めた=大型バーガー人気に陰りとは一概に言えないはずなのだが、「大型バーガー」の単価が一般的なハンバーガーよりもやや高めの価格設定というコトを考えれば、そのような考えとなるのだろう。
むしろ「セットメニュー」の売上が、下がってきたのではないだろうか?という気がしないでもない。
「大型ハンバーガーは食べるが、ポテトは要らない、飲み物のサイズはMサイズ」というような、選び方をし始めているのではないだろうか?

というのも、私自身が「セットメニュー」をオーダーするコトが無いのだ。
何故なら、「自分が食べたい量」と「セットメニューの量」が、合わないからだ。
「セットメニュー」は確かに、単品で頼むよりも安価になる。
でも、セットメニューでは満足できない、人もいる。
そんな人たちが、客単価を下げているのでは?とも思うのだ。

もう一つ考えられるのは、「ハンバーガーを食べにマックに行く」のではなく、「チョッとお茶をしにマックに行く」という人が増えはじめているのでは?という気もしている。
何故なら「マックのコーヒーは、スタバのコーヒーよりも安くて美味しい」からだ。

ただ、残念ながらここ4ヶ月ほどマックに行ってはいないので、その実体までは把握しきれていないのだが・・・。