日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ファーストフードにも、日本味

2010-04-03 22:09:53 | ビジネス
昨年当たりから、モスバーガーが「日本」を打ち出した商品を販売し始めている。
現在は「日本の、肉力」だ。
元々、モスバーガーはファーストフード店としては珍しい「地産地消」というか、野菜などは契約農家から食材を調達してきた。
その延長線として、今回の「日本の、肉力」に結びついているのだろう。

そして、今度はファーストフードの雄・マクドナルドが「マックの日本の味」というタイトルで、米粉を使ったバンズのハンバーガーを販売する。
このテレビCMを見たとき、「マックも遂に『フードアクション・ニッポン・米粉倶楽部』に参加でもしているのか?」と思ってしまった。
実際には参加していないようだが、マックが米粉バンズというのは時代の流れなのか?それとも、何か事情があったのか?と、考えてしまった。

この冬マックは、「アメリカンティスト」で注目を浴び、一部ハンバーガーは売り切れとなったようだが、この春は「日本味」で勝負!というコトなのだろうか?
と言っても、この「NEWてりたまバーガー」が米粉バンズ使用という理由で「日本味」というのはわかるのだが、「NEWてりたまバーガー」以外は、以前販売され好評を博した商品の再登場であったり、一部リニューアルというモノだ。

確かに、昨年あたりから「甘しょっぱい」とか「甘辛」と言った、味付けの商品に人気が集まり始めている。
「照り焼き風味」というのは、その代表的な味付けだろう。

日本人にはやはり「日本味」が一番落ち着く・・・というコトなのだろうか?