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新党ブームで・・・

2010-04-22 21:04:37 | 徒然
新党ブームだ。
与謝野さんと平沼さんの「たちあがれ日本」に続き、首長さんたちが集まった党ができたり、大阪府知事の橋下さんが「大阪から日本を変える」ために立ち上げた。
そして「総理になって貰いたい候補1位」の舛添さんが新党を立ち上げると発表した。

「雨後の竹の子」のように、ボコボコと新党が立ち上がっている。
その背景にあるのは、国民の期待を一身に集めたはずの民主党が、国民の期待に応えられていないというコトだけではなく、野党となった自民党もパッとしない。
大阪府知事の橋下さんの「大阪維新の会」はともかく、民主党とも自民党にも期待感が無い層への受け皿となりたいというコトなのかも知れないが、どの新党も「どんなビジョンを持って、日本を創っていきたいの?」というコトが、見えてこない。

確かに「たちあがれ日本」は、高齢者に対して積極的な政策を考えているようだが(党員の皆さんが世間一般的に言われる「高齢者」ですから)、だからと言って、将来的ビジョンはどうなの?という気がする。
「高齢者が幸福と感じる日本は、国民の多くが幸福と感じる日本なのか?」と言えば、「・・・???」だと思う。
そして、今日自民党を離党し新党を立ち上げる舛添さんだが、コチラもまだまだビジョンが見えてこない。
「たちあがれ日本」にしても、舛添新党にしても「自民党ではできないから、新党を立ち上げました」というか「自民党では選挙が戦えないから」という

新党というのは、「既存の政党では、自分(たち)の政策ビジョンが実現できない」というのが、立ち上げる理由だと思うのだが、どうも・・・烏合の衆という感じにしか見えない。
これまで政策ビジョンが同じだった人たちが集まった政策集団としての新党ではなく、頭揃えの新党にしか思えないのだ。

「選挙を見据えて」というコトなのかもしれないが、それにしては自分たちのことしか考えていない新党ブームという気がしてならない。
とても生活者・選挙民のコトを考えた新党ブームだとは思えないのだ。