日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

シュタイフが作るハローキティー

2010-09-17 21:26:27 | ビジネス
ドイツの老舗・シュタイフ社と言えば、何を思い出されるだろうか?
「熊のプーさん」だろうか?
それとも、結婚式の「ウェディング・ベアー」だろうか?
中には、ルーズベルト大統領を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れない。
いずれにしても、熊のぬいぐるみ・テディーベアを思い出される方が多いのではないだろうか?

ルーズベルト大統領と「テディーベア」との関係は別にして、シュタイフ社といえば「熊のぬいぐるみ=テディーベア」という印象がある。
ところが、シュタイフ社ではイロイロなぬいぐるみを作っている。
余りにも、熊のぬいぐるみ=テディーベアが有名すぎて、他のぬいぐるみの印象が無いのは、シュタイフ社としては、痛し痒しと言うトコロかも知れない。

そのシュタイフ社が、ハローキティーのぬいぐるみを作るという。
今日のスポーニチが、ドイツ老舗シュタイフがキティのぬいぐるみ発売と言う記事を掲載している。
この記事を読んだ時、チョッとした違和感があった。

ご存知の通り「ハローキティー」はサンリオ社の人気キャラクターで、既にサンリオ社からぬいぐるみなどは発売されている。
それも、「ハローキティー」誕生以来今日まで、サンリオショップなどでは中心となる商品となっているはずだ。
それなのに、何故シュタイフ社が作るのか違和感と言うか、疑問を感じたのだ。

日本で発売している「タルガ社」のHPや、ネット検索をしてみて、何となく分ったことがある。
それは、シュタイフ社の日本販売を担当している「タルガ社」が、DSグッズやポーチなどの「ハローキティーグッズ」を製造・販売しているのだ。
「タルガ社」を通じて何らかの話があり、今回のぬいぐるみ製造・販売となったのでは?と、想像ができる。

今回の「シュタイフ社製ハローキティー」は今年の2010年にあわせ、全世界で2010体作られると言う。
内750体は日本国内で販売されるようだが、残り1260体が国外で発売されると言うことを考えると、「ハローキティー」の世界的な人気度を感じる。