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教育のスタイルが変わるかも知れない

2013-07-26 19:36:52 | ライフスタイル

今やPCを使う人の中で「クラウド」のサービスを利用していることは、当たり前の様になってきていると思う。
私自身、「クラウド」のサービスを利用している実感は無いのだが、Yahoo等のメールサービスの内容を確認すると、実は「クラウド」と言うサービスを利用している、と言うことがわかる。
そして、「クラウド」と言うサービスというかシステムは、新しいサービスを提供する様になるかも知れない。
日経新聞:ヤマハ、学校・音楽教室向けクラウド 演奏や歌を高音質で共有

ヤマハは、全国に「音楽教室」を展開している。
3,4歳の頃、「音楽教室に通った」という方も、少なく無いと思う。
ピアノなどの楽器のお稽古ごとのきっかけ作りのような、位置づけとなる場合が多いと思うのだが、それでも子どもの頃にクラシック音楽などに触れると言うのは、良い経験だと思う。

ただ、就労するお母さんが増えてくると、子どものお稽古ごとに付きそうと言うことが難しくなってくる。
そこで、この様なサービスが登場すると、お稽古ごとの場所と時間が大幅に変わってくるのではないだろうか?
もちろん「音楽教室」などでのレッスンが主だと思うが、そのレッスンのフォローとして自宅で練習をしたり、レッスンの振り返りということが自由にできる様になる。

とすれば、このようなサービスは何も「音楽教室」に限ったサービスでは無いのでは?
東日本大震災で、震災孤児や遺児となった子ども達の中には、施設で生活をしている子ども達もいるはずだ。
元々、施設で生活をしている子ども達は、震災とは関係のない子ども達もいる。
東日本大震災のような大規模災害の孤児や遺児達には、さまざまな支援が差し伸べられても、同じ施設にいる非震災孤児や遺児には手を差し伸べられていない、と言う可能性もある。
同じ施設で、同じように生活をしているのに震災の被害にあったか否かと言う点で、差別されると言うのは問題だろう。

そう考えると、この様な「クラウド」というサービスを利用した学習塾や教育プログラムが、もっと充実することが、子ども達の未来を変える機会となるかも知れない。
この春から京大が、MITやハーバード大と連携するedxという、インターネット上の教育プログラムに参加するコトを発表した。
その様な流れが、日本スタイルとして中高校生向けのプログラムとして事業化されれば、少なくとも勉強への意欲がありながら、経済的理由で断念する子ども達への大きな支援になると思う。
もちろん、一方で求められるのは無償返還型の奨学金制度だが・・・。