日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

喫煙と企業における余分なコスト

2013-07-24 20:46:09 | ライフスタイル

新聞のWEBサイトのチェックをしていたら、興味深い記事があった。
asahi.com:喫煙する社員に余計なコスト 年60万 米チーム試算

喫煙をされる方々は、20年以上前から一部非喫煙社員から「タバコを吸う人って、吸わない人よりも仕事をしていないよね」と、言われてきたことは知らないと思う。
分煙化が進んでから、この様なことを陰で言う非喫煙社員は多くなっていた。
理由は「チョッとタバコ」と言って、喫煙室に行ってから最低5分は席を離れ、その間に取引先から連絡があっても、なかなか連絡が付かないというコトが多かったからだ。
今では、携帯電話が主流となっているので、喫煙室にいても携帯電話で、仕事の話をするという喫煙者は多いと思う。

喫煙室にいる場合はまだ良いほう。
一番困るのは、「タバコ・・・」と言って、席を離れて10分以上何処かへ雲隠れされることだ。
雲隠れされてしまうと、一時的に「捜索状態」となってしまうことがあるからだ。
もちろん、タバコを吸っているだけならものの2,3分程度だろう。
「タバコ・・・」と言って席を離れている間、何をしているのか?と言うと、タバコを吸いながらコーヒーを飲みながら、一服・・・と言うのは、まだまだ可愛らしい方。
先日、あるオフィスビルの前を歩いていたら、タバコを吸いながらスマホのゲームをしているサラリーマンの姿を見かけた。
ご本人は「チョッと息抜き」というつもりなのだろうが、その人が「息抜き」をしている間、普通に仕事をしている同僚・後輩達がいる。
もちろん、上司だって仕事をしているはずだ。
厳しい言い方かも知れないが、端から見ると「仕事をさぼっている」様に見える。

仕事中の気分転換の息抜きは、大切だと思う。
ただ、「タバコ」を理由に、度々「気分転換の息抜き」をされると周囲が迷惑なのだ。
そんな意識が無いまま「チョッと、タバコ・・・」と言って喫煙室に行かれると、上述したような陰口のようなことを言われるのだ。

それにしても、一人当たり月5万、年間60万分の休憩というのは、多すぎるのではないだろうか?
この様なデータが発表されると、「喫煙者は、企業にとって負担の多い社員」と言う見方をされる様になるかも知れない。
それだけではなく、企業の健康保険組合にかかる負担が増えてきていることを考えると、喫煙そのものが、生活習慣病や癌の罹患リスクなので、より厳しい見方をされる可能性もある。

喫煙者にとっては、ますます風当たりが強くなりそうなデータだ。