日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

GWはお出かけをせず、「おうちグルメ」を楽しもう!

2020-04-20 14:15:51 | ビジネス

「新型コロナウイルス」による「不急不要な外出自粛」は、GWまでとなっている。
とはいうものの、既に「外出自粛」で、出かけたくなっている人もいるだろう。
「自粛」はあくまでも「お願い」なので、「少しくらい息抜きで出かけても・・・」という気分になる方の気持ちも分からない訳ではないが、やはりこれ以上感染拡大となれば、今以上の「行動規制」がされることになるだろうし、学校再開なども遅れる可能性は高い。
そうなれば、ますます「生活がしにくくなる」ということだけは、心にとどめておくべきだろう。

常々思っているのだが、日本人は「長期の休み」はどこかに出かけなくてはいけない!という、固定観念のようなモノに縛られているようなきがするときがある。
「故郷に帰り、孫の元気な姿を親に見せたい」という、気持ちで帰省される方もいらっしゃるだろうが、単に「長期の休みだから、家族旅行に行くのが当たり前」だと思っている方のほうが多いのでは?
「家に閉じこもっていると、家事や子供の世話をするのが大変」ということもあるとは思うのだが、「長期の休み(といっても1週間程度)は、出かけるのが当然」という刷り込みが、されているような気がする時がある。

「自粛」で「お出かけができない」のなら、「おうちグルメ」を楽しむという方法がある。
以前拙ブログでも紹介しているが、今回の「自粛」により多くの飲食店や百貨店が休業することになった。
そのため、生産者の人たちは出荷先が無くなったり、取引先が倒産したりと大変な思いをしている。
そのような生産者をサポートしよう!とするサイトが、ネット上にいくつも立ち上がっている。
札幌商工会議所の「新型コロナ」経済対策掲示板『緊急在庫処分SOS』
他にもFacebookでは「コロナ支援・訳アリ商品情報 ご縁結び救済」
食べチョク」というECサイトもある。

上記のようなサイトを家族で見ながら、「アレがいいね。これが美味しそう」等と話すことも、家族団らんの楽しみになるだろうし、購入した商品が届き箱を開けた時の楽しみ、食べた時の美味しさ・・・このような、一つ一つが「自粛」という時だからこそ、家族で楽しめる機会なのではないだろうか?
尚且つ、「食品ロス」を減らし、「新型コロナウイルス」で大変な思いをしている生産者をサポートすることができる。
これは近江商人の言う「三方良し」の考え方の近いと思うのだ。

発想を変え、視点を少しズラすだけで、GWの楽しみ方も変わってくるのではないだろうか?