■ニホンオオカミ
大神とオオカミと農耕神と日本の歴史について。
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わんだふるぷりきゅあ!から、オオカミに関する誤解を招く表現があるのだなあ、と思いまして伏見稲荷大社の話題とともに論理展開を進めてきましたが、しかしニホンオオカミが絶滅した事は事実です、時折目撃情報が出てきますが、確認されたのは1908年まで。
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ニホンオオカミ、その絶滅は急速だったようですが、その背景には日本国内の明治維新後におけるある変化がある、ジステンパーの大流行です。ニホンオオカミは、明治維新後に猟犬として洋犬が日本に入る様になりますと、文明開化はジステンパーも開花させて。
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ジステンパーは南米から欧州に入ったウィルスです、ウィルス感染症であるジステンパーまで明治維新と共に入って来るようになりまして。パラミクソウイルス科の、つまりありふれた風邪の一種ではあるがリンパ系組織を壊死させ致死率は90%、エボラ並み。
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天然痘を南米に持ち込んで大殺戮を行った欧州の国々はジステンバーにより最良の相棒を大殺戮されるしっぺ返しを食う。人類は学ばず、ラキ火山が1783年に大噴火すると食糧不足の欧州はインドから餓死者が出るほど小麦を徴発、同時にコレラを持ち帰ってしまう。
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コレラは安政のコロリ、といわれて開国した後の日本で猛威を振るいます、文久のコロリでは江戸だけで7万から23万、数字が揺れているのは風疹大流行と重なった為ですが、関東大震災や3月10日東京大空襲よりも多くの人々が亡くなっている歴史があります。
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獣たちよ!闇をまとって吼えなさい!!、とザクロさんは作中で仰っていますが、結局、開国シテクダサイヨー、みんな なかよし!わんだふる〜!、と無理に交流を進めてしまいますとこういうことが起こるという事ですね。ジステンパーはほんとうにとどめとなった。
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北海道では、明治以降開拓が進みますと火山性地形での無理な開拓により農耕馬や農耕牛と、始まった酪農を筆頭に牧畜がおこなわれ、オオカミによる被害がでてしまったため、組織的な駆除が行われました、けれども北海道のオオカミはエゾオオカミとなっている。
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ニホンオオカミについて残念なのは、上野動物園でも一時期飼育されていましたが、数多く生息している動物という扱いであったため、まさか数年後に絶滅するとはだれも思わず研究が十分行われず、また多くの大学の学術資料は東京大空襲などでうしなわれている。
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では、ニホンオオカミは本当に絶滅したのか、という視座ですが、ニホンオオカミとヤマイヌを文化的に同一視していた地域が多く、マタギやアイヌ集落では猟犬を強化する為に意図的にニホンオオカミと交配させたという歴史があり、混血してしまっている実情が。
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純血、というものにこだわるならばニホンオオカミは絶滅しているのかもしれませんが、まったく純血の神武天皇時代から混血していない日本人が存在しないように、ニホンオオカミも、雑種、として混血してしまったことが、逆に遺伝子を紡いでいるともいえます。
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ザクロさん、ただ、注意しなければならないのは、パピヨン犬の犬飼こむぎとの触れあいです。日本人はニホンオオカミを駆逐していなかったとしても、パピヨン犬筆頭に洋犬の持ち込んだジステンパーは、ね。パピヨン犬はスパニエルから15世紀に文化したもの。
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猫屋敷ユキ、もう一つ注意したいのは農耕の守り神として活躍した場をオオカミから奪ったのはエジプト文明の時代に突如人類の前に出現したネコということ。ザクロさんは被曝国を襲った1954年のゴジラのように、戦う相手を間違えているのかも、しれませんね。。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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大神とオオカミと農耕神と日本の歴史について。
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わんだふるぷりきゅあ!から、オオカミに関する誤解を招く表現があるのだなあ、と思いまして伏見稲荷大社の話題とともに論理展開を進めてきましたが、しかしニホンオオカミが絶滅した事は事実です、時折目撃情報が出てきますが、確認されたのは1908年まで。
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ニホンオオカミ、その絶滅は急速だったようですが、その背景には日本国内の明治維新後におけるある変化がある、ジステンパーの大流行です。ニホンオオカミは、明治維新後に猟犬として洋犬が日本に入る様になりますと、文明開化はジステンパーも開花させて。
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ジステンパーは南米から欧州に入ったウィルスです、ウィルス感染症であるジステンパーまで明治維新と共に入って来るようになりまして。パラミクソウイルス科の、つまりありふれた風邪の一種ではあるがリンパ系組織を壊死させ致死率は90%、エボラ並み。
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コレラは安政のコロリ、といわれて開国した後の日本で猛威を振るいます、文久のコロリでは江戸だけで7万から23万、数字が揺れているのは風疹大流行と重なった為ですが、関東大震災や3月10日東京大空襲よりも多くの人々が亡くなっている歴史があります。
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獣たちよ!闇をまとって吼えなさい!!、とザクロさんは作中で仰っていますが、結局、開国シテクダサイヨー、みんな なかよし!わんだふる〜!、と無理に交流を進めてしまいますとこういうことが起こるという事ですね。ジステンパーはほんとうにとどめとなった。
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北海道では、明治以降開拓が進みますと火山性地形での無理な開拓により農耕馬や農耕牛と、始まった酪農を筆頭に牧畜がおこなわれ、オオカミによる被害がでてしまったため、組織的な駆除が行われました、けれども北海道のオオカミはエゾオオカミとなっている。
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ニホンオオカミについて残念なのは、上野動物園でも一時期飼育されていましたが、数多く生息している動物という扱いであったため、まさか数年後に絶滅するとはだれも思わず研究が十分行われず、また多くの大学の学術資料は東京大空襲などでうしなわれている。
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では、ニホンオオカミは本当に絶滅したのか、という視座ですが、ニホンオオカミとヤマイヌを文化的に同一視していた地域が多く、マタギやアイヌ集落では猟犬を強化する為に意図的にニホンオオカミと交配させたという歴史があり、混血してしまっている実情が。
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純血、というものにこだわるならばニホンオオカミは絶滅しているのかもしれませんが、まったく純血の神武天皇時代から混血していない日本人が存在しないように、ニホンオオカミも、雑種、として混血してしまったことが、逆に遺伝子を紡いでいるともいえます。
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ザクロさん、ただ、注意しなければならないのは、パピヨン犬の犬飼こむぎとの触れあいです。日本人はニホンオオカミを駆逐していなかったとしても、パピヨン犬筆頭に洋犬の持ち込んだジステンパーは、ね。パピヨン犬はスパニエルから15世紀に文化したもの。
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猫屋敷ユキ、もう一つ注意したいのは農耕の守り神として活躍した場をオオカミから奪ったのはエジプト文明の時代に突如人類の前に出現したネコということ。ザクロさんは被曝国を襲った1954年のゴジラのように、戦う相手を間違えているのかも、しれませんね。。
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