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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

陸上自衛隊駐屯地祭 機会瞬間油断大敵!

2006-12-29 11:10:57 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■一瞬のチャンスを撮影しよう!

 陸上自衛隊の駐屯地祭であるが、観閲行進と訓練展示が最大の見せ場である。勇壮な車列や空包が火焔を巻き上げる瞬間はまさに華であるが、それ以外にも一瞬のチャンスで、駐屯地祭ならではの写真が撮影可能である。今回は昨日に引き続き、駐屯地祭撮影方法特集を実施したい。

Img_0481_1  伊丹駐屯地祭では、ここ2年間、装備品展示のスペースが大きく縮減され、軽装甲機動車や高機動車などが数量展示されるに留まっていたが、車両が溢れたモータープールの一部を俯瞰することが出来る。それを見た後、一行が帰ろうとしたとき、戦車の体験搭乗がまだ行われていた、体験搭乗が様々な角度から撮影できることが判り、カメラを構えた、体験搭乗というか、タンクデサント(戦車跨乗)のような写真であるが、4輌の74式戦車を一枚に収めることが出来た。

Img_8407  写真は春日井駐屯地、豊川から支援に展開したFH-70榴弾砲がいままさに春日井駐屯地に入ろうとしているところをシャトルバスより撮影。逆光であり、牽引している車輌が前の自動車の陰に隠れてしまっているが、公道を走る様子が写されている。偶然シャトルバスの助手席部分に乗っていた為、カメラを構え撮影することができた。この前後の時間であれば軽装甲機動車なども駐屯地に入るところが撮影できたかもしれない。

Img_7816_1  霞目飛行場の東北方面隊記念行事においてシャトルバスより撮影、第六戦車大隊の74式戦車が一個中隊並んでいる。これには少し驚いた、実は仙台駅からのシャトルバスは此処を通らず、遠く滑走路向こう側のエプロン地区に直行する。したがって、そこからは見えずこれを見るには仙台駐屯地からのシャトルバスか、地元住民しか見ることが出来ない。急ぎカメラを取り出し撮影したのでピンボケであるが、あのロバートキャパもピンボケはあったのでお許し願いたい。

Img_2285_1  大津駐屯地における陸曹教育隊の移動、これ、実は観閲行進ではない、式典開始に向けての移動である。Shin氏、けーと氏とともに展開した大津駐屯地祭であるが、Shin氏は観閲台左手の一般観覧席で、小生一行は昨日掲載した写真の位置の木立の下にいた。そこで日差しが強いShin氏位置へ飲料水など補給物資を輸送する途上、いきなり出くわした行進である。望遠レンズ用カメラは、けーと氏のところに置いて来ていたので、仕方ない、肩に掛けていたカメラを構え急ぎ撮影した。

Img_2278_1  共通教育中隊の写真、上の写真では88式鉄帽と89式小銃を携行しているが、前期教育中の共通教育中隊では旧式の66式鉄帽と64式小銃を携帯している。特にこの鉄帽は予備自衛官の部隊などでしか見れなくなってきている、今の内に撮っておくべきだろう。ところで、Shin氏は小生とけーと氏のような木立ではなく、直射日光の真下にいた為、日焼けが凄いことに、ううむ、五月の大津、その日差しは侮りがたし・・・。閑話休題、駐屯地祭では、如何なるときもカメラを手放してはいけない好例といえよう。

Img_2366_1_1  大津駐屯地祭における訓練展示の最中、琵琶湖から普通科隊員を満載した高機動車が上陸する瞬間。これ、式典会場とは全く異なる場所からの増援であるから、殆どの人は会場に高機動車が進入するまで気付かなかったようで、小生は、一瞬の判断でカメラを後ろに向け、写真を撮影した。渡河器材の上に高機動車が載せられている状況は、演習場以外では災害派遣の訓練などでしか見れないもので、貴重な瞬間である。

Img_2437  今津駐屯地祭における写真、お手洗いに行く途上、C.ジョニー氏が発見した60式装甲車。退役したものだろうか、慌てて持っていた300㍉望遠を向け撮影。73式装甲車に置き換わったようだが、確か428輌ほど生産されたのだろうか、60式装甲車はもう殆ど残っていない装備である。式典終了後、改めて撮影しようと向かうと、先行していたジョニー氏がこちらを振り向き苦笑いしながら「残念なお知らせがあります・・・」と、なんと訓練展示に参加したFH-70がこの前に置かれ、撮れない状況になっていたのだ、つまり、この時撮っておいてよかった、と。

Img_9220  守山駐屯地における写真、師団創設記念行事であることから隷下の部隊が参加しており、この部隊が駐屯地へ帰る為に駐屯地を出たところを撮影、昨年、FH-70が豊川へ帰るところを撮影できた為、今年も密かに期待していたが、今年は軽装甲機動車や高機動車の撮影が出来た、あたかも防衛出動に際して出動する部隊の如く続々と出てくる様子が新鮮だ。写真は第49普通科連隊、豊川から展開した部隊である。

Img_9239  久居から展開した第33普通科連隊の軽装甲機動車、名古屋は渋滞が多いというが、装甲車の渋滞は珍しいに違いない。この他82式指揮通信車や各種トラックもこのときに出ていた。79式対舟艇対戦車誘導弾などはそのまま抜き身で出たのか、トラックに積んだのかは判らなかったのが残念であった。更に金沢からの第14普通科連隊の車輌も続き出ていたので、この時間帯は一斉に帰投する時間帯だったのだろうか、ちなみに74式戦車などは交通の関係から夜になり輸送されていると聞く。偶然に出くわしたものであるが、要するに駐屯地祭を撮影する際には一瞬も気合を抜いてはいけない、撮影機会は一瞬、油断は禁物である。

Img_9307  この後、近傍にある名鉄瀬戸線、本線から独立しており独自の車輌体系を有することから名鉄のガラパゴス諸島といわれている路線だが、ここを撮影に行った際に、矢田川でFUNDOSHI一本でオッサンがデジカメ一人撮影会を開いている姿を発見してしまった、何に使うのか、何故F一本なのか、全く判らないがこれが関係者の間で、矢田川F事案として語られている。もう嫌やわァ、小牧守山と併せ撮影した後、最後にソンなのに出くわすとは・・・。写真下のほうに着替えているオッサンが写りこんでしまっている(こんなの載せたら読者が減るかな!?)。

Img_9330  気を取り直して6750形、名古屋の中心部である栄町から尾張瀬戸までを結ぶ名鉄瀬戸線は、6700形や6300形などの独自の車輌体系を有しいるが、近年は本線から6000形という外来種が入り、更に新しい車輌計画によりその生態系は危機に曝されているという。順光で良好な撮影環境であった。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どもです。今年一年基地/駐屯地祭めぐりお疲れ様で... (ちゃりんこジョニー)
2006-12-29 19:45:26
どもです。今年一年基地/駐屯地祭めぐりお疲れ様でした。

> 要するに駐屯地祭を撮影する際には一瞬も気合を抜いてはいけない
…そうそう、校長先生がよく言ってました。「家に帰るまでが駐屯地祭ですよ」(言って無いって!)
返信する
ジョニー 様 どうもです (はるな)
2006-12-30 11:15:03
ジョニー 様 どうもです
 遂に北大路機関でもF事案限定解禁です!、これで読者減るかな?とおもいきや昨日のアクセス数は一気に327!、FUNDOSHI人気?
>今年一年基地/駐屯地祭めぐりお疲れ様でした。
 こちらこそお世話になりました。来年は久居とか、大久保(特に来年は五十周年)というような行ったことのない所に行ってみたいですね。
>校長先生がよく言ってました。「家に帰るまでが駐屯地祭ですよ」
 多分富士学“校長”ならば言うやも!?
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