■賀茂競馬
2011年や2016年以来の身動きが出来なかった五月のしかしそのはじまりの頃の神事を拝観しました話題です。
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賀茂競馬、競馬と書いてケイバと読まず、かもくらべうま、こう読む神事があります。ただ、馬の競いというかたちはどうあれ神事というものではわが国でも屈指の歴史の長さを誇る神事ということもありまして、一つ賑わいを見てみよう、と歩み進めまして。
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祭事の撮影、所謂ゴールデンウィークは様々な神事行事が並ぶというのが京都でして、この日ばかりは心静かに過ごすかいっそ岩国フレンドシップデイでF-35戦闘機でも眺めるか、ともうまようところなのですが今年は色々時間の過ごし方を考えてみました。
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自由、というと様々な受け止め方があるのは知っていますが、わたしの場合は特に休日の散策は、あてどもなくというと放浪とか徘徊になってしまいますので徘徊よりも俳諧に留めまして、しかし日程を自分でがんじがらめにして縛ることだけは避けたい。
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撮影位置とか撮影機材とか、それも自衛隊行事ならば、航空祭には超望遠を想定して駐屯地祭では機動力を考えた身軽さ、と自分で器材を考えるのですけれど、京都散歩、という際にはもうその日の気分で今日は軽く、とか望遠を携行するか、を考えます。
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オーバーツーリズム、しかしこの今では日常的な、日常への浸食というならばCOVID-19よりも影響度が大きくなっているのかなあ、という言葉が、なんといいますか、この京都散歩という京都の街並みを歩く中に、無視できないような影響を及ぼしている。
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むかしはもっと自由に撮れましたよ、ねえ。こう声をかけられましたのは一つ撮影しまして、さてピントの度合いはいかがなものか、とカメラのデータを確認している際に老紳士の、しかしCANONの一眼レフを使っていました、方に声掛けされまして。
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一眼レフ、そうミラーレスがどんどん増える中において、電子画像ではなく光学画像に光学機器の精緻というべき望遠レンズを構えて撮るという方にはそれなりのこだわりと、そして銀塩時代から撮っているならではの慎重さと新技術を知っている世代だ。
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茂みの中から撮影に適した位置を探す、というのは恰も舞鶴基地の撮影が難しい位置に接岸している護衛艦を撮影しているようで、確かに前はもう少しわきのあたりや、そもそもこうした線引きなどは無かったものですから、隔靴掻痒といえばそうですね。
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自由に撮れた、といいますと、そう、天幕で神事を覆い隠すのは分かるのですが、覆い隠すとともに有料拝観席が準備されていまして、その有料拝観席の場所が悪いとともに、しかしそれでも仕方ないかと拝観席受付へ誘導されて歩み進めたのですけれど。
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有料拝観席は、満席の設定は早くて、誘導された先にはもう拝観受付は終了しているという一言でした。こんなものは無線で事前連絡することですぐに情報共有できるでしょうに、受け付けられない受付へどんどんと誘導されているため、混乱が生じていた。と。
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撮影位置から考えますと、有料拝観席はもう少し収容力を考えて欲しい、神事ですから美しく撮影する事は想定していないのかもしれませんが、神馬さんが走り出す基点ちかくのみに拝観席が設定されていまして、加速する前に拝観席の視界から去ってしまうのです。
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神社のご神体は北方の山なのですから、その北側にもう少し拝観席を設定してくれましたならば、勇壮な、走っているという神馬の神事という様子を撮影できるのですけれども、出発して加速する前しか見られない位置ではなあ、と少し嘆息してしまうのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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2011年や2016年以来の身動きが出来なかった五月のしかしそのはじまりの頃の神事を拝観しました話題です。
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賀茂競馬、競馬と書いてケイバと読まず、かもくらべうま、こう読む神事があります。ただ、馬の競いというかたちはどうあれ神事というものではわが国でも屈指の歴史の長さを誇る神事ということもありまして、一つ賑わいを見てみよう、と歩み進めまして。
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祭事の撮影、所謂ゴールデンウィークは様々な神事行事が並ぶというのが京都でして、この日ばかりは心静かに過ごすかいっそ岩国フレンドシップデイでF-35戦闘機でも眺めるか、ともうまようところなのですが今年は色々時間の過ごし方を考えてみました。
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自由、というと様々な受け止め方があるのは知っていますが、わたしの場合は特に休日の散策は、あてどもなくというと放浪とか徘徊になってしまいますので徘徊よりも俳諧に留めまして、しかし日程を自分でがんじがらめにして縛ることだけは避けたい。
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撮影位置とか撮影機材とか、それも自衛隊行事ならば、航空祭には超望遠を想定して駐屯地祭では機動力を考えた身軽さ、と自分で器材を考えるのですけれど、京都散歩、という際にはもうその日の気分で今日は軽く、とか望遠を携行するか、を考えます。
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オーバーツーリズム、しかしこの今では日常的な、日常への浸食というならばCOVID-19よりも影響度が大きくなっているのかなあ、という言葉が、なんといいますか、この京都散歩という京都の街並みを歩く中に、無視できないような影響を及ぼしている。
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むかしはもっと自由に撮れましたよ、ねえ。こう声をかけられましたのは一つ撮影しまして、さてピントの度合いはいかがなものか、とカメラのデータを確認している際に老紳士の、しかしCANONの一眼レフを使っていました、方に声掛けされまして。
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一眼レフ、そうミラーレスがどんどん増える中において、電子画像ではなく光学画像に光学機器の精緻というべき望遠レンズを構えて撮るという方にはそれなりのこだわりと、そして銀塩時代から撮っているならではの慎重さと新技術を知っている世代だ。
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茂みの中から撮影に適した位置を探す、というのは恰も舞鶴基地の撮影が難しい位置に接岸している護衛艦を撮影しているようで、確かに前はもう少しわきのあたりや、そもそもこうした線引きなどは無かったものですから、隔靴掻痒といえばそうですね。
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自由に撮れた、といいますと、そう、天幕で神事を覆い隠すのは分かるのですが、覆い隠すとともに有料拝観席が準備されていまして、その有料拝観席の場所が悪いとともに、しかしそれでも仕方ないかと拝観席受付へ誘導されて歩み進めたのですけれど。
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有料拝観席は、満席の設定は早くて、誘導された先にはもう拝観受付は終了しているという一言でした。こんなものは無線で事前連絡することですぐに情報共有できるでしょうに、受け付けられない受付へどんどんと誘導されているため、混乱が生じていた。と。
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撮影位置から考えますと、有料拝観席はもう少し収容力を考えて欲しい、神事ですから美しく撮影する事は想定していないのかもしれませんが、神馬さんが走り出す基点ちかくのみに拝観席が設定されていまして、加速する前に拝観席の視界から去ってしまうのです。
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神社のご神体は北方の山なのですから、その北側にもう少し拝観席を設定してくれましたならば、勇壮な、走っているという神馬の神事という様子を撮影できるのですけれども、出発して加速する前しか見られない位置ではなあ、と少し嘆息してしまうのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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