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ウクライナ情勢-アウディイフカ撤退状況と払底する地対空ミサイルとロシア空軍跳梁,次のロシア軍攻撃正面

2024-02-20 07:00:48 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 次は欧州でもその次は北海道という懸念から現状のようになりますと廃棄している90式戦車をそのまま解体せず供与してはどうかと考えるのです。

 ウクライナ軍のアウディイフカ撤退概況について、ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告2月17日付発表ではロシア側発表とウクライナ側発表の乖離を指摘しています。ロシア側はウクライナ軍をアウディイフカで包囲しウクライナ軍を壊走させ大きな打撃を加えたとしていますが、ウクライナ軍は撤退に成功したと主張し双方に食い違い。

 ロシア軍のアウディイフカ攻撃はウクライナ軍タヴリスク部隊の戦果発表としてロシア軍の人員2万0018名と戦車199両及び装甲戦闘車量481両を1月1日から2月15日までの戦闘において喪失させたとする一方、部隊司令官のタルナフスキー准将は、ウクライナ軍はロシア軍の包囲から逃れたものの何名かの捕虜が出たと損失を認めました。
■防空能力の低下
 日本のペトリオットをアメリカの戦時備蓄用に供与し逆に余剰となるアメリカのペトリオットをウクライナへ供与する施策は間に合うのか。

 防空能力の低下、ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告2月17日付発表で特筆しているのは、ロシア空軍がアウディイフカ周辺において一時的に制空権、絶対航空優勢を確保したことで近接航空支援を提供できたとしています。これはウクライナへ欧米諸国などが供与する防空火器の提供停滞がウクライナ軍防空砲兵火力を低下させた点だ。

 ロシア空軍はアウディイフカ攻撃に際して複数のSu-34戦闘爆撃機など戦闘機を喪失していますが、一方でウクライナ軍の地対空ミサイル備蓄が三月にも枯渇すると危惧されているように、防空砲兵火力が徐々に緩慢となり、アウディイフカではロシア軍は空からの攻撃を強化、これも戦況に響いておりほかの方面でも同様の状況がありえるとのこと。
■アウディイフカ以外
 次は何処がロシア軍に攻撃されるのか。

 ロシア軍アウディイフカ以外での進出状況について。ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告2月17日付発表では、ロシア軍はバフムト北西部でわずかに前進したとしていますが、これら東部戦線とは別に南部戦線での動きが指摘されています。ロシア軍はザポリージャ州において攻撃を再興しており、ロボティネに進出の動きがある。

 ロボティネは2023年ウクライナ軍夏季反攻においてほぼ唯一といえる奪還が実現した村落ですが、ISWによればロボティネ南部のウクライナ軍陣地がロシア軍に再占領されたことを確認したとしています。一方、東部戦線ではクピャンスク周辺でロシア軍がローテーションを開始したとウクライナ軍報道官が発言、攻撃準備の兆候といえます。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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