もともと雑誌が大好きだけど
このコロナで 拍車がかかった。
婦人画報・和楽・家庭画報・アンアン・エクラ・プレシャス。
グラビアの写真が美しい雑誌を 次々と眺めて
まるで旅しているよう。
最近、快挙を成し遂げた小林圭さんの 美的感覚優れたお料理。
「フランス版ミシュランガイド2020」で
日本人として初めて三ツ星を獲得した「レストラン・ケイ」の
オーナーシェフ。
美しい写真を見ているだけで 心豊かになる。
裏千家淡交会から毎月届く 小冊子「淡交タイムス」、
千玄室大宗匠のエッセイに いつも心打たれる。
今月は 中国の漢詩が紹介されていた。
年年歳歳 花相似たり
歳歳年年 人同じからず
花は毎年同じように咲くが 人はそうではない。
今年花見をできた人が 来年も花見できるとは限らない。
花が咲いて散るがごとく
人間も世を去っていくことが 輪廻である。
言を寄す 全盛の紅顔の子
まさに憐れむべし 半死の白頭翁
若く美しい君たちに言っておく、若いというが
すぐに年老い、黒い髪も白くなってしまうよ。
ほんとにその通り。いつまでも若いと思っていたけど
歳月の速さは驚くべきもの。
あっという間に 年波が寄ってしまう。
しかも、これだけは 若いころにはわからない。
いつの時代も 繰り返し年長者が言ってくれるのだけど。