宮口幸治著「ケーキの切れない非行少年たち」読み終えた。
著者の宮口氏は、児童精神科医として
医療少年院に勤務された経験から、
この本を書かれた。
今、話題の著作であり、
更生保護にも深く関わるテーマだったので読んでみた。
刑務所や少年院に入っている人については、
医療や福祉にも すごく関わりがある。
最終章、「犯罪者を納税者に」というところは
考えさせられることしきり。
受刑者を一人養うのに、施設運営費や人件費を含め、
年間約300万円かかるという試算があるそうだ。
もしその受刑者が 一人でも健全な納税者になれば
大きな経済効果がある。
年間100万円ほど 何らかの形で税金を納めているので
およそ400万円の経済効果。
そのために、「困っている子供」・・・
勉強がわからない・集中力がない・認知機能が低いetc。
(小学校2年生くらいでサインを出している)
を見つけ、救う。
将来、非行少年になり 犯罪者になってしまうのを
早期発見と支援で、防ぐ。
医療や福祉も 深く関わってくる。
宮口氏は「コグトレ研究会」を主宰され、
子供達や 学校の先生の支援を活発にされている。
学校の教育現場にも 広まってほしい。
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