事例紹介コラムです。
先日、J's GOALを観ていたら、「東北復興支援 ドキュメンタリー映画「MARCH」についてお知らせ」というタイトルの、愛媛さんのニュースを目にしました。やっぱ、プレーオフに出るようなチームは違うなと思いました。以下、抜粋して紹介。
【東北復興支援 ドキュメンタリー映画「MARCH」の製作のために皆さまお力をお貸しください】
「大震災から、もうすぐ5年。 あなたの支援が、復興への種まきになります」この映画は被災地福島県南相馬市と愛媛のきずなを通して今尚続く震災を考える東北震災復興支援映画。皆様の支援で製作。
・名称:
ドキュメンタリー映画「MARCH」 東北復興支援 in 愛媛
・後援:
松山市、愛媛新聞社、南海放送、愛媛文化協会、愛媛FC、太陽石油㈱、松山大学、済美平成中東教育学校
・企画趣旨:
①震災から5年を迎えるにあたり、関心が薄れる中、福島の大変なところ、復興しているところ、がんばっている人、
“今”の福島を、日本のみならず世界に発信したい。そのために海外映画祭への出品も予定していま
②復興支援映画のため非営利としますが、利益が出た場合には、Seeds+の活動資金として支援します
③震災から3年経った2014年、15年の2年に渡り愛媛FCがSeeds+を招待し、音楽とサッカーで繋がった
愛媛と福島の絆を通して、“今”だからできる復興支援の在り方を伝えたい
④記録映像として確固たるものにするため、ありのままを伝えるため、監督はサッカードキュメンタリー映画の
第一人者中村和彦氏に依頼。台本もない、役者もいないドキュメンタリーにこだわりました
⑤ひとりでも多くの方に観ていただくために長編ではなく短編ドキュメンタリー映画にし、学校の授業や復興のイベントなど
様々な場所で上映されることを期待しています
・上映方法:
①学校や職場、自治体での上映を予定
②世界の映画祭に出品して「福島の現状」「日本の音楽文化、サッカー」を映画を通して発信する
③世界中で行われる東日本大震災の追悼(復興)イベントでの上映会を予定
2011年より、被災地の現状を伝える報告会を200回以上開催(内、海外で100回以上)の実績あり
④2017年以降のヨコハマ・フットボール映画祭での上映を予定
2011年より毎年開催されているサッカーを題材にした作品だけを上映する映画祭で
2015年よりジャパンツアーとし全国10都市(札幌、仙台、千葉、横浜、新潟、松本、大阪、神戸、愛媛、福岡)で開催
ジャパンツアーはのべ3000人以上の動員があり、来年のフットボール映画祭ジャパンツアーで、この映画の上映を依頼
・支援・協賛金募集(コメント):
震災からまもなく5年が経ち、被災地がメディアに露出する機会が減ってきています。
世界では福島は危険だと言われている現状がありますが、原発推進でも反原発の映画でもありません。
この映画ではありのままを伝え、再び被災地への関心に繋がってほしいと考えております。
愛媛のチカラで、草の根で、福島のドキュメンタリー映画を制作したい
この映画を通して被災地支援になります。
直接的な支援ではなく、映画を作って、いろんなところで上映されることで福島の状況を伝えることができます。
多くのメディアの方に関心を持ってもらい、発信されることを望みます。
大きなスポンサーではなく様々な方に協力していただけるように協賛を募り、関心の輪を広げていきたいです。
・協賛の種類:
【個人】Seeds+映画制作協賛 3,000円コース、5,000円コース、10,000円コース、15,000円コース
特典:試写会招待2名+Seedsからサンクスレターが基本で、金額によってHPや配布物、映画のエンド・ロールに名前を掲載
【法人】Seeds+映画制作協賛 10,000円コース、30,000円コース、50,000円コース
特典:試写会招待5名+Seedsからサンクスレターが基本で、金額によってHPや配布物、映画のエンド・ロールに名前を掲載
・Seeds+とは
東日本大震災の被災地である福島県南相馬市で活動しており、震災前は原町第一小学校マーチングバンドとして全国大会の常連校。震災が起こり、福島第一原発の事故で自分たちの住む地域が緊急避難準備区域となってしまい、メンバーの半数が県外へ避難し、活動を中断せざるをえない状況に。仲間と一緒にマーチングを続けたいという子ども達の強い思いに、指導者や保護者が活動再開のために楽器を集めて、避難している各地域で練習ができる体制を構築。月に1,2度しか全体練習が行えないような状況の中2012年1月末には、地域コンテストをみごと勝ち抜き再び全国大会に出場。
原町第一小学校の生徒数激減もあり、中学生でもマーチングができる環境を作りたい思いから、 名前をSeeds+と改め、今も南相馬市で活動中。Seeds+のメンバーを、2014年に引き続き、2015年8月1日開催のJ2の愛媛対C大阪の試合へ愛媛の方々から招待され、試合前に演奏を披露。この素敵な取り組みをもっとたくさんの人に知って頂くと同時に、震災から5年を迎えようとする福島の現状、J2愛媛を通したサッカーの魅力、そしてSeeds+の素晴らしい演奏を世界に発信したいと考えたから。
昨年8月のJ2の試合では、公式戦にも関わらず、愛媛さんとセレッソさんのサポーターが、ともに南相馬を応援するコールがあったそうです。TV番組では公共性が強く、自由に上映できない場合があり、映画なら誰でもが上映会を開催でき、世界の映画祭にも出品できるという理由があったそうです。短編ドキュメンタリーなので見る人の負担も少なく、授業や復興イベント等でも上映しやすく、当時を語る上で貴重な記録映像として後世に残すことができるからとか。
今回の愛媛さんの事例は選手による活動ではありませんが、個人的にはプレーオフなり、自動昇格なりJ2からJ1に上がろうかというクラブ(企業チームは微妙ですが)はどこも、愛媛さんのように社会貢献度が高いと思っています。出前教室で地域を回っているとか、たまに選手が何か貢献活動を行うというレベルではありません。本当に「選手による地域・社会貢献活動」をたくさんやっていると思います。山雅さんしかり、徳島さん、山形さん、湘南さん、福岡さんとどこも本当にしっかりやっておられます。
地域の宝として、しっかり選手を社会に派遣する公共財として地域とファン・サポーターに認められているからこそ、最終的には上の方に向かって行けるのではないでしょうか。もし、わしらだけでやってればええんじゃという価値観でやっていれば、最終的にはダメな結果になると思います。当ブログでは「J1昇格(お試し昇格とは違います)したければ、選手等による地域・社会貢献活動をすべき」と、これからも当ブログは言い続けます。もし、現場の手が足りないからできないと口にするのであれば、どんどん追い抜かれていくのではと。そういう面では愛媛さんは素晴らしいと思います。
Seeds+公式HP:http://seedsplus.main.jp/
Seeds+公式FBページ:https://www.facebook.com/seedsplusmovie/
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=103565
J2愛媛関連⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151015
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150122
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140703
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140319
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131110
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130522
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051112
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920