J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

新潟・スポーツの理想郷へ14

2016-02-27 00:01:20 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 当ブログでは、新潟さんに対して、今でもJリーグの地方クラブとしての優等生クラブだと敬愛しています。違うクラブチームではありますが、今年の秋から新たに開幕するBリーグに参戦し、また独立リーグのBCリーグにも同じアルビレックスというチームが戦っているのはまさにスポーツ文化。その中心にあるのが新潟さんです。J's GOALだったか、先日新潟さんの記事を観ていたら、「サッカー楽会」なるものが出てきました。深く読んでみると、これは「Jクラブの付加価値」の一つである事を認識させられました。まずはその新潟さんの「サッカー楽会」について。地元・岡山の名前も出てきますね。以下、抜粋して紹介。

【サッカー楽会とは】
 スポンサー企業のサポートやサポーター等とクラブとの共同活動、これまでのクラブの地域貢献活動などを振り返り、ホームクラブが更に飛躍し、もっとスタジアムが賑わい、もっとホームタウンが活気付くためにサポーターができることを語り合う場。
・主 催: NPO法人アライアンス2002、㈱アルビレックス新潟、アルビレックス新潟後援会、㈱新潟日報社

・後 援: 公社)日本プロサッカーリーグ、新潟市
【サッカー楽会の開催目的】
 学び合い、語り合いの中から、「ホームクラブ・アルビレックス新潟を盛り上げるために」「ホームタウンを元気にするために」「ホームクラブをキーワードとして人々がやりがいを持ち、笑顔いっぱいになるために」「私達ができることを考え、行動に移していく」
  
【第一回】
・日 時 : 2014年2月9日(日) 13:00~17:10
・会 場 : 新潟日報メディアシップ ナレッジルーム
・参加者: 80人
・講 演 : 講師:アルビレックス新潟取締役 小山直久氏
       演題:「アルビレックス新潟の地域貢献活動等の歴史と今後の取組について」
・トークセッション:「ホームクラブスポンサー企業の皆様の熱い思い」
・講 演 : 講師:アルビレックス新潟サポーター 浜崎 一氏
       演題:「僕らが弁天線のゴミを拾いながら考えたこと」
・活動報告:「ホームタウン・オレンジプロジェクト」
        報告者:アライアンス2002 金子法泰氏
       「新潟大学アルビレックスプロジェクト」
        報告者:新潟大学アルビレックスプロジェクト 阿部大志氏
・グループディスカッション:4つのテーマ毎に、参加者にグループに分かれていただき約1時間意見交換。
ホームタウンオレンジプロジェクト「第1回サッカー楽会」議事録:http://alliance2002.blogspot.jp/2014/02/blog-post_16.html
   
【第2回】
・日 時 : 2015年2月7日(土) 13:30~18:20
・会 場 : 新潟日報メディアシップ ナレッジルーム
・参加者: 110人(スタッフ含)
・講 演 : 講師:アルビレックス新潟 代表取締役社長 田村貢 氏
       演題:「アルビレックス新潟ドリームクラブについて」
       講師:新潟経営大学 准教授 福田拓哉 氏
       演題:「競技・ビジネス・地域密着の一体化とアルビレックス新潟後援会のポテンシャル」
活動報告:「病院内ビューイング」
        報告者:新潟県立中央病院、新潟大学医歯学総合病院、サッカー談議場より
       「脱サポーターとホームタウンオレンジ化」
        報告者:サッカー談議場 浜崎一 氏
       「新潟以外の地域での活動 ~ 山雅後援会の活動紹介 ~」
        報告者:山雅後援会 専務理事 風間敏行 氏
       活動報告:「大学アルビプロジェクト」
        報告者:新潟県立大学、新潟国際情報大学、新潟医療福祉大学、アップルスポーツカレッジ、新潟経営大学、新潟大学
グループディスカッション:
       テーマ1:「ビッグスワン4万人・プロジェクト~4万人のホームゲーム観戦者とするために私達ができること~」
       テーマ2:「ベスト・ホームクラブサポート・プロジェクト~大都市のクラブに負けず日本一になるために私達ができるクラブサポートについて~」
あいさつ: ㈱ジャパン・ベースボール・マーケティング、サッカー談議場
ホームタウンオレンジプロジェクト「第2回サッカー楽会」議事録:http://alliance2002.blogspot.jp/2015/02/blog-post_19.html
   
【第3回】
・日 時 : 2016年2月14日(日) 13:30~
・場 所 : 新潟日報メディアシップ 日報ホール
・参加者: 140人
・内 容 :
◎メインテーマ:「ホームタウン活動とは何か」
 第1部
・講 演 : 講師:Jリーグ理事 村松邦子 氏(㈱ウェルネス・システム研究所代表取締役)
       演題:「三方よしのホームタウン活動を考える ~ 地域連携の実現に向けて ~」
・事例発表:テーマ:「各地で行われているクラブ主体、あるいはクラブと市民又は自治体、支援団体などが共同で行っているホームタウン活動等について」
       発表地域:J2岡山、J1川崎、J1仙台、J1新潟(NPO法人アライアンス2002
・グループディスカッション
       テーマ:「あなたにとってのホームタウン活動」
 第2部: 懇親会(立食・軽食形式)
ホームタウンオレンジプロジェクト「第3回サッカー楽会」関連:http://alliance2002.blogspot.jp/2016/02/blog-post_22.html

岡山についてQ&A抜粋】
Q:「岡山も新潟も県のチームか、市のチームなのかという難しい問題があると思う。岡山の場合、岡山市だけではなく、ホームタウン活動を倉敷、赤磐、津山、高梁に広げていけるのかが大切だと思う。ホームタウン活動をどうやって市レベルから県レベルに広げて行こうと考えておられるのか教えて欲しい」
A:クラブの経営を考えると効率性ということからスタジアム中心の活動ということになる。マンパワーを考えると遠い場所はどうしても関係が薄くなってしまうが、濃くなるためには、もう少し時間がかかると思う」

 岡山のスタッフ(新潟出身もあったのか)も事例発表で招かれていたようですね。個人的には、この部分のやり取りを聞かれて、新潟の参加者の方々がどう思われたか感想をぜひ聞いてみたいです。第2回が山雅さん、第3回が仙台さん、川崎さんといいところを呼ばれています。講演、事例発表、ディスカッションというパターンで進行され、第3回では懇親会も行われて情報交換もされています。いい事業ですね。第3回では講師にJリーグ理事を招へいし、その後、以下のようにJリーグの後援を取り付けています。一クラブのこういう共催事業でJリーグ後援というのは珍しいのでは。

 Jリーグは、1月の理事会で、「サッカー楽会(がっかい)」を後援することを決定。この“楽会”は、Jクラブを通じた地域活性化に取り組む全国の有志が自発的に集まり、互いの活動を学びあうもの。アルビレックス新潟と支援団体の呼びかけで始まり、今年で3回目を迎える事業。
Jリーグ公式HP該当記事:http://www.jleague.jp/release/post-41353/

 さすが新潟さんです。どこかで新潟さんは無料招待券をどうたらしてるからどうの、それに対してどうのとか聞いた事がありますが、これらの情報を耳にすると、そういう部分的な評価を超える、J1でもトップを走る付加価値を持つクラブである事を再認識しました。年間予算がどうとか、観客動員数がどうとか、それはあくまで表面上の話で、今回の新潟さんは中身の話。よく当ブログでは、いくら見てくれが良い大木に見えても、根をしっかり張らないと、トラブルという強風が吹いたらすぐに倒れてしまう。新潟さんは同じ大木でも地域の隅々にしっかり根が張られているために、どんな逆風が吹いても地域からしっかりサポートを受ける事ができ、100年続く地域の宝の公共財だと実感します。あと、新潟さんはスゴイですね。1万人を目指すのではなく、4万人を目指しておられるのです。まさにJ1にふさわしい風格です。山雅さんもそうですね。1万人はあっという間の当たり前。2万人が目標。そのために地域に同じように根を張っておられます。読者のみなさんの地元クラブはいかがですか? 地域(県内、ホームタウン地域)まで根が張れていますか?

 これは「フォーラム」と認識し、「Jクラブの付加価値」の評価項目に追加したいと思います。地域に根を張るために、三位一体の支援者(市民・行政・企業)が語り合い、地域の宝・公共財を高めていく活動。山雅さんも年に何回もされていますね。ファン・サポーター主催では、ここまでの規模にはできないと思うので、やはり「後援会」の存在が不可欠であると考えます。新潟には全市町村に後援会が組織され、川崎、仙台にも立派な後援会がありますね。フォーラムといえば、この時を思い出します。第2回一木会には傍士さんを呼んだっけ。また、ああいうフォーラムをやりたいものです。
J1新潟関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140712
   〃    ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140709
   〃    ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140109
   〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130330

   〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130330
   〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130118
   〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080221 
   〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071224
   〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060722
   〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060309
   〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051229
   〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050919
コメント (4)
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