事例紹介コラムです。前の記事で、当ブログが勝手に評価する「Jクラブの付加価値」に、フォーラム(シンポジウム)を追加すると書きました。まさにホームタウンミーティングとも言うべきもの。ちょっと調べてみました。やはり時間がかかります。まずはJ1編です。クラブもしくは後援会主催で、これからの我がクラブ、我がホームタウンを地元の市民、ファン・サポーターと語り合う場。当然、ネガティブな話も出ます。逃げるのではなく、サポカンと同様に自分達から堂々と語り合えるのか、そこがポイントでしょう。結果的には昔の事例もありましたが、実施ありきでしょう。以下、その中でも中身の評価が高い順に紹介させていただきました。
【J1新潟】:「サッカー楽会」(クラブ、後援会等主催)
・日 時 : 2014年2月9日(日) 13:00~17:10
・会 場 : 新潟日報メディアシップ ナレッジルーム
・内 容
講 演 : 講師:アルビレックス新潟取締役 小山直久氏
トークセッション:「ホームクラブスポンサー企業の皆様の熱い思い」
講 演 : 講師:アルビレックス新潟サポーター 浜崎 一氏
活動報告:「ホームタウン・オレンジプロジェクト」
報告者:アライアンス2002 金子法泰氏
「新潟大学アルビレックスプロジェクト」
報告者:新潟大学アルビレックスプロジェクト 阿部大志氏
・グループディスカッション:4つのテーマ毎に、参加者にグループに分かれて意見交換。
J1新潟サッカー楽会関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160227
【J1大宮】:「後援会フォーラム」
・日 時: 2009年8月8日(土) 13:00~16:30
・テーマ: 「地域+Jリーグクラブ+後援会=明るい街づくり」
・後 援: さいたま市、さいたま市サッカーのまちづくり推進協議会、さいたま市サッカー協会北部支部、大宮アルディージャ
・内 容:
第一部(活動報告会)
レッドダイヤモンズ後援会、アルビレックス新潟後援会、ヴァンフォーレ後援会、川崎フロンターレ後援会、レイソル後援会、アルディージャ後援会
第二部 意見交換会(全8団体)
「地域活動について」「会員拡大施策について」「後援会事務局の役割について」の3テーマ
・参 加: アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府、浦和レッズ、柏レイソル、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、栃木SCの後援会関係者
J1大宮公式HP該当ページ:http://www.ardija.net/topics/detail.php?id=407&cat=&yearmonth=200908
【J1鹿島】:「鹿島アントラーズ 創設20周年記念シンポジウム」(クラブ主催)
日 時: 2011年10月1日(土) 14:00~17:00
会 場: カシマサッカースタジアム インタビュールーム
招待者以外はメインスタンドを開放
テーマ: 「アントラーズの現在・過去・未来」
内 容:
第1部 講演 川淵・日本サッカー協会名誉会長
第2部 パネルディスカッション「地域にとってのアントラーズの現在地」
パネリスト:御園愛知東邦大教授、鹿嶋市長、県教育長、住友金属工業鹿島製鉄所所長、県サッカー協会副会長、名良橋晃氏
第3部 鹿島アントラーズ2041年ビジョン発表
鹿嶋市公式HP該当ページ:http://city.kashima.ibaraki.jp/rep/desc.php?cate=1&no=929
【J1磐田】:「ジュビロ磐田 サポーターズフォーラム2012~夢を語ろう!~」
日 時: 2012年7月31日(火)
会 場: 浜松市内
内 容: サポーターズマガジン100号記念として、抽選で50組100名を招待。
第1部 「夢トークセッション~黄金期を作り上げた男たち~」
第2部 「ジュビロ磐田・シンポジウム」
出席者:㈱サーラコーポレーション社長、磐田信用金庫理事長、磐田市自治会連合会会長、磐田市部長、静岡新聞社運動部長、㈱ヤマハフットボールクラブ吉野社長
J1磐田公式HP該当ページ:https://www.jubilo-iwata.co.jp/blog/detail/6772
【J1仙台】:「ベガルタ仙台創立20周年記念シンポジウム」
日 時: 2000年10月24日(火) 14:30~17:00
会 場: イズミティ21大ホール
内 容:
第1部 パネルディスカッション「ベガルタ仙台の次の20年に向けて」
パネリスト:渡邊監督、Jリーグ常務理事、ベガルタ仙台・市民後援会理事長、NHK仙台藤原キャスター
第2部 トークショー「サポーターが選ぶベストゴールと、OB選手が語るベガルタへの思い」
出席者:柳沢選手、OB選手4名
J1仙台公式HP該当ページ:http://www.vegalta.co.jp/news/press_release/2014/12/post-2155.html
【J1湘南】:「『絶対J1!宣言』シンポジウム」
・日 時: 2009年11月1日(日)19:30~21:00
・会 場: ホテルサンライフガーデン
・内 容:
基調講演 川淵三郎氏
パネルディスカッション パネリスト:川淵三郎氏、河野太郎氏、眞壁社長(当時)
J1湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/9182
【J1広島】:「夢スタジアムシンポジウム(第5回)」
・日 時: 2014年4月9日(水) 19:00~20:30
・会 場: 広島国際会議場
・内 容:
エディオンスタジアム広島交通アクセスの実際
2014Jリーグ欧州スタジアム視察の事例報告
サッカースタジアム検討協議会の進捗報告
出席者:森保監督、㈱ベアフット社長ほか 司会進行:㈱サンフレッチェ広島 企画広報部長
J1広島公式HP該当ページ:http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=6974
【番外(J2)編:J2松本】:
「Jクラブフォーラム」南信におけるJクラブの必要性と可能性(第8回)
・日 時: 2015年2月28日(土)13:30~
・会 場: 飯田市公民館
・内 容: 講演及びパネルディスカッション
「山雅ドリームサミット」
・期 間: 2014年9月~2015年7月
・会 場: 松本市Mウイング
・内 容: 「松本山雅を核としたまちづくり」を実現するために議論し、そのビジョンをまとめ、各方面に提案していく座談会
山雅ドリームサミット関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141004
こういう感じです。広島さんは専スタに特化した内容ですね。Jリーグの後援ももらった新潟さんは別格として、大宮さんの事例は素晴らしいですね。当ブログでも「後援会」の存在は重要視しており、その後援会を集めるというのはなかなかできません。後援会が無いところは論外ですね。鹿島さんと仙台さんは周年事業。磐田さんも記念事業ですが、時々やって欲しいです。湘南さんはJ1昇格前の事業で、一気にJ1に駆け上がりました。シンポジウムで地域から力をもらったから今の姿があると思います。
J2編が楽しみです。たぶん、J1よりもたくさん出てくると思います。その中でも去年はJ1だった山雅さんは別格ですね。なぜ山雅とうちは違うのか、山雅は違う代物だから同じようにはできないという論調を聞いた事がありますが、これらの事例を見ると、ホームタウン全体で努力したからだという事がよくわかります。もっともっと山雅さんをリスペクトしたらいかがでしょうか。
Jクラブの付加価値関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160207