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松本山雅の強さ33

2019-04-29 00:05:52 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日だったか、ホームグロウン制で山雅さんにちょっとペナルティが付いたというニュースが流れました。ホームグロウン制といえば、ついこの前にJリーグ理事会で導入が決まったばかり。当ブログでもまだまだ勉強中です。イングランドだったか欧州お手本に育成を目的に、育成世代の出場機会を増やす制度でしたっけ?
   

【松本がホームグロウン「不順守」だったワケ】
「松本山雅FCのFW前田大然松本山雅FCが、Jリーグが今季から導入したホームグロウン(HG)制度の基準を満たすことができませんでした。25日に都内で開かれたJリーグの理事会で、規定の2人を下回った松本(1人)だけ、来季はプロA契約選手の枠が25人から24人に減らされることになりました。」
「これ、松本にとっては覚悟の「不順守」でした。基準を「満た“せ”なかった」のは間違いないのですが「満た“さ”なかった」事情があったのです。というのも、松本はHG選手を3人「保有」しています。ただ、J1を戦っている現チームにいるのは東京五輪代表候補のFW前田大然(21)だけ。ほかの2人はJ2クラブに貸し出されているため、HG選手としてカウントされませんでした。」
「2人のどちらかを残せばHG基準をクリアできました。しかし、反町監督や加藤GMは旅をさせました。2度目のJ1舞台。手元に置いても成長したでしょうが「飼い殺し」になってしまう懸念があったのでしょう。そこで、今回の決断。HG基準を満たせず、プロA選手の大事な1枠を放棄することになっても、外に出し、より多くの試合に絡ませる方が本人のためになる。そう判断したのです。」
「基準に到達させようと思えば、資格ある選手を無理やり獲得したり、3月29日までに頭数をそろえることは可能だったでしょう。ほかにも抜け道があるかもしれません。ただ、そのためだけに登録された選手が序列を覆して試合に出て活躍するか、と言われれば難しいでしょう。成長を妨げる結果にもなり、本末転倒です。さまざま勘案した上で選んだ不順守。」
引用:日刊スポーツ

 山雅さんの後の2人の選手は小松選手と永井選手。小松選手は現在、J2金沢に育成型レンタル移籍中で、ユース出身で東京五輪世代。17年のU-20日本代表に選ばれた有望株。永井選手は徳島にレンタル中で開幕スタメンで活躍中ですが、正GK守田の壁は高いとのこと。記事では、逆にHG実施選手数が多いJ1クラブを紹介しています。最多13人が広島、G大阪、C大阪、清水、磐田の5つ。柏がJ1だったらここに名前が続いていたのかと。いずれもオリ10か昔からの老舗の企業チームか。

【HG(ホームグロウン)制度】
 12~21歳の間に990日(3シーズン相当)以上、自クラブの下部組織やトップチームに所属した選手を最低2人の登録が義務。学校卒業後にクラブで計3年間プレーする内容で、初年度から3年間はJ1クラブが対象で、第1登録ウインドー最終日(今年は3月29日)がカウント日)。今季から運用開始で、J1は'21年に3人、'22年に4人、J2とJ3でも'22年から1人が適用予定。

 山雅さんのような後発の市民クラブにとっては厳しい制度とあります。いわゆるエレベータクラブという立ち位置のクラブの中には、もし今季J1だったら基準を満たしていなかったクラブもあるとか。山雅さんは文句を言うつもりが一切ないとか。J1定着を目指す今季で選手枠が1人減るのは不本意だが、有望な若手選手が成長し、いずれ戻ってきて戦力アップになる事に賭けたとあります。この辺からはクラブのヴィジョンに関係してくると思います。目先の成績やカテゴリにこだわるのか、長期的視野で見るのかと。あと、有望選手がどれくらい手元にいるかもあるでしょうね。山雅さんは現在3人もいるのですね。うらやましい。
 あと、選手保有のリスクとして、せっかく育てても更に成長したいという理由で、海外に行っちゃう可能性もあり、育成というのは本当にリスクが大きい取り組みだと思います。山雅さんの今回の3選手が今後どのように活躍していくのかを見るのが楽しみです。そのままJ1にいて下さい。
ホームグロウン制度関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181124
J1松本関連:3736353433323130292827262524232221

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