TV生観戦レポです。
E-1サッカー選手権女子第3戦最終戦、なでしこジャパンの中国戦です。前の2試合は開始時間の関係で観れなかったですが、今日はバッチリです。2度目の連覇がかかる一戦です。引き分け以上で優勝が決まるとの事。3チームの中では一番強い中国。なでしこの黄金時代の前は、北朝鮮とともにアジア王者に君臨していた強豪(FIFAランク16位:日本は13位)。中国は半年前のアジアカップ準決勝、PK戦で苦杯をなめさせられた現アジア王者でもあります。来年はW杯なんですね。スタメンが出ました。うーむ、有名どころがおらず、女子も国内組なのかと思わせる顔触れ。清水選手(主将)くらいかな、馴染みのあるのは。猶本さんも出ていないし。会場はカシマスタジアム。今日も生書き込み。
キックオフ。スタメンの平均身長が出ました。日本の162.9cmに対して、中国は170.2cmと結構高い。10番長野選手はアメリカのチーム所属ですね。中国はフィジカルも強いです。アジアカップでは2度追いつかれて、PK戦で競り負けているので、得点できても油断できません。何度かサイドをえぐられていますね。それにしても最近のなでしこは、メディアの露出が少ないですね。面白いですね。15番は千葉所属の千葉選手。見ると中国はそれほどプレスをかけてこないので、日本はやりやすいのかもしれません。'18年のU-20女子W杯の優勝メンバー(池田監督)で、出場8人中7人が先発しているようです。今回はそういうメンバーを集めたのかも。
先発選手の所属クラブを確認。海外組は3人。宝田(スウェーデン:リンシェーピング)、林(スウェーデン:AIK)、長野(米国:ノースカロライナ)の3選手。日本のクラブではベレーザ3人、日テレ3人、あとは1チームずつ。海外組はこんな感じだが、黄金時代と比べたら貧弱のような気がする。やはり、男子のようにもっともっと海外組を増やしていくべきかな。日本はなかなかシュートまで持って行けません。
バックスタンドしか見えませんが、来場者も少なそう。何しろ平日夜にカシマですからね。日本の惜しいシーンが2回ほどありましたが、精度が低く、決定力が弱い。そういえば今日も声出し応援が聞こえてきます。声出し応援についてルール表示が出ました。
・ゴール裏の座席を「「声出し応援エリア」として設置 ・十分な座席間隔と不織布マスク着用が条件
・観客動員は収容率50%が上限 ・対象エリア外での声出しは禁止
だそうです。危ないシーンもありましたが、山下選手のナイスセーブ。中国はセカンドボールの奪い合いにも強い。前半終了。
後半スタート。なかなか一進一退です。つい、うとうとしそうになるくらいに。今のところいいシーンはなかったです。まさかスコアレスドローにはなりませんよね。元々のチームに対する評価がそれほど無いし。その千葉選手がボレーを打つが、サイドネット。まるで男子の中国戦みたい。女子も中国の厚い壁に阻まれるか。
ここで井上選手に替わって成宮選手投入。ちょっとスコアレスドロー臭がしてきました。0-0でE-1優勝ってそこまで喜ばしい結果になるのか。1点も取れずに優勝って、違和感あるかも。まぁPKで勝敗が分かれるのも何ですが。
ゴールの前まで持って行き、シュートを打つがギリギリ枠を外す。やはり決定力が足りないか。確かに黄金時代の大儀見選手のような存在が今回は見当たらない。ここで千葉選手に替わって清家選手投入。うーむ、今日は消化不良な試合でしたが、このままそんな感じで終わってしまうのか。黄金時代を思い出しながら、少しはあの頃に近づいた気持ちが少しでも感じられたらと思いましたが、残念気のせいだったか。進化が何も感じられない凡戦でした。ここで、植木選手に替わって菅沢選手投入。
なでしこ再生を個人的に考えてみる。まずは佐々木監督の再登板。女子バレーの真鍋監督は見事に復活させました。WEリーグの見直し、出直し。当事者目線の堅苦しいスタイル、カラーから、ファン・サポーター目線の夢あるスタイル、カラーに大改造。日本協会のトップの刷新による再出発しかない。日本サッカー界の現在の重苦しい時代から、風通しが良く未来明るい新時代に生まれ変わって欲しい。WEリーグも、何でしたら川淵さんに矯正を託してはどうか、と書いていたら90分終了しました。何も残らなかった試合でした。
明日は男子A代表の韓国戦。結果によってはギロチンマッチになって、4年前の再現になるかもしれない。このまま惰性でカタールに行って惨敗を観るだけよりは、何かの変化を期待したいところ。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers