イベント参加レポです。
先日、岡山ドームで開催されたファジのファン感謝デーに参加してきました。(山陽新聞動画)思えば、元々選手とは距離が遠いはお堅い「シーズン報告会」が長かったですが、ここ数年ファン感に装いを変えてからいいイベントになりました。北長瀬駅から降り立つと、吉備ファジ会のO畑夫妻と遭遇、そのまま一緒に会場に向かいました。スケジュールがずっとびっしりと聞いていた施設、今回やっと取れたのですね。オレンジホールも良かったですが、今思えばやはり狭苦しかったですね。早くも会場が見えてきました。ビブスを付けたFSSのメンバーが何人もいます(参加しなくてごめんなさい)。シマカズ氏や西氏の姿が見えないので、メールしてみると、「今日はCスタでキッズサッカーです」と返信来る。そうだった、今日はOSS委員会のボラもあるんだっけと(参加しなくてごめんなさい)。去年、ファン感に行けなかった分、楽しみにして来た自分がいました。
岡山ドームの中に入場。やはり広い。ただ、外のエリアは狭い。並ぶ列でごった返していました。今朝の山陽新聞によると、この日3,100人の入場者で過去最高とか。いろいろな方に会いましたが、そのままO畑夫妻と一緒に座り位置キープ。オレンジホールの時と違って、ずっと定位置でした。ステージ前には、コンサートか何かのような謎の長くせり出したミニステージ・・・ 今回の内容は選手トークショー、選手による出し物、もちつき等お店支援、サイン会の4部構成でした。2年前と比べて全体的に構造がシンプルになった印象を持ちましたが、なぜシンプルになったのかは後半わかりました(笑)。
時間が来て開会。MCは今年もスタジアムDJのダイナマイト石村氏。大勢の選手達が登壇しました。よこでゲート10のサポーター達がコールする。すごい音や声が反響しながら響き渡りました。ネクストが今年解散するので、来年のファン感は今年と比べて、少しすっきりするだろうなと思いながら、ステージに目をやる。まずは木村社長の挨拶、長澤監督と続き、松原選手会長の「キックオフ!」の掛け声でスタート。ちょっと場内を移動しましたが、すぐにトークショーが始まるという事で、固定席に戻る。
出てきたのは澤口、矢島、豊川、岩政の5選手。とにかく誰も知らない裏話を引きずり出そうとダイナさんが頑張っていました。いじられネタで出てくる名前が、篠原選手と藤本選手。感想はこういう豪華な顔ぶれのトークショーが今年で最後というのは残念という思いと、まるで都会の会場で聞いているようなトークの空気。そして、矢島選手のトークの上手さ。場馴れしているのか、上手さが飛び抜けていましたね。途中、O畑氏と「まるで槙野選手がしゃべっているみたい」と。もし、浦和さんやガンバさんに行ったら、更に上手さが光るトークになっちゃうんだろなと思う。
2組目のトークショーは、竹田、加地、赤嶺、篠原の4人。こっちが昔から目にするファジのトークショーかな。全体的にそうですが、竹田選手が一番岡山らしいキャラと思っています。今回退団する選手が移動している時に、「お疲れ様でした」と一声かけてみようかと思っていましたが、すぐに2回目のトークショーが始まるという事で席に戻る。結局、余りうろうろしなかったなぁ。
少しうろついていると、早くも「選手の出し物」が始まる時間が来る。「選手の皆さん、出し物が始まるので戻ってください」というアナウンス。ステージに置かれたホワイトボードがひっくり返されて、出し物メニューが表示されてどっと笑いが起こる。名前だけでうけるって、加地選手のクオリティがかなり上がりましたね。それは「岡山ガールズコレクション」(笑)。すぐイメージが湧く企画ですが、一同受けました。だからせり出しているんだなと納得。
最初に出てきたのはやはり岩政主将。その時はよくわからなかったですが、写真で確認すると、モンローなんですね(笑)。しゃべりは無かったですがインパクト強かったです。後はいろいろと出ていましたが、中身が誰なのかわからないパターンも多かったですが、面白かったです。
その次は「笑点」。昨年に続いて、竹田選手が司会役。伊藤選手が座布団役でしたが、ちょこちょこ面白コメントを発していました。登場したのは、赤嶺、藤本、久木田、椎名と田中宏の選手達。「絶対に売れないファジグッズ」などのテーマで、ひげとかヘアースタイルとか毛関連のネタが多かったですね。渡邊選手のひげを使った歯ブラシ?とか。最後に久木田選手の伴奏つき「そんなの関係ねえ」が出ました。
その次は、トークショー「喋って喋って どすこいドスコイ ファジアーノ岡山」。大勢出てきました。MCは加地選手。矢島、近藤、秋吉、田中、松原、片山、渡辺などの選手達。そして長澤監督(役の豊川選手)。クリスマスでデコレーションされたステージ。後ろにはトナカイ役がいる。加地選手と助手役の三村選手により、選手達をいじくりまくります。ファッションネタとかあり、女性来場者にステージに上がってもらい、プレゼントの渡し方とかをやっていましたが、片山選手はロングスローで渡していました。一番いじられたのは秋吉選手。いつもやるシャンプーを実演していたら、時間が来て終了。頭が泡立ったままお開きでした。これで所用時間に1時間をやや過ぎた辺り。
O畑氏と「長かったけど面白かったですね」と話していると、4番目が始まりました。松原選手の「物まねプロレス」で、松原選手の引退試合だそうです。相手は田中宏選手、レフェリーはまたしても長澤監督(役の豊川選手)。これは新鮮でしたね。ああいう出し物は素人のサラリーマンの宴会芸でも使えるかも。昔いたミンキュン選手が走るマネとか、マニアックなものもありました。退団挨拶の後に、選手がみんな登壇して、松原選手が「胴上げしてくれよ」オーラを発していると、何とそのまま岩政選手の胴上げ。これは選手達が演出した心づくしの送別会になりました。岩政主将も感無量でしょう。これで30分オーバーでした。こうこなくっちゃ。
最後に選手達が全員登壇して終了セレモニーです。選手を代表して岩政主将が挨拶。前半はチームとしての挨拶。後半は自分の退団挨拶(山陽新聞動画)になりましたが、どうやら一涙流れたそうです。見えなかったけど。岩政選手らしい実直な挨拶ですべて終了しました。
当ブログでは、何年か前に理想的なファン感は、選手と一緒の運動会と言っていましたが、こういう選手主導のおもてなしメニューづくしもいいなぁと思いました。来場者は直接選手と触れ合えなくても、十分に選手の「馴染み」を吸収して帰れました。この日の成功は本当に加地選手の殊勲ですね。前の日にステージの下見に来ているとか。ぜひ来年もやって欲しいですね。選手を引退しても、ぜひ宴会担当スタッフで岡山に残って欲しいです。
最後に一つ思ったのは、いつもそうですが退団選手の挨拶の機会を与えていない事。松原選手もイベントの流れで、岩政選手は閉会挨拶の中でやらざるを得ない、可哀そうな状況に見えました。こういう所はどこら辺りで決まっているのかといつも思います。正直、よそのクラブはちゃんと退団挨拶を行うシーンがあります。川崎さんは何と、サポーター?による送別会も開催されているとか。ネクストが無くなって、選手数も減る訳ですから、次回はきちんと挨拶させてあげて欲しいですね。岩政選手は鹿島を退団した時には、盛大な形になっていました(まあ、表明時期が違いますが)。J2岡山は他にもそういう細かい部分で気になるシーンが見受けられます。モノカネだけでなく、もっとヒト(選手の尊重も)の部分の付加価値を高める努力をして欲しいですね。 ネガティブで申し訳ありません。
帰りがけに、このブログの開始時期の語る会メンバーであり、今は「声」でご活躍のN氏と再会。大阪にも参戦されたそうで、「J1に上がったら、食事をご一緒したいと思っていました」と言っていただけました。でも・・・ちょっと感覚の違いを感じる。当ブログとしては単なるJ1昇格ではだめでしょと。一度上がったはいいが、大分さんや今年の山形さんみたいになっては無意味。J1に定着し、地域に根差した地域の宝の公共財になって、初めて昔の仲間とJリーグ入りを目指していた頃を懐かしみたいかなと。 サッカーの世界に上限はありません。J1昇格からACL、3大タイトル、FCWCといくらでも上がありますから。そのためにも、あくまで個人的な価値観ですが、まずはJ1にふさわしいクラブになって欲しいですね。また、それは何かについて紹介していきます。皆様お疲れ様でした。これで今シーズンは終わりなのかな・・・
リスペクト(事例紹介)コラムです。
遅くなりました。セレッソさん、J1昇格おめでとうございます。プレーオフ決勝の相手でしたが、強かったです。J1にふさわしい強さを感じました。岡山の分までJ1で頑張っていただきたいと思います。で、セレッソさんのJ1復帰に関して何かわかりやすいコラムはないか、だいぶ探したのですが無かったですねぇ。ひょっとして相手の岡山の知名度が低いからなのかと一瞬思いましたが、PO4チームの代表ですから、そんな事もないだろうと。毎年この時期に出す過去の記事で、こういう昇降格ネタを出すのですが、何も無かったというのは極めて珍しいです。柿谷選手や山口選手が復帰して、どうチームが変わっていったのか知りたかったのですが。あと、PO決勝戦については、前日に開催されたCS決勝の結果もセレッソさんに影響を与えたと個人的に思います。あれを観て、「絶対に守りに入るな」と意思統一できたのでは。もし前日にCSが無かったらとか、またたらればの話になりそうでした。
という事で、ネットで集めた情報を集約して以下のように書いてみました。
12月4日に、キンスタで開催されたJ1昇格プレーオフの決勝戦。5位の京都を退けた4位のC大阪と6位の岡山が衝突。前半はスコアレスで終了したが、後半に入って、CKからのこぼれ球をゴールに押し込んで先制し、そのまま試合は終了。C大阪が'14年の降格以降3年ぶりのJ1復帰。昨年はこのJ1昇格プレーオフ決勝で福岡に敗れたC大阪。準決勝の京都戦と同じ先発メンバーで臨み、試合前にはシャペコエンセの航空機事故を受けて、黙とうが実施。
また、この試合で指揮を執った大熊監督は退任して強化部長に専念、クラブOBで元監督代表のユン・ジョンファン氏が就任。このユン監督はJ2時代の鳥栖さんの監督就任後1年でJ1に昇格させた名将です。あと、セレッソさんといえば、当ブログでもその昔に玉ちゃんと呼んでいた玉田選手が退団ですね。玉田選手はJ1柏が1回目のJ2降格の時に出て行った選手で、ジーコジャパンでももう一つ活躍できなかったですね。
J1とJ2の昇降格については、1995年に柏と同期でJ1初昇格。その後2001年までJ1(7季)、2002年がJ2(1季)、2003~2006年がJ1(4季)、2007~2009年がJ2(3季)、2010~14年がJ1(5季)、2015と2016年がJ2(2季)とJ2には3回降格しています。1年でJ1復帰、または2回の降格であればまだいいですが、3回以上になると、いわゆる「エレベータクラブ」に該当していくと思います。もう一つ気になるのが、プレーオフ昇格組であること。当ブログでよく触れるように、過去4チームはいずれもその後低迷しています。
あとはセレッソさんの普段の活動や特徴を追ってみます。
2006年からJリーグ百年構想に沿った異競技連携として、「エンジョイスポーツアカデミー」はVリーグの堺ブレイザーズ、Bリーグの大阪エヴェッサと合同でクリニックを実施。2007年からはFリーグのシュライカー大阪、2009年からはバドミントンの三洋電機を加えた5チームで毎年開催。2009年からはフットボールアカデミーを開催し、ラグビーの近鉄ライナーズと合同でクリニックを開催。一方の岡山ではつい先日に初めて、県体協主催でそれらしいものがやっと実施された程度。
2011年には、一社)セレッソ大阪SCを発足。更に異競技交流と市民のスポーツレクリエーション参加活動を推進。またすべてのユースチームを運営。Jクラブでユースチームも株式会社から別法人に委譲して運営するのは初めてだとか。今年から「SAKURA SPECTACLE」というクラブの哲学が発表され、アカデミーの名称をスペイン語で「セレッサ」と呼ぶようになったそうです。一方の岡山では、昔から「岡山ヒューマンSC」という公益法人を所有しながら生かしきれずじまい。これらの格差は大きいと思います。ただ、成績が良ければいいというものでもないでしょう。
という内容でした。これらを読んでも、やはり岡山とのレベル、地力の差は大きく、決して大阪だからとか、企業チームだからという理由にはならないと思います。まさにスポーツの文化が違います。セレッソさんは元は名門のヤンマー。あの釜本さんが活躍した古豪でした。それらの事が「J1にふさわしい」内容の一つなのかもしれません。今くらいのクオリティの岡山がセレッソさんを追い抜いてJ1に上がろうという話も、クラブの付加価値の違いを知るとちょっと無理があったのではと、個人的に一瞬思ったりもしました。
よくJクラブでも、運営の両輪である「現場」と「運営」で、両方が付加価値が高いところ、現場はいいが、運営が今一つなところ、その逆というのがあるように思えます。セレッソさんは経営面の深いところはよくわかりませんが、後者に近い気がします。真ん中のところもありますねぇ。見た目は良く見えても、詳しい人や地域から評価が低いところ。モノカネではなく、ハートの部分。まあ、その話はいいか。POの相手でしたが、セレッソさんも早くエレベータクラブから脱却し、J1に定着して欲しいですね。
J2・C大阪関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151023
〃 ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141202
〃 ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141202
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140507
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140419
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140219
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131108
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130922
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130829
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130817
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091108
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006
リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨日、岩政選手のJ2岡山退団が発表されました。まずはクラブ公式HPの発表及び岩政選手のブログから。以下抜粋して紹介。
【岩政大樹選手の契約について】
J2岡山では、クラブと選手の双方で両者の将来を熟考し、話し合いを重ねた結果、岩政選手が来季はJ2岡山でプレーをしない事が決定。
〔岩政選手コメント要旨〕
今季で、J2岡山を退団することになった。「サッカー人生を賭けた挑戦」と心に決めて、何も知らなかった岡山という土地に足を踏み入れた、2年前のあの日のことが随分遠くのことのように感じる。自分が求めた挑戦がここにはあり、多くの方々のサポートのおかげでそれを思う存分に行った。2年間、苦しく楽しい日々であり、苦しくて苦しくて、何度も結果から逃げて行きたくなった。でもそんな時、信じられないくらいの想いを届けてくれたサポーターと、信じられないくらい自分を信じてくれたクラブ、スタッフ、仲間達の気持ちに心が震え、自分を奮い立たせてきた。
今は、求められた結果をもたらすことができなかった自分に落胆しており、皆さんには本当に申し訳なく思っている。自分は「クラブの次なる目標へのDNAを作ってほしい」と言われて招聘された。それを私は、結果への責任であり、覚悟と解釈。従って、J2岡山で最後にできる自分の仕事は、ここでけじめをつけることであり、この2年間の経験をクラブの歴史に上積みし、新たに変わっていくことがこのクラブの未来なのだと確信。感謝を伝えたくても言葉では伝えきれない。自分の記憶の中で、この2年間は本当に濃い色で彩られる思い出となり、それは皆さんのおかげ。ただ、自分はサヨナラではない気がする。たまに当たる自分の予感。「想いは届く」皆さんに教えられた。本当にありがとうございました。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473052616.html
【ファジアーノ岡山 退団】
プレーオフ決勝に敗れ、自分のサッカー人生設計は全くの白紙に。2年目の今季に昇格し、J1で1年間戦って引退するのが岡山に来てからの自分の夢。そのためにサッカー人生を賭けてきたが叶わず。その時点で先の事は全く考えていなかった。もう少しゆっくり考えたいというのが本音。
クラブと話をした結果、来シーズンの足並みが自分とクラブとで少し揃わない感触があったことなどで、早めの決断に至った。本来は時間をもらって引退するかどうかも同時に発表したかったが、そういう事情もあって引退に関しては決断に至らず。少し冷静に、情報を集めながら将来を考えていく方針。現役の道ももう少し模索。選手もしくは他の立場で自分にできる事、求められている事は何か。全てをフラットに同じテーブルに乗せて考えていくつもり(あらゆる話を募集)。時期が来たら報告する予定。
岩政選手ブログ該当記事:http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/entry-12226833137.html
本当に岩政選手、岡山がお世話になりました。引退という訳ではないので、今回は詳しい事は書かずに、岩政選手のコラム特集の第3弾をお届けしますが、今回の退団によって、最終回となりました。BEST TIMES(KKベストセラーズオフィシャルウェブマガジン)に「現役目線-サッカーの常識への挑戦-」として連載されているコラムです。5回分ずつまとめて抜粋紹介していっています。今回は第11回から第14回まで。以下、抜粋して紹介。
第11回:「『誤審か否か』だけでは見えてこない。選手がピッチで取るべきレフェリーとの距離」:http://best-times.jp/articles/-/3294
自分の中でレフェリーと話す言葉や態度を見直してきた。そして、多くの人がレフェリーの存在を勘違いしている事に気づいた。レフェリングには白黒以外に裁量によって決まるグレーの部分があるので、共に試合を創っていく関係と言える。自分がレフェリーと話す時は尊重する前提で、レフェリーの見解を聞いた後に未来の事を話し、基準をそろえてもらうよう主張している。大切な事はファウルをして止めようとする選手を見逃さないようにしてもらう事。問題が起こる前にできるだけ手を打っておきたい。
第12回:「『日本代表』が難しい存在である理由 目指すべきか目指さざるべきか」:http://best-times.jp/articles/-/3454
サッカー日本代表は決して日本で一番サッカーが上手い選手から順番に選ばれるものではない。自分も次第に「日本代表を目指す」という言葉は、誰に向かってサッカーをするのじゃという点で、違和感を覚えるようになった。日本代表のためにサッカーをするのはやめた。その後、岡田ジャパンで選出されたが、出場できず、練習で力不足を痛感し、怪我で離脱し、夢の扉は消えた。その後代表を目指し、2年後に代表デビューを達成。結果から目をそむけない覚悟があるか、矛盾も葛藤も合わせて続けられるのかという事を日本代表への挑戦で学んだ。自分の人生は劣等感との戦い。まだ評価できていない。
第13回「日本人は球際でどう勝負すべきなのか。デュエルの精度を上げるためにもっとも大事なこと」:http://best-times.jp/articles/-/3585
デュエルについては自分もCBとして目を背けられなかった。J1鹿島に入団して、全く相手の動きを読めずに通用しなかった。その後セオリー作りを行い、守備のビジョンを作り、ポジショニングへこだわった。常に自分の守備のビジョンに則り、相手の判断を先回りして守備をした。この作業が結果的にDFのデュエルを身に付けられた。ボールが来る前に適切なポジションを取り、適切な判断をする事がデュエルの精度を上げる最も大事な事。球際の勝負では相手に負けない、絶対に勝つという気持ちが絶対に必要。必要なのは内向きの気持ちの強さ。相撲など実は日本にはデュエルに適したものがあると思う。
第14回:「『ブーイング』に対して選手は何を感じているのか。その是非を問う」:http://best-times.jp/articles/-/3759
J1鹿島とJ2岡山、サポーターのあり方が違う。鹿島はブーイングが飛び、岡山は飛ばない。選手はサポーターと同じ側で戦っているので、ブーイングの是非はどちらも正。選手はサポーターの声を空気から感じているので、サポーターは自分達のスタイルを大事にし、気持ちをたくさん届けて欲しい。気持ちの共有こそサッカーの魅力。気持ちが伝わる空気は期待から責任となって活力につながり、結果で返さなくてはならない。心は無限大であり、気持ちは心から心に繋がるからサッカーは熱くされると思う。
以上、自分なりに抜粋してみました。まとめ方がズレていたらごめんなさい。今回はごく身近な話題でとてもわかりやすかったです。この退団でまた論調も変わってくるでしょう。当ブログで取り上げるのは今回が最後になりますが、これからも個人的には読んでいくと思います。また、岩政選手のこれからのサッカー人生にエールを送りたいと思います。相手選手として相見えるのもいいかも。他の内容は岩政選手の進路が決まってから。まずはお疲れ様でした。
BEST TIMES:岩政選手コラム「現役目線-サッカーの常識への挑戦-」:アドレス
岩政選手コラム関連第6回~第10回:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161020
〃 第1回~第5回:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160914
リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、湯郷ベルの新監督及び新GMが発表されました。産みの苦しみというものもありますが、経営刷新という事で当ブログとしては歓迎です。今シーズンは宮間、福元両選手他主力選手の離反劇からいろいろあり、監督とGMに辞任とゴタゴタ続き、最後は2部への降格で幕を閉じて、文字どおりリセットからの再スタートとなりました。そして、今月頭に新監督の発表となりました。早速リスペクトしたいと思います。まずはクラブの公式発表です。
【監督兼ゼネラルマネージャー就任】
12月1日付で亘 崇詞氏が岡山湯郷Belle トップチームの監督兼ゼネラルマネージャーに就任。
経歴:生年月日:1972年3月8日(44歳) / 出身地:岡山県津山市 / 取得ライセンス:JFA公認A級ライセンス
選手歴: 1987-1990年 津山工業高 / 1990-1991年 三菱石油水島 / 1992-1994年 ボカ・ジュニアーズ /
2003-2005年 栃木SC / 2007年 スポルティング・クリスタル / 2008-2009年 アルテ高崎
指導歴: 2010年 東京ヴェルディ1969 ジュニアユースコーチ / 2011年 東京ヴェルディ1969 ジュニアユース監督
2012年 日テレ・ベレーザ コーチ / 2013年 ASエルフェン狭山 コーチ / 2015年 広州女足 監督
湯郷ベル公式HP該当ページ:http://www.yunogo-belle.com/modules/cms/pub_content_detail.php?id=1369&stat=0
という内容でした。なるほど、津山出身の方なのですね。女子サッカーとしてはヴェルディさんのルートに乗られたようです。もう少しネットから亘監督の事を知りたいと思います。以下、抜粋して紹介。
マラドーナに憧れ、津山工高在学時、夏休みにボカ・ジュニアーズに留学。卒業後、三菱石油水島(現JXエネルギー水島)に社員選手として所属。'90年、'91年に国体代表選手(青年の部)に選出。'91年に退社し、単身アルゼンチンに渡航し、'92年にボカ・ジュニアーズとプロ契約。'93年にアルゼンチン2部チームにレンタル移籍。 アルゼンチンでの留学・プレー経験があるため、スペイン語が堪能。また、南米を中心としてさまざまな国の選手とのネットワークを構築。'01年に高原選手がボカ・ジュニアーズ入りした際には通訳を担当。また、ボカがトヨタ杯('00年、'01年、'03年)やFCWC('07年)などで来日した際にはチームの通訳として同行。元ボカの選手であったこともあり、通訳として帯同しているにもかかわらず選手と一緒に練習に参加する場合も。
その後、栃木SC(当時JFL)に選手として所属しつつ、東京Vのスクールコーチや、TVの南米サッカー解説を務めており、FCWC中継で北中米・南米代表を取材する際の通訳を担当。'06年に、ペルーのスポルディング・クリスタルに入団。その後、ペルーの記念試合に出場し、マラドーナと同じチームで、'90年以降でマラドーナと一緒にプレーをした最後の日本人として記録。'08年に選手としてアルテ高崎に入団した。'10年、東京Vのジュニアコーチに就任。'11年より東京Vジュニアユース監督に昇格し、'12年は日テレベレーザコーチに就任。'13年、ASエルフェン狭山のコーチに、'15年、広州女足の監督に就任。
わかりやすいサッカー人生ですね。マラドーナに憧れて、アルゼンチンに行き、ボカと契約してマラドーナと一緒のプレーを実現し、その後はボカでの通訳でトヨタ杯等で凱旋帰国を実現。帰国後は選手から指導者への道、その後女子サッカーへシフトしていきました。去年は中国におられたのですね。
一つ期待できるのは南米とのネットワークがある事。外国人の補強に期待です。これほど南米方面に強い方は貴重ですが、美作市という田舎ではそのネットワーク生かしきれないかもしれません。あと・・・各キャリアのサイクルが短いのが気になります。特に指導歴は毎年違っています。まあ、正規の監督兼GM、しかも出身地であれば腰を据えて下さるとは思いますが。という事で亘監督、まずは1年での1部復帰を実現させて下さい。よろしくお願いします。
ブロガーってのはいいですね。記事を書く前は、ああ、新しいベルの監督さん、名前は何て読むのかなぁって感じですが、記事を書き終えると、マラドーナと一緒にプレーした亘さん、よろしくお願いしますという風に、リスペクトできてます。やはりリスペクトですね。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
今シーズンは終わり、オリジナル10の名古屋さんがJ2降格しましたが、もう1つ来年同じ道をたどるのではないかと個人的に思ってるところがあります。それはマリノスさんです。今季もいろいろと騒動があり、先日も中澤選手との契約でごたつきました。企業チームとは昔からこういうものかもしれません。その典型が千葉さん。経営サイドが一体化していないから、クラブとして力を発揮できず、いつまで経っても冷や飯暮らし。いつしか「千葉化」という言葉も出ています。そして、マリノスさんが外国資本を受け入れましたが、徐々に同じような雰囲気になってきました。そんな中、神奈川新聞にマリノスさんの内情を示すコラムが登場しました。以下、抜粋して紹介。
【マリノスの何がやばいのかー サポーターの憂鬱と、希望:カナロコ(神奈川新聞)】
J1横浜F・マリノスが揺れている。ベテランに対する契約更新の不手際、長年クラブを支えたスタッフの解雇に始まり、モンバエルツ監督の3期目続投に選手が公然と反対する異常事態。当事者はもちろん、クラブを長年愛するサポーターも気が気ではなく、その背景にはマリノス特有の歴史故の現実が原因。
〔確信犯〕
11月のホーム戦に「ベテランを引退させるのはフロントではなく、若手の台頭」という横断幕が出現。ベテラン選手へのクラブの対応についてのサポーターの意思表示。若手だけではなく選手、ファン、フロント、メディアなど、読む人自身にその意味を考えて欲しいという意図で、ある面では確信的に2010年の故松田選手の移籍の時の記憶に重なるようにしたとか。本質的な問題は2010とは別物だが、その時よりもまずい状況にあると思っているのが理由。
〔深い溝〕
マリノスがマンチェスターシティを傘下に持つ、「CFG(シティー・フットボール・グループ)」と提携して2年半。契約更改をCFG側の強化担当が主導するなど、関与は徐々に強まる傾向。その中で起きた選手・監督の契約に関する種々のトラブルの伏線となる出来事が少し前に発生。
11月に、小林選手の放出が発表。サポーターからの支持も厚い主力選手だったが「新陳代謝」「若返り」というチーム戦略上の理由が一応は見えたが、功労者の戦力外に憤るサポーターは多かった。その後、中澤、栗原両選手に年俸半減が提示。その後、クラブは慌ててすぐに契約の再提示を約束し、クラブ側は公式サイトに社長名で「ファン、サポーターの皆様へ」とメッセージを発表し、騒動を鎮静化。
故松田選手の時が思い出され、 サポーターに共通するクラブへの根強い「不信感」が存在。その反応の中にも、繰り返しを心配する不信感と、不信感があるからこそCFGに変えてほしいという反応。選手・クラブのマスコミに対する対応など、ファンの中でも考えは様々。そもそもマリノスは看板選手を送り出すのが下手、まともに花道を用意できたのは木村和司くらいという考え方もあり、サポーターは敏感な反応。
クラブが重ねてきた歩み、味わってきた苦しみ、プライドを今のフロントがどれほど理解してくれているか。その心配はつまるところ、CFGという新たな血が流れ込むクラブの体制そのものに向けられていく。
〔アイデンティティ〕
CFGがもたらした最もわかりやすい変化は、モンバエルツ監督の招聘。欧州に張り巡らされたネットワークを活かして選ばれたフランス人監督は、'15年(1年目)は7位、今季は'04年以降で最低の10位と低迷。11月に来季の続投が発表されると、一部の選手を中心に猛反発の反応。クラブ社長が急きょ説明会を開く事態になり、選手側から溜まっていた不満が噴出。
「サッカーとしても会社としても方針が決まっていない。結局すべてが緩くて、10位という結果も選手個人の力でやり切れただけ」と選手のコメント。
「サッカーの質そのものに疑問を呈する選手に賛同。アイデンティティが忘れ去られようとしている。マリノスのアイデンティティは堅守。今季は得点も失点も増えた。攻めだけでなく、守備力をネガティブに捉えすぎている。その意味で、中澤選手のような存在がマリノスの象徴。移籍して欲しくない。'04年の連覇も堅守を貫いてPK戦で勝った。その堅守で築いてきたプライドが薄れているのではないか。結局2年経って戦術は斉藤選手頼み。監督は就任当初こそ縦に速く展開するサッカーを指向していたが、その後ぶれていった。サッカー自体に不安感が強く、これで堅守が無くなればすがるものが無くなる。どういうサッカーで、どこを目指すのか語って欲しい。フロント、CFG、監督からビジョンが見えてこない。サポーターは道しるべを聞きたい」と古参サポのコメント。
〔夢とビジョンを〕
マリノスはすでに12年も無冠で何らかの変化が必要。Jリーグ初の外国資本で、英メガクラブを持つCFGとの提携は歓迎。どんな組織であっても一定の産みの苦しみ、変革に伴う痛みは不可避。だが提携から2年半が経過したこの時期に浮上したのはフロントと現場の溝。選手の監督への不信任であり、構築してきた歴史の軽視という負の側面ばかり。これを上回る希望(有望選手の獲得やクラブの明確なビジョン)が見えればいいが、そうでない現状が不安を深めている。
古参サポは「クラブの一番の目的は存続。夢とビジョンが見えれば安心できる」とコメント。ファン・サポーターがクラブの現状に不安を感じている事を、フロントはもう少しシリアスに考えた方がいい。最後の最後までクラブを支えているのは彼らだからと締めくくっています。
ちょっとまとめるのが下手な感じになりましたが、要旨はわかってもらえると思います。マリノスさんはちゃんとサポカンをやっているのでしょうか。クラブが独りよがりに走っていては、いい事になりません。ベテラン選手の退出方法は、下からの突き上げによる出場機会の減少が一番いいと思います。出場機会を求めて、自ら移籍を考えるでしょうから。マリノスさんは監督が選手サイドから信頼されていないのが致命傷ですね。きちんと信頼の置ける監督を招聘し、出場数など誰もが納得する指標で評価すれば、ファン・サポーターも納得するのではないでしょうか。
まあ、よそのクラブの事なのでよくわからないし、語りにくい面もありますが、ようはファン・サポーターを軽視してはいけないという事なのかな。外国資本に限らず、企業チームはこういう事が生まれそうな気がします。ただ、市民チームも「親企業の無い市民チーム」であれば同様なのかもしれません。中にはやっと最近第1回目のサポカンをやったところや、ファン・サポーターへの情報発信義務である公式SNSを未だに実施していないところもある訳ですから、と個人的には思います。サポーターファーストなのか、自分達ファーストなのか、読者の皆さんの地元クラブはいかがでしょうか。マリノスさん、1年後に「やっぱJ2に来られるのですね」と口にしなくていいように、頑張って欲しいと思います。
カナロコ(神奈川新聞)該当記事:http://www.kanaloco.jp/article/216839
J1横浜関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160613
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160508
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141106
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140210
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100909
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100829
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100418
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090627
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090527
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070615
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070212
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060914
リスペクト(事例紹介)コラムです。
今季終了を告げる日曜日の試合の余韻がまだ冷めやらぬところですが、今日ネットでいろいろと観ていたら、J1昇格プレーオフについてのコラムを見かけました。読んでみると、さすがプロのコラムと納得できる内容でした。GOALの大島和人氏という「球技ライター」だそうですが、読み応えありました。以下、抜粋して紹介。
【J1昇格プレーオフは何をもたらしたのか?5年の総括とJ1・J2入れ替え戦との比較:GOAL】
J1昇格プレーオフ(PO)は'12年に開始され、今大会が5回目。過去には「同点でも勝ち抜けられる」というレギュレーションが、むしろ上位チームの試合運びを狂わせていた部分もあった。しかしC大阪は2試合とも先制点を取って有利な展開に持ち込み、良い意味でらしくない、安定した試合運びでJ1復帰を達成。'12年の大分、'13年の徳島、'14年の山形という過去のPO昇格チームを見ても分かるように「プロビンチャが番狂わせを起こした」例が多い。リーグ戦で健闘し、力を出し切ったチームが、その勢いで昇格に成功するケースが続いていたが、今季のC大阪は昨年、今年と「超J2級」の人気と戦力を擁しつつ、リーグ戦では期待外れに終わったチーム。そう考えると5度目で初めての昇格パターン。
‘99年にJ2が発足してから、J1とJ2の入れ替えの方式は3回変更。’99年~’03年は2チームの自動入れ替え。'04年~'08年は加えてJ1の16位と、J2の3位による入れ替え戦。'09年~'11年は3チームの自動入れ替え。そして'12年から現行のシステムだったが、POは今大会で終了となる見込み。J2目線で見ると、J1昇格プレーオフは素晴らしい制度。仮に以前の方式であればやや寂しい展開になっていた状況。多くの人が既に指摘をしている点で、6位以内はJ2の中位勢がシーズン終盤まで、J1を意識して戦い切れる程よい目標になっていた演出。
一方で過去のPO昇格4チームが、すべて1年でJ2に逆戻りしているという現実。タレントの質と経験、それを支える経営規模を欠いた「J2仕様」チームがJ1をフルシーズン戦うことは極めて困難。そしてそういうクラブがJ1から1年でJ2に戻ると、マイナスからのリスタートに転落。J3まで降格した大分がいい例だが、徳島、山形も未だに昇格以前の順位に戻れていない状況。
そういう苦しみもチームにとっては大切な経験値で、長い歴史の中ではきっとJ1を戦ったという事実が生きてくると思われるが、POには無欲の、逆に言えば準備が出来ていないチームを押し上げてしまう難しさが存在。
正式発表はまだだが、J1・J2入れ替え戦の復活という情報がスポーツ紙等で報道。来季はJ1が1ステージ制が復活することで、リーグ戦の終了時期をJ1とJ2で合わせることが容易に。入れ替え戦は歓喜と絶望が交錯し、見方によっては残酷な試合になるが、ドラマ性が強い。J2チームは6位以内という目標を奪われるが、それと同時に地力のないクラブは容易にJ1に上がれない抑止力が発生。
ポストシーズンの一発勝負に多くのものを懸けすぎると、リーグ戦の価値は軽くなる。その一方で入れ替え戦、POといったイベントは確実に盛り上がる。アメリカの4大スポーツならばリーグ戦終了後のPOが本番になっており、日本でもプロ野球を筆頭にほぼすべてのチームスポーツが、リーグ戦終了後のPOに重きを置いている状態。
しかしサッカーは世界的にカレンダーが統一され、日程の自由度がない。1年間に52回ある週末で、20チーム前後でH&Aのリーグ戦を行い、合間にAマッチデーが入るというフォーマットがある以上は、そもそもPOに1ヶ月や2ヶ月といった時間を割けない。ただ、そういった中でも効かせられる程よいスパイスとして、J1・J2入れ替え戦の復活はベターな選択と締めくくっていました。
という内容でした。当ブログでもPO昇格組の惨状という言い方をよくしてきましたが、このコラムによると、PO昇格組4チームはいまだに昇格以前の順位に戻れていないそうです。確かにそうですね。大分さんは次の1年でJ3に落ち、山形さんは次の年(今季)残留争いでした。次の1年で再び昇格争いに加わったチームは無し。という事は、あくまで空想ですが、岡山も仮に来季J1に昇格していても、その次の時はJ2で残留争いをしていたかもしれません。下手をしたらJ3まで一気に落ちていたかもしれません。そういう懸念があったから、当ブログでは日曜日に、サッカーの神様から「J1はまだ早い」という声が届き、J1昇格なら優勝でという思いが強かったのでしょう。
赤字覚悟で今季の強化費が集中したとか、今季活躍した中心選手が来季はいないのではないかという情報が届いていますが、そういうマイナスポイントも乗り越えてこそ、前進があるのだと思います。頑張ってもらいましょう。来季はフロントばかりが前に出る状況ではなく、カープのような県民運動が巻き起これば放っておいてもJ1に行ってしまうのではないでしょうか。
まあ、今季の総括は近いうちに開催されるであろうサポカンで説明がある事でしょう。ああ待ち遠しい。また全クラブチェックの特集やろうかな。
GOAL該当記事:アドレス
リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨日、Cスタで開催されたファジのJ1昇格プレーオフ決勝のPVに参加してきました。今シーズンがすべて終了したという事で、まずは岩政主将ほか選手など現場組のみなさん、いろいろなところで応援されたファン・サポーターの皆さん、フロント陣お疲れ様でした。残念な結果となりましたが、次への糧となったと思います。
昨日のPV会場は、Cスタと奉還町りぶら、NHK岡山局の3か所。先週のようにウオーキングかと思っていましたが、Cスタから回るのは大変なので、昨日はCスタでじっくり観戦することにしました。この日は出張帰りで雨天気。15時に人見絹江像前に集合で、集まってきたのはFSSの森氏と隅氏、遅れて山やん君でしたが、もつ鍋氏が早めに行って席を確保した一報が入る。ウロウロするもつ鍋氏にこの日は感謝。
Aゲートから入場しようとすると、ボランティアビブスを来たスタッフ発見。ん?FSSが来ているの?と思ったら、1週間前にコンベンションセンターでお会いした、岡山市スポーツ振興課Y氏の姿。どうやら岡山市役所の方々の模様。席はメインの上の方の白いテーブルがある記者席。なかなかこういう席で観戦する事がないので、面白かったです。Cスタのオーロラビジョンに中継映像が流れます。メインの上から観ると、やや画面が小さいですが、全然OKです。あと、モニターに破損している液晶があるのか、画像の部分部分で色傷が見られました。
セレッソさんの全選手達が背番号9番のユニで入場。先の航空機事故で亡くなった元セレッソのケンペス選手への哀悼シーンです。全世界の試合会場と同様に黙とうを捧げました。
試合の方ですが、発表になった先発メンバーを観て、豊川選手が先発。豊川選手が活躍するのは途中出場が多く、先発してヒーローになった試合は余り思い当たらず、ここでまずい予感が脳裏をよぎる。押谷選手はインフルエンザだとか。山雅さんは同じカウンターサッカーなので、相性も良かったですが、セレッソさんはポゼッションサッカーで、足元も上手い。何しろ代表選手も1人いる訳ですから弱い訳がない。ポゼッションがうまい相手を苦手として、足元の技術が低い岡山にはしんどい試合になりそうだなと思っていました。その後も自分の頭では、「大熊監督は退任」「プレーオフ初参加チームはすべて昇格」など、いろんなジンクス的な情報が駆け巡っていました。結局は目の前の戦いしかないのですが。
前半、岩政選手の惜しい高いヘッドのシーンがありましたが、あれが入っていたらまた違う結果になっていたかもしれません。後半混戦から先制され、その後は守られて、1点を奪えないまま試合終了です。0-1の完敗でした。昨日の試合運びを観ると、力の差は歴然。
ネットの戦評です。
岡山が前に出ずに守りから入ったことで、セレッソさんはやるべきことが明確に。パスをつないでポゼッションを高めながら、スリッピーなピッチを生かして積極的にミドルを放つ。そのこぼれ球を狙いたかったが、シュートを枠に飛ばせずにいると、セットプレーからピンチに。後半7分にCKの混戦から決められて決勝点に。球際や攻守の切り替えで岡山に良さを出させず、3年ぶりのJ1復帰を達成。
続いて、今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ雨中の奮闘 悲願目前力尽く」というタイトルの記事の戦評です。
今日の山陽新聞は気合が入っていました。1面に「ファジJ1逃す」、最後の社会面に「3,500人涙と感謝」という記事だけでなく、真ん中に「今季戦いの跡」という4ページの特集記事がありました。
流れは岡山に傾きつつあり、劣勢の前半を無失点でしのいだものの、後半の立ち上がりで立て続けに惜しいシュートして押し気味で、プラン通りの「終盤勝負」に持ち込めそうだった後半7分、CKからゴール前のこぼれ球を混戦から蹴り込まれて決勝点を奪われた。鉄壁の守備に生じた一瞬の隙。セカンドボールを拾えず、相手の泥臭い守備を崩し切れずに有効な攻め手を欠き、得意のセットプレーや終盤のパワープレーも実らず。セレッソさんは手堅く試合を運び、少ない決定機をものにし、守備も安定。ソウザ選手は攻守に出色の出来。
今季、岡山は初のPO進出、準決勝での勝利など、歴史を塗り替える躍動だったが、1位札幌とは勝ち点20差と大きな開きがあったのも事実。悲願のJ1まであと1勝、この悔しさをチームの成長の糧としなければならないと締めくくっていました。
岩政選手は「隙が多かった。細かいところを突き詰めるのが大事と厳しく言ってきたが結果的にできていなかった」と総括。「J1昇格できたらもう1年岡山でやるつもりだった。 今後はサッカーの継続も含めてよく考えたい」と進退について慎重な言い回し。
現地に行ったサポーターは約3,500人。CスタでのPVに詰め替えたのは約2,800人。奉還町りぶらでも約100人が観戦したそうです。試合を観終わった感想は、悔しいがセレッソさんとの力量の差を感じた試合でもあったという事です。ネット等でのファン・サポーターの反応も力負けにさばさばした印象が多かったかな。当ブログでももし押谷選手が先発、豊川選手が途中出場だったら、前半の岩政選手のヘッドが決まっていたら、相手が京都さんだったらとたらればが出てきますが、矢島選手の「まだJ1に行くには早いと言われている気がする」というコメントにもあるように、当ブログも結果論になりますが、「J1はまだ早い」とサッカーの神様の声が聞こえた気がします。
当ブログが以前から言うように、プレーオフでの昇格は、PO昇格組のその後の惨状を観るように行くも地獄。J1昇格は絶対にJ2優勝、しかもぶっちぎりで上がって初めて、J1残留できるものと考えます。また、いくら現場に力があっても運営面ではフロント主導ではなく、地域全体の後押しが無いと長続きしません。百年は続かないのではないでしょうか。理想はカープ。あれくらいの県民運動が起こってこそ、J1にふさわしいチームだと。地域の宝、地域に根差した公共財になってこそ、J1にふさわしいクラブだと思います。PVの最後に、フロント社員らしい人物が挨拶を行っていましたが、「J1だったらあそこでの挨拶は後援会長だろう。それがJ1にふさわしいクラブ。いくらフロント主導で平均1万人達成できても、未来に続く意味は余り無い」と手厳しい言葉が飛んでいました。
今回のプレーオフ決勝進出は素晴らしい功績で、岡山の力量を全国に示した快挙だと思います。しかし、最後はJ1にはまだ早かったという結果に終わりました。来季はプレーオフの廃止、選手の動向など今後はいろいろニュースが出てくると思いますが、当ブログでも今後は「J1にふさわしいクラブとは何か」というテーマにこだわって記事を作り続けていきたいと思っています。くれぐれも「2016年がJ1に最も近づいた瞬間だった」という事にならないように。
さて、来週はファン感。そして、シーズンが終わったという事で、今度はサポカンが待ち遠しいですね。まさか去年だけの開催という事はないでしょうから。皆様お疲れ様でした。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨日開催されたCS(チャンピオンシップ)でJ1鹿島が優勝し、今季年間王者となりました。結果について、いろいろ評価はあるようですが、まずは優勝おめでとうございます。鹿島さんはベストを尽くされ、結果を残した事は素晴らしいと思います。これでJ1リーグは終了です。今回は、優勝した鹿島さんと、惜しくも涙を飲んだ浦和さん、両方の情報を紹介したいと思います。まずはスポーツ報知の記事。
【「ジーコ魂」で結束!大逆転の下克上でJ最多8度目優勝:スポーツ報知】
JリーグCS決勝第2戦は、年間勝ち点3位の鹿島が2―1で1位の浦和を破り、'09年以来8度目の優勝。1―1の後半34分にPKで勝ち越し。2戦合計1勝1敗で得失点差も同じだったが、アウェーゴール差で鹿島の勝利。CS第1戦で敗れたチームの逆転Vは史上初。前期優勝後、チームは崩壊寸前に。練習前のミーティングで石井監督が「後ろに残るように」と選手に指示を出すが、30分後の紅白戦では実行されず。試合後のロッカールームは個人の希望を言い合う口論の場に変貌。前期を制した自信、そして寛容な指揮官に対する甘えが慢心に変化。小笠原主将もクラブ幹部に相談するなど、手のつけようがない状況。
後期の終盤は4連敗。転機はCS開幕を16日後に控えた11月7日。遠藤選手が危機感から発起人になって、鹿嶋市内の飲食店で全選手参加の決起集会を実施。クラブの象徴的存在であるジーコがもたらした「団結」「献身」の基本精神。それが失われていた中で、遠藤の提案が視野を広げ、相手やチームのことを考えるきっかけ作り。決起集会でその鹿島の伝統が復活。前回のリーグ優勝は'09年。当時から残る出場選手小笠原、曽ケ端、遠藤の3選手。この7年で多くの主力が移籍し、世代交代に苦しみメンバーも多く入れ替わったが、根幹は揺らがず。最後のCSを制した最大の要因は、クラブに脈々と息づく勝負強さ。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161204-OHT1T50036.html
石井監督は8月の試合で途中交代直後の金崎選手から不満をぶつけられた後、4日間心労でダウン。一体感がなくなっている責任が積み重なってかなりのダメージで、一度は辞意を固めたが、継続して指揮することに決めたそうです。その苦労が今回の結果につながった訳ですね。ちなみに今回のMVPは鹿島さんの金崎選手でした。と、鹿島さんの話題はここまでです。 同じスポーツ報知に昨日の様子が語られています。以下、抜粋して紹介。
【今年一番強かったが王者ではなかった…またも1点に泣きV逸悲劇繰り返す】
J1浦和はシーズンでJ1鹿島に5勝分の勝ち点15点差をつけ、CS2試合で1勝1敗。合計2―2で並びながら、アウェーゴールの差で準優勝。浦和は「CS制度の最大の犠牲者」。'14年は残り3節で王手をかけながら優勝を逃し、CSが導入された昨季は年間勝ち点2位で準決勝を戦ったが、勝ち点9点差3位の・G大阪に延長戦で敗退。今年はJ最多タイの勝ち点74。年間勝ち点1位で決勝に進んだが、またもあと1点に泣く結果。準優勝の表彰の際、スタンドから大ブーイングが響いたが、現実は変えられず。浦和は今年、一番強かったが、王者ではなかったと締めくくっています。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161204-OHT1T50038.html
下右画像をご覧下さい。今朝の山陽新聞の記事にあった順位表です。最終順位と勝ち点を見比べてみて下さい。このCSがいかに愚かな制度かよくわかると思います。差は勝ち点15で、勝数と負数を見ても、ちょうど5勝分です。5勝と5敗の差があるのに、この結果。こんなおかしなレギュレーションをよく2シーズンもやったものです。昨日も言いましたが、おかしな制度でまぐれで勝ち上がっても、それは真の強さでも真の王者でもありません。鹿島さんに恨みはありません。天下の悪法に恨みがあったのです。今季で廃止されて本当に良かった。
そして昔はよく、代表ネタで辛口セルジオさんのコラムをよく紹介していました。タイムリーに昨日、セルジオさんのコラムが出ていました。書いている事はすべて当ブログで思う事と同じ。誰かが言わなければならない、それを言うのがセルジオさん。以下、抜粋して紹介。
【制度的に穴だらけのCS。来年から廃止になって、選手も喜んでいるだろう:サッカーダイジェスト】
〔レッズのあの先制点は、なかったも同然〕
J1鹿島はこのCSでやることが明確。決勝だけでなく、準決勝もそうで第2戦は2点以上が必要で、とにかく攻めるしかなかった状況。対して、先勝していた浦和、第2戦は引き分けでもOKで、負けても2失点しなければ優勝する状況で、第2戦で先制し、あとは時間を上手く使いながら試合終了まで持ちこたえればOK。
でも、浦和の対応は中途半端。ホームで華麗に勝って優勝を決めたかったのかもしれないが、こういう一発勝負は、いかに勝ちにこだわるかが大事。浦和が中途半端になっていたのは、2失点目のシーンに象徴。引き分けでOKのチームが、あんなに最終ラインを高くしていることがおかしい。戦術的なミス。2失点目の後も、浦和の混乱は顕著。普段はパスをつないで攻めるのに、この決勝第2戦では、槙野を前線に上げたパワープレー。年間勝ち点1位になった戦い方を捨てて、慣れないやり方で行った博打戦術。
もちろん、この賭けに勝てば、ペトロヴィッチ監督は称賛されたが、ゴールは生まれず。監督にも目に見えないプレッシャーがかかっていたのかもしれない。鹿島は、そういう浦和の混乱を上手く利用。鹿島はとにかく2点以上を取らないといけないから、先制されても慌てず。浦和のあの先制点は、なかったも同然。
〔準決勝は1発勝負なのに、なぜか決勝はホーム&アウェー。不思議だと思わない?〕
試合を見ていても、そういう精神状態と推測。前半で同点に追いつき、浦和の隙を突いて、決勝点まで奪う試合巧者。石井監督の采配も納得できるもの。同点時にボランチを代えて右SBを入れたのは、前への推進力を上げるためのもの。2-1とリードした後は、選手交代で守備の意識を高めるという交代策で、ピッチ上の選手たちも、今何をすればいいかが分かったはず。
鹿島はやることが明確で、反対に浦和はいろんな勝ち筋があるから迷いが生じた。サッカーは、こういうメンタル面の要素が、試合の行方を大きく左右するケースがあり、昨日の一戦はまさにそんな展開。
ただ、今年の年間1位は浦和。CSという制度によって鹿島が優勝したが、リーグ戦での勝点は15の差(浦和は74、鹿島は59)。リーグ王者は、年間を通してコンスタントに結果を出したチームに与えるべきで、世界の常識。鹿島の優勝に文句を言っている訳ではなく、彼らは定められた制度の中で、きっちり結果を出したのは素晴らしい事だ。でも、Jリーグが定めた制度は穴だらけで、とてもワールドスタンダートとは言えない。
そもそも、Jリーグ自身が、CSが失敗だったことを認めており、来季から、再び1シーズン制が復活。本当に素晴らしいものなら、2回での廃止は無い。昨季、今季と2回行なわれたCSは、レギュレーションが複雑なので、理解できないファンやサポーターも少なくない。例えば、準決勝は1発勝負なのに、なぜか決勝はH&A。決勝も一発勝負にするか、準決勝もH&Aにするか。どっちかに統一すべき。つまりは、単純に試合数を増やす目的の興行重視の制度。
〔浦和が本気で優勝したいなら、なにをすべきか答えは見えている〕
しかも、引き分けの場合、年間上位チームが勝つことになっていたから、有利なはずの浦和に迷いが発生で本末転倒。前期王者と後期王者がH&Aで戦った、かつての制度のほうがまし。年間王者の鹿島が今季のFCWCに出場で何とも言えない。開催国枠で出場するのは日本だけで、年間勝点1位ではなく、敗者復活戦の勝者が出場する状況。やはり、今のCSは、いろいろな面で矛盾を抱えており、来季から廃止になって、サポーターも選手も喜んでいるかもしれない。
サッカーダイジェストWEB該当記事:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=20997
まだまだ昨日の一戦に関するコラムが出ていますが、とりあえずはこの辺で。また、面白いのがあったら紹介します。当ブログでは、もし2ステージ制の廃止が決まっていなかったら鹿島さん、決まっていたので昨日は浦和さんを応援していました。たぶん、鹿島に関わる方以外の人の多くが、昨日は浦和さんが勝てば格好良く終わっていた思っていたはず。今日Cスタで会ったメンバーも、口々に「昨日のレッズ・・・気の毒っすねぇ」という声多し。
語る会等メンバーの2人の浦和サポから、昨日今日と口惜しいコメントが来ています。「こんなのチャンピオンじゃない!」「Jリーグはマネーファースト。俺らはレッズが2016年の王者だと思っている」という辛い内容でした。2人とも口にしたのが「優先順位はアウェーゴール数じゃなくて、年間順位が先でしょ」というもの。そこが浦和さんの正直な思いでしょうか。そういえば、昨季のCSで批判された延長戦を今季廃止し、ミシャ監督から「今年のレギュレーションだったら・・・」と苦言を呈されていましたね。とにかくお粗末の限りです。
あと、昨日はTV中継を観ていましたが、中でも村井チェアマンの表情に注目して観ていました。準優勝の浦和さんを表彰する時は、顔が引きつっていて、鹿島さんにシャーレを渡すシーンも笑顔がほとんど無かったです。後期優勝の時の表情と比べてみてください。「こんな馬鹿な制度は今年で終わらせないといけない」と、そういう村井さんの声を聞いた気がします。気のせいかもしれませんが、そう信じたいです。2人の浦和サポが「このCSを作ったのは村井さんだろ?」と言っていましたが、違います。中西専務理事と大東前チェアマンです。村井さんは2年で廃止した人ですよ。村井さんにこれからもどんどんJリーグを改善していって欲しいです。
ブーイングが起きたのは、準優勝表彰シーンで、その後は浦和サポはみんな帰ってしまったようです。ホーム最終戦セレモニーって無かったのかな。2人も早々に帰って何も観ていないとか。思うに、この2ステージ制騒動は、浦和さん(反対運動)に始まり、浦和さん(今回のCS)に終わった気がします。もう悪夢の2ステージ制はありません。正々堂々と1シーズンを戦って欲しいです。何か鹿島さんが主役なのに、最後は浦和さんの話ばかりになりましたね。皆さんお疲れ様でした。
J1鹿島関連⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160701
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160111
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151106
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150807
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140714
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140705
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140503
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140130
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130506
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111005
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110528
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101128
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100122
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090301
話は変わり、今日Cスタで開催された、ファジのJ1昇格プレーオフ決勝のPVに参加してきました。その模様は明日。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
いろいろ忙しくて、北Qさんの話題を紹介できずじまいでした。コラムを探していたのですが、これはというコラムが見当たらなかったので、来春完成する新スタジアム情報も併せて、いかせていただきたいと思います。まずは、先日のJ2リーグ最終節で確定してしまったJ3への自動降格について、ネット情報をまとめてみました。以下、抜粋して紹介。
【最下位確定によるJ3自動降格】
3チームに絞られていたJ2残留争いは、北九州がアウェーで山形に0―3で敗れて勝ち点38点止まりで、最下位によるJ3自動降格が決定。前半は0―0だったが、後半で山形のカウンター攻撃に押されて3失点。後半は相手の4本を上回る5本のシュートを放つも無得点。前節最下位の金沢はアウェー札幌戦で引き分けて勝ち点39点で21位に浮上し、入れ替え戦に。前節20位の岐阜はホーム東京V戦に勝って、勝ち点を43点に伸ばして、J2残留決定。を決めた。J2リーグ最終節で、北九州はアウェーで山形に0-3で敗れ、最下位に転落し、J3への自動降格が確定。
北九州は'14年度はJ1昇格プレーオフに出場出来る5位で終了し、'15年度は惜しくもプレーオフ圏外の7位で終了。J1昇格争いに加われるだけのチーム力で、当然今季もJ1昇格争いに関わってくると思われていたが、昨季まではプレーオフに出場できなかった状況。しかし、今季に関しては、来年に専スタが完成する事が認められ、J1ライセンスが交付される事が決定していた矢先のまさかのJ3降格。
J3降格の原因として挙がるのが不安定な守備力。今季のJ2北九州の失点数はJ2ワースト3位。実は昨季の失点数もワースト3位。それでも、昨季はその失点数を補えるだけの得点力があったために、その問題はあまり表面化せず。しかし、今季は昨季の得点者の主力だった原選手と、小松選手が共に怪我による離脱で、長所である攻撃力が下がり、なおかつ短所であった守備力に関しては編成上も含めて克服する事が出来ず。
守備陣でも前田主将が8月半ば以降、欠場。けがから復帰して活躍する選手も現れたが、チームはシーズン序盤を過ぎると20位以下が定位置化。最終節も今季加入選手の目玉である本山選手がけがで最終戦は不在。柱谷監督は今季の不振の要因について、ロスタイムでの失点が多かったことなどを挙げ「粘り強さ、勝負強さが足りなかった」とコメント。
こうしてみると、元々守備力が低かった中で、攻撃陣のけがが足を引っ張り、そのままワースト3位の守備力で残留争いに早々に突入し、立て直しができないまま最後に競り負けてしまったという印象です。北Qさんといえば、地元岡山にとって、JFL時代からの好敵手。ニューウェーブ時代からのチームを覚えています。確か全国地域決勝大会でもご一緒(決勝ラウンドで岡山に次ぐ2位)でしたね。北QさんはJ2参戦は2010年からで、地元岡山にとっては1年遅れの後輩クラブになります。なので、岡山のサポーターにとってもとても親しみの強いクラブでした。次は気になる新スタジアムの情報です。Weblio辞書に詳しく載っていました。以下、抜粋して紹介。
【北九州スタジアムの施設概要(発表時点)】
・建設地: 北九州市小倉北区。JR小倉駅の北500m(徒歩7分)、敷地面積2.3ha。
・収容人数: 約15,000人
・本体建設費: 概ね100億円強。
・建設予定の設備: サッカー・ラグビー兼用球技専用グラウンド(天然芝)、全席を覆う屋根を設置など。
・駐車場: 小倉駅周辺にある13,000台分の民間駐車場を活用することを想定し、スタジアムとして新たに整備しない予定。
・経済効果: 年間11億円。
・完成予定: 2017年1月
Weblio辞書該当記事:アドレス
ちなみにこのスタジアムのこけら落としは、ラグビーのサンウルブズのプレシーズンマッチの方向で調整中とか。ネーミングライツで不動産会社「ミクニ」が落札したそうなので、来春のオープン時には「ミクニスタジアム」という名称かもしれませんね。何か地味。
当ブログとしては、本当にJ3降格は残念でした。新幹線で行っても、駅から歩いて7分なら行けるよなぁ、来年のアウェー戦参戦したいなぁと思っていました。栃木さん、富山さん、鳥取さんと地元岡山とJ2参戦時期が近いクラブが次々とJ2から去って行かれました。明日の入れ替え戦ではぜひ栃木さんに頑張って欲しいと思っています。北Qさんもぜひ1年でJ2に戻ってきてください。そして、上位をうかがっていつの日かJ1で戦ってください。北九州スタジアムの情報を探していたらフェイスブックページで面白いページを見つけました。さすが北Qさん、情報開示バッチリです。練習場とスタジアムは一緒の話にはなりませんが、地元岡山が政田を作った時はこういう事はやっていなかったですね。
あと、先日の語る会で出た話ですが、新スタジアムを作ったクラブは低迷するというジンクスがささやかれています。ガンバさんは最終的には4位でフィニッシュしましたが、長野さんがなかなかJ3から抜けてこられませんね。心配性の極端な妄想ですが、地元岡山も将来専スタを建てる年にはJ3に落ちるかもしれないと思ってみたり。
北九州スタジアム工事情報FBページ:https://www.facebook.com/kitakyushustadium
J2北九州関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141128
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110219
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071128
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060228
話は変わり、先ほど終わった最後のCSを観ました。やはりこの制度はおかしい。どうして年間3位(勝ち点差15点)のチームが1位でフィニッシュするのか。こういうおかしな制度のまぐれの勝ち上がりはやっぱりおかしい(鹿島さんに恨みはありませんので)。 浦和さんはJリーグ最大の被害者だと思います。これは「下剋上」という名の歴史に残る茶番劇。黒い歴史を作りました。まあ見方を変えれば前期優勝チームが年間優勝したという事でしょうが、浦和さんの悔しさはずっと残る事でしょう。本当に本当に2ステージ制が今年で終わりで良かった。そういえば、試合結果としては2011年の時と一緒で、目の前で優勝されました。同じようにこの後のホーム最終戦のセレモニーで、また浦和さんの社長さんは大ブーイングを受けるのでしょうか。まあ明日詳しく書きます。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
謹んで今回のコロンビアでの航空機事故の被害者に対して、深く哀悼の意を示します。
読者の皆さんはご存じでしょうが、先日11月28日(月)22時(日本時間29日正午)頃に重大な航空事故が起こりました。、コロンビア北西部メデジンの空港から約50キロ離れた山岳地帯で、航空機が墜落しました。コロンビア警察当局は76人が死亡したと発表。同機には乗客72人、乗務員9人が搭乗しており、乗客の中にはブラジル1部リーグのシャペコエンセの選手と首脳陣ら48人も搭乗。他に21人の同行記者もいたとか。シャペコエンセはメデジンで30日のコパ・スダメリカーナの決勝に出場する予定だった。亡くなった元Jリーガーのシャペコエンセの選手は以下のとおり。
・カイオ・ジュニオール監督: J1神戸元監督(2009シーズンに6月まで監督としてチームを指揮)
http://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/12372.html
・ケンペス選手: 元J2千葉(2013シーズン及び2014)、C大阪(2012)
http://jefunited.co.jp/news/2016/11/club/14804928009333.html
https://www.cerezo.jp/news/2016-11-30-13/
・ウィリアン・チエゴ選手: 元J2京都(2010)
J2京都のクラブハウスグッズショップ前に、献花台を設置
http://www.sanga-fc.jp/news/info_detail/35126/
・クレーベル・サンターナ選手: 元J1柏(2005)
http://blog.reysol.co.jp/koho/post_2221.php
・アルトゥール・マイア選手: 元J1川崎(2015)
http://www.frontale.co.jp/info/2016/1130_1.html
元J1福岡のモイゼス選手は招集外で搭乗しておらず無事だったとか。良かったですね。Jリーグでも発表があり、この週末に開催される以下の3試合で黙とうを実施されます。
・明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 決勝 第2戦 浦和 対 鹿島
12月3日(土)19:30キックオフ @埼玉スタジアム2002
・2016J1昇格プレーオフ 決勝 C大阪 対 岡山
12月4日(日)15:35キックオフ @キンチョウスタジアム
・2016J2・J3入れ替え戦 第2戦 金沢 対 栃木
12月4日(日)12:30キックオフ @富山県総合運動公園陸上競技場
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.jleague.jp/news/article/7714/
あさってのセレッソ戦の会場では献花台設置が行われるそうです。あさっての現地組の方はぜひ寄って行ってください。
・日程:12月3日(土)~4日(日)まで
・時間:12月3日(土)12:00~18:00/4日(日)10:00~試合終了2時間後位まで
・場所:ヤンマースタジアム長居 第4ゲート付近
元柏のクレーベル選手を含めて、当ブログとしては全く馴染みがありません。クレーベル選手関連でいくつか記事を見かけたので、少し紹介させていただきます。
【墜落事故死のクレーベルと現在も交友があった柏MF「一昨日もSNSでいいねをしてくれたのに……」】
2005年にJ1柏に加入したクレーベル選手とともにプレーした大谷選手が、30日に自身の公式Twitterを更新し、以下のコメントを発信。日本を離れて10年以上も経つクレーベル選手と現在も交友があったことを明かした大谷選手。かつての戦友の急逝に驚き。
「2005年に一緒に戦ったクレーベル。真面目な性格でいい人。今でもSNSで繋がりがあって一昨日もいいねをしてくれたのに。まだ信じられない。35歳になっても第一線で活躍する彼に遠く離れた日本から刺激を受けていた。本当に本当に残念でならない。心よりご冥福をお祈りします」
THE WORLDMAGAZINE該当記事:http://www.theworldmagazine.jp/20161130/03domestic/98128
この週末のCSで戦う浦和さんで、元柏のチュンソンこと李選手もコメントを発表。
【李、クレーベルは「うまくて明るくて…」05年柏で同僚】
J1浦和の李忠成選手が30日に柏時代にチームメートだったクレーベル選手の訃報について「ボールも収まるし、めちゃくちゃうまかった。明るくて、いつも笑っていた。彼のことを思うと心が痛む。一人でも多くの方が助かることを祈るだけ」と。シャペコエンセとは、ルヴァン杯優勝で出場を決めた来年のスルガ銀行杯で対戦する可能性もあり、「Jで活躍した選手もたくさんいた。みんなが楽しみにしていた」とショックの表情。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161130-OHT1T50265.html
あと他に、J1を中心に各クラブから公式サイトでお悔やみ記事を以下のとおり発表しています。
J1・FC東京:http://www.fctokyo.co.jp/?p=252762
J1・G大阪:http://www.gamba-osaka.net/news/index/c/0/no/5203/
J2東京V:アドレス
【聖イグナチオ教会主催 追悼ミサ】
・日時: 12月4日(日)12:30~
【駐日ブラジル大使館主催 追悼ミサ】
・日時: 12月6日(火)16:00~
・場所: ともに聖イグナチオ教会2Fマリア聖堂
J2千葉公式HP該当ページ:http://jefunited.co.jp/news/2016/12/others/14806680009366.html
某黄色いチームのクリス選手にとっても、2009年に所属した古巣だそうです。当ブログとしては、これ以上コメントができませんが、1日も早く真相を解明し、二度と悲劇を起こさないようにお願いしたいです。