生観戦レポです。
年末関東シリーズ後編です。帰岡まで時間があったので、ちょうど全日本総合バドミントン選手権大会決勝が開催される、武蔵野の森総合スポーツプラザに寄ってみました。この日は何だかんだで6時間半滞在し、長丁場の観戦となったので2つに分けています。それくらい中身が濃かったです。昨日に続いて5試合のうち、残り2試合。いずれも男子です。
【男子ダブルス:山下/緑川 ペア(NTT東日本)ー霜上 /野村 ペア(日立情報通信)】
日立情報通信の霜上・野村ペアで日本代表。山下・緑川ペアでNTT東日本。男性主審が選手紹介をコール。大きな声だ。ひたすらNTTペア強いし、声も大きい。スマッシュが冴えていました。チャレンジがありますが、他の競技のように再現映像は流れませんね。接戦になってきました。NTT組はスマッシュ力があるが、ネットも多い。21-17
セカンドマッチ。男性主審の声が甲高い。たぶん名審判なのでしょう。3階スタンドの両側にNTT(赤系)と日立(黄色)の応援団が陣取ってチアスティックを叩いているのが見えました。やはり、NTTペアがリード。日立ペアはネットが続いて自滅したか。4試合目で15時前という時間で、ちょっと身体のダルさが出てきました。もう5時間ですからね。少し点差が開いてきました。21-11
ここで帰る人が増加。NTTの選手は国内3大タイトル獲れたそうです。村井会長は女子ダブルスと同じ役目。お忙しいですね。
試合ダイジェスト:https://www.badspi.jp/202412302005/
【男子シングルス:田中 選手(NTT東日本)- 武井 選手(NTT東日本)】
最後の男子シングルスは、田中選手対武井選手のNTT東日本勢同士の対決。その昔は桃田選手という絶対王者がいましたが、その姿も見たかったな。馴染みが無いので退屈するかなと思いましたが、全然見応えがありました。
ファーストゲーム。21歳の武井選手が押している、男子シングルの醍醐味は、ファーサイドの隅への強烈スマッシュですね。確認してみると、男子も女子も所属チームがそのままS/Jリーグの構成チームでした。その中でコンサドーレと、パルセイロの2チームの名前を見て、おやっと思いました。背中を向ける背面打ちが出ますがすごいなと。25歳の田中選手も詰めてくる。同じ所属チーム同士の決勝って、シングルスならではですね。ここで田中選手の試合巧者ぶりが出てきて、少しどよめく。その迫力はな女ダブとはまた違った面白さがありました。田中21-19武井
セカンドゲーム。最初は武井選手がリードするが、徐々に田中選手の術中にはまっていく。得点が決まった時の雄叫びが卓球とはちょっとちがうな。Tリーグでは何文字かの言葉(チョレイとか)だが、こっちは本当に短い叫びだ。両者強烈スマッシュのナイスリターンにまたどよめく。決勝にふさわしいレベルの高い試合になりました。スマッシュを決めたら、相手選手が転んでいるシーンも多かったです。まさに体を張ったプレーばかり。
優勝の田中選手のコメントで、3年前の優勝は世界選手権組がいなかったが、今回は真の王者になれたというもの。一番面白かった試合でした。最後に一斉にバーン!と金糸が飛んで、一堂ビックリでした。
試合ダイジェスト:https://www.badspi.jp/202412302020/
6時間半の観戦というのも珍しかったですが、まぁ満喫できました。時間ができて急遽の観戦でしたが、行って良かったと思います。また岡山にS/Jリーグの試合が来たら行ってみたいな。その時は山口、奥原選手を観たいな。
その後ネットを観ていたら、全日本総合を取り巻く裏事情が垣間見えるコラムが目に留まりました。確かにサッカーでも天皇杯とリーグ戦は微妙に位置づけが違うし。なるほどと思いました。田中選手の優勝コメントを聞くと男子は出場回避した選手はいなかったようですが、女子はそうだったのかと。なるほどねぇ、村井さんこのブログを観ていたら、参考にして下さい。
【奥原が年明けからのワールドツアー出場を明言「1月からバリバリ」 12月開催の全日本総合には改善要望】
「年間を通して戦い続けるワールドツアー。12月上旬のファイナルで一区切りが付き、約1カ月のインターバルが設けられる。ただ日本では、そのタイミングで全日本総合選手権が開催。代表選考も兼ねているため、疲労も蓄積している日本代表勢が無理して出場すれば、大きな故障につながってしまう恐れがある。
奥原もこれまでけがに悩まされた。前回大会では決勝の試合中に足を痛め、その後のワールドツアーに響いた過去がある。今回は大事を取って戦略的に棄権することができ、『(けがで引きずることは)本当に一番避けたかった』と話した。 続けて、大会の位置づけにも言及。『全日本総合選手権の位置づけも時代の流れで変わってきている。運営側もそのあり方を考えなきゃいけないタイミングなのかな。開催時期だったり、選手のことを思っているなら考えてほしい。日本の今後、オリンピックを考えていくにあたってもどうなのかな』と改善を要望した。」
出典:デイリースポーツ
いい機会なので、バドミントン界の情報をリスペクト。今回は男子で国内リーグ(S/Jリーグ)と日本代表。
【男子:国内リーグ(S/Jリーグ)】
・全12チーム
・順位:
Sブロック:1位:日立情報通信、2位:NTT東日本、3位:ジェイテクト
Jブロック:1位:トナミ運輸、2位:BIPROGY、3位:コンサドーレ
何と! 1部リーグのブロック3位にコンサドーレが出てきます。そのうちオリンピアンが出てくるのでは。ちなみにAC長野パルセイロBCは2部リーグ8チーム6位でした。
【男子:日本代表】
・パリ五輪
男子ダブルス:ベスト16 奈良岡選手、西本選手
男子ダブルス:予選4回戦 保木・小林ペア
・世界ランク
男子シングルス:奈良岡選手:8位、渡邉選手:11位、宮崎選手:12位、西本選手:15位
男子ダブルス :保木・小林ペア:8位、三橋・岡村ペア:19位
男子は女子と比べてやや全体的に順位が低いようです。テニスと同様に登録選手数が女子より段違いに多いのかもしれません。絶対王者の桃田選手が現役の時はどういう内容だったのだろうか。男子はパワフルとスピードで見応えがあり、お世辞抜きで女子よりも面白かったです。バドミントン面白かったです。また岡山にS/Jリーグ来ないかな。
バドミントン・S/Jリーグ関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20250104
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170125
#がんばろう石川 #がんばろう能登