CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

新・映像の世紀 第3集 第二次世界大戦・時代は独裁者を求めた

2016-01-01 21:24:52 | ドラマ映画テレビ感想
さて、予告の時点からすごい楽しみにして
どきどきしながら見たわけですけども、
その予想というか、期待を上回って
面白い内容でお届けいただけた
第二次世界大戦を描いた、本シリーズの第3回目でありました

まぁ、何がと問われるまでもなく、
一番すげぇと思ったというか、
思わず一人でテレビに話しかけてしまうほどの衝撃だった
動くグスタフ砲でありました
これはすごい、あれはすごい、なんというかもうすごい
頭悪い答えしか出てこないのですけども
あの衝撃たるや、
冗談や、本でしか聞いたことのなかったそれが
ちゃんと動く絵で、しかも鮮やかなそれで
いや、残ってるもんだなと
感嘆しきりだったのであります
本当にあれだけで十分だった

もっとも、これに加えて、フォンブラウンには一切触れないまま、
V2ロケットも、失敗風景を五万と見せるという
この太っ腹っぷりにうならされたわけでありまして、
なんだろう、貴重なものを見たという感激
ひとしおだったのでありました

と、そこらの高校生くらいでも書きそうな感想になっておるわけですが、
これの構成が素晴らしいといっていいのか、
これは日本だから作れたんじゃないかなと思うほど
ヒトラーについての詳細が、抜群に面白かった
前半の、まさにシベリアなんて手を出さなければと
よくよく言われるそれの意味が、手に取るようにわかる
素晴らしい内容といっていいのか、
ああ、当時、望まれるべくしてあらわれて、それにこたえていたんだなと
当時のヨーロッパが、なんか、どっかで聞いたような背景が
細かに説明されて、あるいはいくつか恣意的でもあろうが、
とてもわかりやすく見られたように思うのでありました
これはすごかった、考えさせられるというか
結局、あとから、俯瞰で見て納得できることは
当時には、それなりの正義をもっていたんじゃないかしらなんて
かっこいいことを思うほどの納得であったのであります

正直、統治として、その狭い範囲であれば、
また、その当時の追いつめられた状況を考えると、
なんだろうか、読み方によっては、賠償金を求め続けた、
アメリカの財界、つまるところ前章のグレートファミリーが悪いとも
いえなくはないと、そういう作りであったのが驚愕でありました
これはもう、見方はどうとでもとれるから、
そのうちのどれでいくかを選択するというのが
すごいことだなと思ったわけですけども、
今回のシリーズは、言わないまでも、ユダヤ人というキーワードが
あったりなかったりではないか
それを思わせつつ、勃興するドイツ、それを選ぶ国民、そして空気、
それらからのホロコースト、そして「あなたたちは知っていた」

すごくよくできていたと、ぐっと引き込まれたのでありました
今回のこのメッセージを全部受け取ったとき
また新しい世界観を覚えられるんじゃないかと
すごい期待をしつつ、

次回がV2ロケットを含む、
軍事情報のやりとりになるという、
冷戦とはなんだったのか、
頭悪いというか、知らないわたしにはたまらんそれに
つながっていくのは楽しみで仕方ないのであります