勝負師 著:内藤 國雄、米長 邦雄
米長先生の本かと思いきや、
内藤先生が主体の本でありました
でもなかなか面白い対談本でした
今となってはというところでありますけども、
引退して間もない米長永世棋聖との対談本でありまして、
二人のクニオさんが、将棋についてだけでなく、
人生について、生き方について、
あれこれと思い出話を交えつつ語り合うという
なかなかステキな内容でありまして
往時をさっぱり知らない私でも、
どことなく聞いたことあるエピソードなんかも見られて
なんとも楽しく読み終えたのであります
煽りがちょっと、あおりすぎだろうという
そんな印象もあったのですけども、
二人はお互い、「ここまできたら女房と一緒に」「新しい彼女とがんばろう」
なんて、まったく違う言い様で、何を言ってるかといえば
生き方の問題でありまして、
まぁ、実際の私生活もそうだったんじゃないかと
ちょっと思わなくもないものの、
棋風もそうであったと思わされる内容がふんだんで
なるほどなと思い知るのであります
やっぱり、この新しくという意欲がある
この凄さというか、熱意、熱量が米長先生なんだろうなと
なんだか感動してしまうのであります
それでいて、内藤先生につきましても、
歌が有名といったところから、そういう歌謡の世界に触れて
将棋世界がいかに狭いかを痛感すると、
外からみたら、そのとおりだけど
当事者にはなかなかわからないそれを経験されているというのが
結構印象的でありまして、あれほどの人でもそうだとすれば
自分なんかも、ちゃんと異文化交流しないとなぁなんて
当たり前の反省をうながされたりしたのでありました
あとは、二人共通の思い出としての
大山名人については面白くて、本当、
どんな悪いというか、怖い人だったんだろうか
是非にも往時の雰囲気を見てみたかったと
思い知らされるエピソードがいくつか見られて
大変面白かったのでありました
大山名人は、若かりし頃の羽生先生もやられてるみたいだし
ぜひ、盤外戦のそれを見たいなんて
思ってしまったのでありました
そんな具合で、今となっては見ることもできない
ビッグな対談資料が、しれっと本になっていて
ついつい読みふけったというメモであります
米長先生の本かと思いきや、
内藤先生が主体の本でありました
でもなかなか面白い対談本でした
今となってはというところでありますけども、
引退して間もない米長永世棋聖との対談本でありまして、
二人のクニオさんが、将棋についてだけでなく、
人生について、生き方について、
あれこれと思い出話を交えつつ語り合うという
なかなかステキな内容でありまして
往時をさっぱり知らない私でも、
どことなく聞いたことあるエピソードなんかも見られて
なんとも楽しく読み終えたのであります
煽りがちょっと、あおりすぎだろうという
そんな印象もあったのですけども、
二人はお互い、「ここまできたら女房と一緒に」「新しい彼女とがんばろう」
なんて、まったく違う言い様で、何を言ってるかといえば
生き方の問題でありまして、
まぁ、実際の私生活もそうだったんじゃないかと
ちょっと思わなくもないものの、
棋風もそうであったと思わされる内容がふんだんで
なるほどなと思い知るのであります
やっぱり、この新しくという意欲がある
この凄さというか、熱意、熱量が米長先生なんだろうなと
なんだか感動してしまうのであります
それでいて、内藤先生につきましても、
歌が有名といったところから、そういう歌謡の世界に触れて
将棋世界がいかに狭いかを痛感すると、
外からみたら、そのとおりだけど
当事者にはなかなかわからないそれを経験されているというのが
結構印象的でありまして、あれほどの人でもそうだとすれば
自分なんかも、ちゃんと異文化交流しないとなぁなんて
当たり前の反省をうながされたりしたのでありました
あとは、二人共通の思い出としての
大山名人については面白くて、本当、
どんな悪いというか、怖い人だったんだろうか
是非にも往時の雰囲気を見てみたかったと
思い知らされるエピソードがいくつか見られて
大変面白かったのでありました
大山名人は、若かりし頃の羽生先生もやられてるみたいだし
ぜひ、盤外戦のそれを見たいなんて
思ってしまったのでありました
そんな具合で、今となっては見ることもできない
ビッグな対談資料が、しれっと本になっていて
ついつい読みふけったというメモであります