CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

2016-01-23 19:58:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術  著:レオ・マルティン

啓発系というか、ビジネス本的なそれかと
あんまり気乗りせず読んだら、予想外に面白かった
情報局員が、情報提供者をどうやって見繕うか、
その手法が、題名のそれだという具合でありまして、
この情報提供者とのやりとりが
小説仕立てというか、ルポのようになっているところが
非常に面白かったのであります
なんだろうかな、小説を読んだあとのような気持ちであります

そんなわけで、なんとなし、
NHKでやってた、外事警察に出てきた協力者を作る方法のようで、
確かに人を操るかのような手段について、
どうやって人と仲良くなるというか、打ち解けていくか
そういうことについて、こんこんと書かれていたのでありました
こんな体裁なので、ちょっとしたスパイ映画めいた面白さがあるけど、
じっくり読み、また、載ってる内容については、
人との付き合い方というか、生きていくうえで一番大切な
信用、信頼に関するところだったのが
なかなか興味深いのでありました

この本もまた、タイトルで損してるんじゃないか
そう思えてならないのでありますけども、
信頼されるということがどれだけ大切かということと、
信頼されるために必要なことがいくつも載っていて、
まぁ、並べられると当たり前のそれこれだけど
ひとつもできてないなと、改めて自分がどうして
他人から胡散臭いと思われるのかというのを
ありあり感じられてよい本でありました
これは結構いい本を読んだ

そんな気持ちになりつつ、なんか、いかがわしいというか、
よろしくなさそうなタイトルながらも、
中身は、他人と信頼関係を築くための方法というか、
心構えのようなものにあふれておりまして、
昨今の、他人と距離のとり方がわからない自分には
ありがたい本であったと
思ったりしつつ、メモっておくのであります
実践できるかしら、相手の名前を覚えるとか、
いい印象を与えることに普請するとか
努力が大切であります