エンデの島 作:高任 和夫
予想したのと違った
そういう感じでしたが、
なかなか面白く読めた小説でありました
いや、性格としては、
小説を借りた経済読み物だったようにも思うところ
ミヒャエル・エンデが唱えたというか、
なんか言っていたと記憶しております
地域通貨について、あれこれと架空の島で、自給自足というか
実現可能な独力経済の養い方について
なにかれと書いた小説でありました
主人公が、そういった営みというか試みをしている島で、
取材をするという体で、その思考実験について
解説をうけるといった様相でありました
なかなか興味深いというか、
面白い内容ではありました
少し前の小説なので、なおのこと、今この時点で考えると
より一層面白いなと思わされるのであります
とりあえず利子の悪徳についてと、
経済は流通による、また、経済というか貨幣、資本というのは
そもそも何を意味するのかということについて、
パンを買うお金と、投機にまわるそれの違いなんかを例にとりつつ
あれこれと、ちょっとした愚痴であったり、
警鐘であったり、妄想であったりと
楽しく考えさせられるのでありました
結構説教くさいところもあるので、
あんまり真面目に読み込みすぎると、
辟易してしまう具合でもありましたが、
なるほどなぁと、その状況や、取組みを思い描いてみると
ひょっとしたらできるのかもと、
淡い期待というか、夢を見ることができるようでもあり
なかなか面白いのであります
ただ、前提条件がいくつか隠れているでもないけども、
おそらくこれは、取り組む人間のレベルによって
可能かどうかが判断されると、まぁ、平たくいうと、
共産主義は人類には早すぎた
みたいなお話にも似た何かがあるように思えて、
それはそれなんだけども、考えさせられたのであります
地方経済というか、地域で経済活動を行うという難行について
考えるきっかけになる、よい本でありましたとさ
予想したのと違った
そういう感じでしたが、
なかなか面白く読めた小説でありました
いや、性格としては、
小説を借りた経済読み物だったようにも思うところ
ミヒャエル・エンデが唱えたというか、
なんか言っていたと記憶しております
地域通貨について、あれこれと架空の島で、自給自足というか
実現可能な独力経済の養い方について
なにかれと書いた小説でありました
主人公が、そういった営みというか試みをしている島で、
取材をするという体で、その思考実験について
解説をうけるといった様相でありました
なかなか興味深いというか、
面白い内容ではありました
少し前の小説なので、なおのこと、今この時点で考えると
より一層面白いなと思わされるのであります
とりあえず利子の悪徳についてと、
経済は流通による、また、経済というか貨幣、資本というのは
そもそも何を意味するのかということについて、
パンを買うお金と、投機にまわるそれの違いなんかを例にとりつつ
あれこれと、ちょっとした愚痴であったり、
警鐘であったり、妄想であったりと
楽しく考えさせられるのでありました
結構説教くさいところもあるので、
あんまり真面目に読み込みすぎると、
辟易してしまう具合でもありましたが、
なるほどなぁと、その状況や、取組みを思い描いてみると
ひょっとしたらできるのかもと、
淡い期待というか、夢を見ることができるようでもあり
なかなか面白いのであります
ただ、前提条件がいくつか隠れているでもないけども、
おそらくこれは、取り組む人間のレベルによって
可能かどうかが判断されると、まぁ、平たくいうと、
共産主義は人類には早すぎた
みたいなお話にも似た何かがあるように思えて、
それはそれなんだけども、考えさせられたのであります
地方経済というか、地域で経済活動を行うという難行について
考えるきっかけになる、よい本でありましたとさ