CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

真田丸  船出

2016-01-10 20:58:34 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「真田丸」
新たなドラマがまた始まりました
今年も一年、何事もなくおっかけられるといいなぁ

さて、出だしは軽いジャブという具合だったのか、
コミカルな部分を抑えていたのかしらと
感じたりしたのですけども、
やっぱりあの感じになってしまうと、
すべてが嘘なんじゃないかと思えてしまって、
勝頼がやってこないことを、嬉々として喜ぶ昌幸しか
想像できない具合というか、
やっぱり、大河ドラマと喜劇というのは合わないんじゃないかと
ちょっと不安になってしまったんでありますが、
じっと見守っていくのであります
勝頼との別れのあたりは、いいシーンだと思うんだが
どうも、コントじゃないかと思わされてしまって
なんともかんともであります

しかし、それはおいて、
あの頃の裏切りは割りと日常茶飯事だったように思われるので、
小山田の苦渋の決断はなかなか、ドラマとしてはいいけども
どうだろうかしらと感じなくもなかったところ
というか、そもそもなんで勝頼を横から取ろうとしたんだろうか
あの感じだと、わけわからんうちに翻意してて、
何が目的なのかさっぱり伝わらないんだが
実際はどうだったんだろうか、
あの場合、主殺しは悪だろうからどうこうしようとはないにしても、
本領安堵のために、勝頼に屈服を促すとかなんとか
そもそも、小山田ってどうなるんだ
知識がないと、見ていてはらはらしてしまうのでありますが
次回あたりでわかるといいなぁ

とりあえずは、顔見世という具合で、
色々出てきたわけでありますが、
北条が楽しみで仕方ないのでありますけども、
お茶漬けというか、湯漬けをちゃんと食べてたので
細かいエピソードとか拾ってくれそうだと
期待しつつ、楽しみにしていきたいと
思ったのでありましたとさ

【読書】嘆きの美女

2016-01-09 23:06:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
嘆きの美女  作:柚木 麻子

おっかなびっくりで読みました
最後まで、どっちに転ぶのか不安に覚えて、
まぁ、前回読んだナイルパーチのせいなんだけども、
はたしてと、はらはらしながら読んだのでありますけど、
オチはネタバレしないために語らないとして、
その途中は、笑いあり、笑いありで、
なんか、おろおろさせられるけども、端々に感じる面白みが
とてもステキでありましたとさ

しかし、前回のもそうだったけども、
今回もまた、鬼女系のお話でありまして、
そういうブログだとか、掲示板だとかを見て回ったことないので、
この荒らし手法や、その想像力、行動力が、
リアルなのか判別がつかないのでありますが、
文体の端々、主人公の一人語りなので仕方ないんだけども、
それこれに出てくるネットスラングめいた感想が、
まぁ、鼻につくほどではないけども、
すらっと入ってくるのが興味深いというかなんというか
この小説書くのにあたって、
ひょっとして作者は、荒らし行為でもやってたんだろうかと
不安を覚えたのでありますが、
ここでもそうだが、描かれる荒らしが、ちゃんとしているというか
人間として、本当に堕落した人とは一線を画しているなと
思わされたりして、すがすがしい気持ちになれたりもするのであります

さておき、設定ははためたといっていいのか、
なかなか飛ばしている序盤から、あれよあれあよと美女たちの集いに紛れ込み、
そこで、思い悩む美女たちを反吐がでる思いで見守りながらも、
不思議と、その世界と共鳴していくみたいなお話でありまして、
まぁ、なかなかどうして、女の面倒なところを描いているんだろうか、
これを見て共感を得るんだろうか、
まったく男の私には想像もつかない世界だったのでありますが、
おおむね、主人公が美女に嫌悪する部分には
同意できると思ったあたり、
どうかしているのかもしれません

笑いどころは、堕落した生活に焦がれている部分であったり、
なんだかんだ、楽しそうに過ごしている風景だったわけで、
人間、何が楽しい生活なのかと
そんなことに気づきを与えてくれたようなそうでもないような
なんか、中盤から終盤にかけては、
往年の少年漫画的なノリじゃないかと思いつつ
あっという間に読みきらされてしまったと
そんな感想でありました

なかなか、楽しく読み終えたのであります
面白かった

【読書】0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる

2016-01-08 21:13:31 | 読書感想文とか読み物レビウー
0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる  
著:スティーヴン・レヴィット スティーヴン・ダブナー

啓蒙系の本かしらと読んだら
以前に読んで面白かった「ヤバい経済学」の本でした
これはめっけもんだった

そんなわけで、前回のそれ同様に、
経済というか、物事の見極めについて
つらつら、面白おかしく書かれた本を堪能したのであります

今回はものの考え方について取り上げていまして、
著者たちの考え方はこうであるという例をあげて
そういう眺め方をすると、不思議なことに、
様々な経済的な縁が見えたり、
真実に近づけたりするのではないか、
実際できたんだよ、みたいなお話で終始
あっという間に読めるんだが
なんか、楽しいものを読んだという手ごたえで
終わるというステキ本であります

書いてあることは、常識を疑えという、
極めてシンプルというか、昔からよく言われているそれで
前回の本でもそうだけど、タイトルのつけ方がまずいんじゃないかと
そう思わされるような、「ゼロベース思考」なんて、
大仰なものはまったく出てこず、
確かに概念というか、考え方はそれなんだが、
もっと、こう、ふんわりというか、
固定観念にとらわれないでなんとかかんとかと
そういうことを、肩肘張った言葉ではなく
知らないことは知らないとする、
そんなバカを肯定する内容で説明しているのが
肝であったように思うのでありました

本の中では、ゼロベース思考なんていう、
ネームは一切でてこないので、なんというかな、
そういう名前付けはよくないんじゃないかしらと
思ったりなんだったりなのであります

物事の本質を見誤るパターンがいくつか紹介されていて、
これもまた、よくある話のオンパレードなわけで、
空気に流されてしまったり、いいづらかったり、
知らないことを知ったかぶってみたり、
知らないうちに自分が全能だと錯覚したりと
そういうことに警鐘を鳴らして、
その警鐘ができるだけ読み手に届くように、
それをパターンや、ありそうな話で説明しているというのが
なかなかよろしいところだったのでありました

結局のところ、なるだけ思いにしばられるなという
そんなことなのでありますが、
それを実践するのは並大抵ではないなと思うものの
そうしなければならないとか、
そうするべきだ、なんて押し付けがましい話ではなく、
そういう生き方、考え方だと、
もっと面白いことがたくさんわかるんだぜなんて、
そういう呼びかけのように終わっておりまして
説教ではないよさというか、
面白い話を聞いたという気持ちで読み終えることができる
よい本だったと思うのでありましたとさ

【読書】圓さん、天下を回る

2016-01-06 21:21:45 | 読書感想文とか読み物レビウー
圓さん、天下を回る  作:升本 九八

思いがけず、経済小説を連続で読んでしまった
いや、そもそも経済小説だったか?
そう思うような、笑える楽しい小説でありました
エコノミックなエスパーである、エコパーなる
経済的超能力者という、よくわからん設定ながら、
それを駆使して、正義なのか、そうでもないのか、
よくわからないことに駆り立てられるという
荒唐無稽きわまりない話でしたが、
なかなか刺激的で面白い物語を堪能できたのであります

先日の本に続いてといっていいのか、
またもエンデ絡みの地域通貨、さらには、
利子の逆、つまり減る通貨について、
これをどうしたらよいか、
マクロ経済学をベースにしたような薀蓄を絡めつつ、
血の巡りと呼ぶべき、お金の流動性について
あれこれと、はらはらどきどきしながら、
国家の陰謀までも描いてしまう
スリリングといえはスリリングな、
でも、スパイ映画のようなものとは
まったくベクトルが違うそれを楽しめるのであります

行動経済学のお話や、
日銀の役割なんかも、わかりやすく、
若干間違ってんじゃないかという説明で理解できて
ざっくりとした、経済読み本としても
きわめて優秀ではないかしらと
思ったり感じたりするのであります
そうなんだ、こういう、なんかどうでもよい消費
あるいは浪費というそれをやる人って
世の中いっぱいいるんだよな
まぁ、自分もそうなんだけどさ
このお金の使いっぷりが、ちょっといいなぁと
目を細めてしまう具合でありましたけども
なかなかどうして、素晴らしいのであります

誰が主役だったのか、最終的には
ああ、やっぱり圓さんだったのかと思わされたのですけども
彼女のいい具合に抜けたところがまたまた
にやにやと楽しめるようでもあり、
彼女のエコパー能力は、想定されたそれよりも
ただ、消費したいという欲求それなのではないかなんて
考えたりしたのですけども
ともかく、どたばたしながら、世界経済を救った
いや、経済が救うという意味だったりなんだったり
ごたまぜを楽しんで、人間の幸せみたいなのが
見えたようにも思える、不思議な読み応えがありました

【読書】エンデの島

2016-01-05 19:58:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
エンデの島  作:高任 和夫

予想したのと違った
そういう感じでしたが、
なかなか面白く読めた小説でありました
いや、性格としては、
小説を借りた経済読み物だったようにも思うところ

ミヒャエル・エンデが唱えたというか、
なんか言っていたと記憶しております
地域通貨について、あれこれと架空の島で、自給自足というか
実現可能な独力経済の養い方について
なにかれと書いた小説でありました

主人公が、そういった営みというか試みをしている島で、
取材をするという体で、その思考実験について
解説をうけるといった様相でありました
なかなか興味深いというか、
面白い内容ではありました
少し前の小説なので、なおのこと、今この時点で考えると
より一層面白いなと思わされるのであります

とりあえず利子の悪徳についてと、
経済は流通による、また、経済というか貨幣、資本というのは
そもそも何を意味するのかということについて、
パンを買うお金と、投機にまわるそれの違いなんかを例にとりつつ
あれこれと、ちょっとした愚痴であったり、
警鐘であったり、妄想であったりと
楽しく考えさせられるのでありました

結構説教くさいところもあるので、
あんまり真面目に読み込みすぎると、
辟易してしまう具合でもありましたが、
なるほどなぁと、その状況や、取組みを思い描いてみると
ひょっとしたらできるのかもと、
淡い期待というか、夢を見ることができるようでもあり
なかなか面白いのであります

ただ、前提条件がいくつか隠れているでもないけども、
おそらくこれは、取り組む人間のレベルによって
可能かどうかが判断されると、まぁ、平たくいうと、
共産主義は人類には早すぎた
みたいなお話にも似た何かがあるように思えて、
それはそれなんだけども、考えさせられたのであります

地方経済というか、地域で経済活動を行うという難行について
考えるきっかけになる、よい本でありましたとさ

ドラマ  赤めだか

2016-01-04 21:05:49 | ドラマ映画テレビ感想
珍しくNHK以外のドラマであります

あんまり期待せずに見ていたのですが、
思った以上に面白くて驚いたので
メモっておく次第、
ビートたけしがよかった、
これを含めて、年末にやたらたけしを見たんだけども、
あの爺さん本当に面白いなと、
改めてというか、一層おののいたと
そんなお話でありましたとさ
最近、自分も笑いのツボが変わってきたなと
思わなくもないんだが、今回のこのドラマみたいな
こういう約束めいた笑いが、たまらなく好きなようであります

そんなわけで、原作のいいところどりみたいな、
ちょっと駆け足かつ、いい話になっていたドラマですが、
全体的にも凄くいいまとまり方で、
手に汗握るわけじゃないが、なんというか、
じっと見入ってしまう面白さがあったように思うのであります

特に、ビートたけし
談志か?と、不安に思っていたのでありますが、
まさか、たけしがちゃんと談志の語り口を再現するなんて、
物まねとは違うんだけども、
落語のまくら部分なんか、ああ、そうそう、
ああいう間合い、あのえー、とか、あーとか、
あのとりかた、あれは談志のそれだなんて、
素人ながらに、もう、たけしが談志にしか見えなくなっていたのでありました
素晴らしい内容だったように思う

弟子のロクデナシっぷりといい、
全体的に話が、そもそも現代落語じゃねぇかと
そんな雰囲気なのを実にうまく、損なうことなくドラマにしていて
これは面白いと、手を打って笑ったのでありますけども、
談春だけでなくて、志らくの話あたりが非常に面白くて、
あの間合いについては、原作より面白かったんじゃないかしらと
本人に怒られそうなことを思ってしまったのであります
赤めだかとして、というか、談春としては、
もしかすると、談志と小さんの軋轢の話を
なんとしても、人情ものとして入れたかったんじゃないかと
思ったりなんだったのですけども、
そういうのをばっさりやって、弟子の武勇伝としたのは
英断であり、わかりやすく面白かったという
結果に繋がったんじゃないかなんて
偉そうな感想を抱いたのであります
これはこれで、落語青春ものとしてすごくよかったんだ

そんなわけで、後々、あの弟子たちもろくなことにならないというか
すでに二人ばかり鬼籍に入っているというのが、
残念きわまりないわけでありますが、
このドラマで、また落語人気が少しでも持ち上がったらなと
期待したりの、楽しいドラマだったのでありました

あとは、香川さんの志の輔がまた、非常によかった
あれはもうちょっと、どうなんだ、
いいなぁ、落語の兄さんという感じがたまらんなと
このあたりは演技やドラマもさることながら
本人でも見たかったように思うなと
栓のないことを考えたりしたのでありましたとさ
いいドラマを見た

【読書】クローズド・ノート

2016-01-03 21:11:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
クローズド・ノート  作:雫井脩介

思いがけずハートフルな恋愛小説?でありました
顔に似合わず、こういうの好きなんです
なんて言いたくなるような、ほんわかしたストーリーで
終始にやにやしつつ、ちょっと読んで、
だいたいオチは見えてたわけだけども、
それを上回って素晴らしいラストを迎えるわけで、
ああ、いいお話を読んだなと
ほんわか終えたのでありました

今回の読書で確信したというわけではないけども、
ああ、こういうのに弱いな
なんて思わされたのが、男性作家の書くこういう女性像でありました
こんなの居ないと、必死に否定するほどではないけども、
またあざといとはさほどに思わないわけだけども、
こういう、愛らしさというのが、
ひとつ、いいなぁなんて、思わされてしまうのでありました

物語というほどのこともなく、
全体的にキャラクタを楽しむような小説でありまして、
個性豊かというほどでもないけど、
あれこれ、なんとなし風景とともに思い起こせるような
人たちとの何かれが楽しく、こんな学生時代は
さっぱり送った思い出はないけども
いいお話だなと、にやにやしながら読んだのであります

当然のようにというか、メインといっていいのでしょう、
恋愛模様については、まぁ、この
どたばた加減がにやにや楽しい、
ちょっともやもやする三角関係をもとに展開しつつ
まぁ、これはそうだよなという感じと、
露骨な敵役がまた絶妙というか、
ああ、こういうのがまた、居たような気がせんでもないなと
わかりやすいキャラクタに、なんとなし、
はらはらというでもないけど、
独特ともいえぬ角度からの描写とともに
楽しめたのでありました

まぁ、このあたりからしても、
男性作家だからというべきなのか、
わたしの勝手な思い込みだとはわかりつつも、
この描写が、ああ、ヒロインの良さといっていいか、
こういう考え方好きだなぁと
すっかりやられていたわけでありました

こういう、ちょっとすっとこどっこいな感じが、
それでもなお、あれこれ一生懸命で
なんというか、いいなぁと思わされて、
序盤から予感させられていた不安を覆い尽くすように
このギャップがうまいなぁと
感心、そして、ラストに感動をという具合で
泣くような小説は嫌いな性質でありますけども、
これはいいなぁと、しっかり読み終えたのでありましたとさ

教育についても考えさせられるし、
あんなに日記に詳細なことを書くもんだろうかと
いち、日記書きとしては疑問をさしこみつつも
他人の日記なんざ、見たことねぇしなと
納得し、満足したとメモっておくのであります

【読書】月島慕情

2016-01-02 23:21:55 | 読書感想文とか読み物レビウー
月島慕情  作:浅田 次郎

短編集でありました
いつもの通りといっていいのか、
浅田次郎さんは、鉄道屋くらいしか
ちゃんと読んでないのでなんともわからないのですが、
いや、貫一郎のやつ読んだから二編か
ともかく、あんまり読み解いていないと思っているのでありますが
なんとなく、辛気臭い話を書くなんて
失礼極まりないイメージを持っていたのでありますが

やっぱり今作もそうでありました、なんというか物悲しい

表題の短編もそうでありましたが、
どうにも、人情を描いているのでありますけども、
そのつれつれが、暗くて、なんというか
後悔という言葉が思わずもれるような、どうにも
重いそれこれがたわっていて、まぁ、いわゆる辛気臭い
でも読まされてしまう、恐るべし

そんな具合で、あれこれと読み込まされてしまうのでありました
これがよかった、とか、あれが楽しいだとか、
そういう正月気分めいたものは一切感じることなく
ただただ、物悲しいといっていいのか、どうにもならぬことであったり、
少しばかりの安寧だったりのために、
四苦八苦、泥臭く生きているという様が
さらさら書かれていて、なんとも考えさせられるのでありました

とはいえ、少しばかり、不思議な笑いをもたらす内容もあったりして、
北海道から出てきた青年が、ゴキブリを知らず
あまつ、それをかわいいというか、気に入って飼ってしまうだとか、
それはファンタジーなんだけども、そういうファンタジーかぁと、
なんか、にやにやしてしまった想定外があって
楽しんでしまうのでありました
あれは、万人共通に気持ち悪いもんだろうと
思ったりするんだが、それがそもそも違うのかなと
着眼点に驚くのであります

もしかしたらという人間の情も描きつつ、
最終話の、転がりでた社長の席の話なんかは、
勇気づけられるでもないんだけど、
そんなわけあるかという展開ながらも、
なんとなし、明るく読み終えられるようで
とても気に入って読んでしまったのであります
いい人を描かせても素晴らしい
いや、そもそも、どれ読んでもいい人しか出てこないな
いい人が、悪いことに悩むと
そういう、うまくいえないけども、シンプル、単純なそれなのに
ぐっと考えさせられるんだなと
あれこれ、感心しきり、これを感動と呼ぶのかなんて
思わされて読み終えたのでありました

新・映像の世紀 第3集 第二次世界大戦・時代は独裁者を求めた

2016-01-01 21:24:52 | ドラマ映画テレビ感想
さて、予告の時点からすごい楽しみにして
どきどきしながら見たわけですけども、
その予想というか、期待を上回って
面白い内容でお届けいただけた
第二次世界大戦を描いた、本シリーズの第3回目でありました

まぁ、何がと問われるまでもなく、
一番すげぇと思ったというか、
思わず一人でテレビに話しかけてしまうほどの衝撃だった
動くグスタフ砲でありました
これはすごい、あれはすごい、なんというかもうすごい
頭悪い答えしか出てこないのですけども
あの衝撃たるや、
冗談や、本でしか聞いたことのなかったそれが
ちゃんと動く絵で、しかも鮮やかなそれで
いや、残ってるもんだなと
感嘆しきりだったのであります
本当にあれだけで十分だった

もっとも、これに加えて、フォンブラウンには一切触れないまま、
V2ロケットも、失敗風景を五万と見せるという
この太っ腹っぷりにうならされたわけでありまして、
なんだろう、貴重なものを見たという感激
ひとしおだったのでありました

と、そこらの高校生くらいでも書きそうな感想になっておるわけですが、
これの構成が素晴らしいといっていいのか、
これは日本だから作れたんじゃないかなと思うほど
ヒトラーについての詳細が、抜群に面白かった
前半の、まさにシベリアなんて手を出さなければと
よくよく言われるそれの意味が、手に取るようにわかる
素晴らしい内容といっていいのか、
ああ、当時、望まれるべくしてあらわれて、それにこたえていたんだなと
当時のヨーロッパが、なんか、どっかで聞いたような背景が
細かに説明されて、あるいはいくつか恣意的でもあろうが、
とてもわかりやすく見られたように思うのでありました
これはすごかった、考えさせられるというか
結局、あとから、俯瞰で見て納得できることは
当時には、それなりの正義をもっていたんじゃないかしらなんて
かっこいいことを思うほどの納得であったのであります

正直、統治として、その狭い範囲であれば、
また、その当時の追いつめられた状況を考えると、
なんだろうか、読み方によっては、賠償金を求め続けた、
アメリカの財界、つまるところ前章のグレートファミリーが悪いとも
いえなくはないと、そういう作りであったのが驚愕でありました
これはもう、見方はどうとでもとれるから、
そのうちのどれでいくかを選択するというのが
すごいことだなと思ったわけですけども、
今回のシリーズは、言わないまでも、ユダヤ人というキーワードが
あったりなかったりではないか
それを思わせつつ、勃興するドイツ、それを選ぶ国民、そして空気、
それらからのホロコースト、そして「あなたたちは知っていた」

すごくよくできていたと、ぐっと引き込まれたのでありました
今回のこのメッセージを全部受け取ったとき
また新しい世界観を覚えられるんじゃないかと
すごい期待をしつつ、

次回がV2ロケットを含む、
軍事情報のやりとりになるという、
冷戦とはなんだったのか、
頭悪いというか、知らないわたしにはたまらんそれに
つながっていくのは楽しみで仕方ないのであります