アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

大堀川の植物_オオオナモミ

2007-10-18 | 動物

 今年初めて大堀川にオオオナモミの群生をみつけた。夏の盛りに、機械で草原の草刈りをしたので、その後出てきて、この群生を作った。
キク科オナモミ属 学名「Xanthium canadense Mill.」
撮影2007年10月14日午前8時ころ
クリックで拡大します

 川の斜面を多い尽くした。葉は虫食いだらけだが、果包はギッシリ。

  ヒッツキ虫(果包)がたくさん

  果包(中に2個の種が入っている)の上に小さな雄花が見える


メモ

・北アメリカ原産の一年草。日本には昭和初期に入ったことが知られている。現在では、関東地方以西の都市周辺に普通に見られる。高さ50~200cm。
・果包(雌花の総笣が肥大して2個の果実を包み込んでいる)は2~2.5cmと大きく、4~6mmのトゲが密に生え、先端に2個の大きなくちばしを持っている。
・オオオナモミに姿がそっくりなオナモミがある。果包は1~2cmと小さく、トゲの数も少ない。現在では東北地方を除いてはごくまれにしか見られない。
        「山渓 日本の野草」から


大堀川の植物_セイバンモロコシ(西潘もろこし)

2007-10-17 | 動物

 すすきよりも一足早くセイバンモロコシが開花。地中海沿岸が原産の多年草。アフリカ、北アメリカ、アジア南部などに帰化し、ジョンソングラスの名で牧草として利用されている。セイバンモロコシは台湾などに多いモロコシの意味。わが国では、戦後にその帰化が確認され、急速に広まった。大きな株を作り高さ1~2mになる。葉は線形で縁はざらつかない。8月から10月ごろ、茎頂に円錐花序をだし、多数の小穂をつける。小穂は柄のあるものとないものが一対になり、無柄の小穂にはノギ(芒)がある。世界的に有名な畑の強害雑草。(山渓日本の雑草より)
イネ科モロコシ属 学名「Sorghum halepense」
撮影2007年10月14日午前8時ころ
クリックで拡大します

 セイバンモロコシは大きな株を作る。

 花序は茎の先に円錐状につき、多数の小穂(4~6mm)をつける。




大堀川の植物_セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

2007-10-16 | 動物

 今年も大堀川のセイタカアワダチソウは非常に元気でもうじき満開だ。
ススキと生存競争をしているようだが、ススキがやや分が悪そうだ。
北アメリカ原産の多年草。日本に渡来したのは明治のころと言われるが、各地で大繁殖。種子でも繁殖するが、地下茎でも増える。最近では、セイタカアワダチソウは蜜蜂などが花粉を受粉させることがわかり、花粉を風にのせてばらまく風媒花ではないことがわかった。従って花粉アレルギーの元凶であるというのは濡れ衣だそうだ。旺盛な繁殖力で斜面などの土砂の流出を防いでいるとも言われている。
キク科アキノキリンソウ属 学名「Solidago altissima」
撮影2007年10月14日午前8時ころ
クリックで拡大します

 たくさんの円錐状の花序が色づきはじめた。

  日当たりの良い場所では開花も早い

  開き始めた花序の拡大




コセンダングサ

2007-10-16 | 動物

 最近我が家の近くの空き地や荒地にコセンダングサをよく目にするようになった。種子は代表的なひっつき虫で動物の毛や人の衣服について、散布される。
コセンダングサには変種がたくさんあるそうだ。
キク科センダングサ属 学名「Bidens pilosa L.var.pilosa」
撮影2007年10月14日午前8時ころ
クリックで拡大します


コセンダングサの花期は長く9月から12月まで次々と花を形成する。


筒状花の変化


コセンダングサの痩果


メモ コセンダングサ

・コセンダングサの痩果は冬になっても種子を散布せず、茎の先端などにつけたまま、動物が通りかかるのを待ち構えているそうだ。残念ながら動物に付着できない場合は春になって茎の根元が腐敗することによってようやく地面に散布されるそうだ。
        


サルビアレウカンサ(アメジストセージ)の花

2007-10-15 | 動物

 近所のお年寄りが大事に育てていたサルビアレウカンサが満開になった
ふかふかなビロード状の花にを見ていると、ちょっと触ってみたくなる。
手前の真っ赤なセンニチコウも盛りと過ぎてはいるが元気だ。
シソ科サルビア属 学名「Salvia leucantha」
別名「メキシカンブッシュセージ」
撮影2007年10月13日午後3時ころ

 サルビアレウカンサの花(クリックで拡大します)




福島市信夫山で見たガマズミの実

2007-10-14 | 動物

 福島市民の憩いの場である信夫山には沢山の木が植樹してあり、四季折々いろいろな姿を見せてくれる。たわわに実った真っ赤なガマズミの実を見つけた。
まもなく小鳥たちが気付いてよってくるだろう。
スイカズラ科ガマズミ属 学名「Viburnum dilatatum」
撮影2007年10月9日午後3時ころ
クリックで拡大します

信夫山で見たガマズミの実


メモ ガマズミ

・雑木林を代表する落葉低木。初夏の花、秋の果実と観察する楽しみも多い。
・花期は5~6月。枝先に白い小さな花を多数咲かせる。花はお世辞にも良い香りではないが、良く見るとさまざまな昆虫たちが集まっている。
・果実は9~11月ころに真っ赤に熟す。霜が降りる頃に甘みも増して生食が可能。但し野鳥たちの大事な食料だから味見は控えめに。
         日本文芸社「樹木図鑑」より


福島市のシンボル「信夫山」のシロバナハギ(シロハギ)

2007-10-13 | 動物

 福島市内でこんもりと盛り上がった山が信夫山
福島市民の憩いの場で、展望台からは福島市内が一望できる由。
高湯温泉に行く前によった。

撮影2007年10月9日午後3時ころ
クリックで拡大します


信夫山公園入口の噴水


駐車場から展望台に向って行く(クリックで公園案内図)


展望台から福島市内


シロバナハギ(白花萩)
マメ科ハギ属 学名「Lespedeza thunbergii var. albiflora」
関西に多いニシキハギの白花品種


メモ シロバナハギ(白花萩)

・高さ1~2m。全体に絹状の伏毛がある。葉は3出複葉で互生する。小葉は長さ2~6cmの楕円形又は長楕円形。花期は7~9月。
         日本文芸社「樹木図鑑」より


イチイ(一位)の実

2007-10-12 | 動物

 飯館村で見たイチイ(一位)の木の実。
イチイ科イチイ属 学名「Taxus cuspidata」
別名「オンコ、アララギ」

撮影2007年10月10日午後12時半ころ 
クリックで拡大します


この種子は肉質の仮種皮が赤く熟し食べられる


つややかな濃緑色の葉と紅色の種子が美しい


スックと伸びたイチイの木、刈り込みにも強い。


濃緑色の葉も赤い種子も美しく、刈り込みにも強いので、
庭木や公園樹として利用されている。


メモ イチイ(一位)

・花期は3~5月
・種子の紅色の部分は肥大した仮種皮で甘くて食べられる
・但し種子そのものは有毒なので要注意
・赤褐色の樹皮が縦に裂けてはがれる
・樹高は20mになる
・北海道~九州、千島、樺太、朝鮮、中国(東北)、シベリア東部に分布
         日本文芸社「樹木図鑑」より

飯館村には村営の立派な本屋さんがあった。学校帰りの子供たちが嬉しそうに入っていった。クリックで読書する石像があった。


飯館牛のステーキ

2007-10-11 | キママ日記

 川俣町の稲藁武士を見た後、飯館牛ステーキを食べに飯館村にむかった。

撮影2007年10月10日午後12時半ころ 
クリックで拡大します


これを見て、ステーキが食べられると思ったら、
舘岩牛の卸やさんで、生肉なら売ってくれるとのこと。
店員さんに、舘岩牛を食べさせてくれる店を紹介してもらった。


メニュー


150gステーキ(さらだ、ごはん、みそしる、コーヒー付き)4200円
牛独特の臭さがなく、やわらかで味付けも焼きかげんも丁度良かった。


焼肉定食(サラダ、ごはん、味噌汁、つけもの付き)1500円
肉は舘岩牛なのでやわらかいが、脂身が多く味付けが濃かった。


店の外観




福島県川俣町で見た稲藁武士

2007-10-10 | キママ日記

 お気に入りの高湯温泉へ行った。いつもは会津をまわるが、今回は川俣シャモの燻製と、飯館牛のステーキを味わいに東へむかった。川俣町に入ると、丁度米の収穫時で、田んぼには、私が見たことが無い「稲のタワー」が作ってあった。そのタワーは鎧を着た武士がスックと立っているように見えた。

撮影2007年10月10日午前11時ころ 
クリックで拡大します


を大勢の稲藁武士が守っているように見えた


隊列を整えて


畦道の行軍


従軍記者が取材中?




フジバカマ(藤袴)の花

2007-10-09 | 動物

 幸手権現堂堤では、藤袴の自生地を保護していた。
自生のフジバカマは絶滅危惧種に指定されているそうだ。
キク科フジバカマ属、学名「Eupatorium fortunei」
撮影2007年10月6日午後2時ころ
クリックで拡大します


フジバカマの自生地


フジバカマの花に蝶。


花の色が藤色で、花弁の形が袴のような筒状になっていることから命名


栽培種のフジバカマの蕾(9月小布施市内)
茎に赤みを帯びているものは栽培種か雑種だそうだ


栽培種のフジバカマの葉(9月小布施市内)
葉が3裂するのが特徴


メモ フジバカマ

・秋の七草のひとつで、日本のものは、奈良時代に中国からわたってきたと考えられている。
・自生物は極端に少なく、絶滅危惧種に指定されている。
・葉に香気がある。栽培品は色が濃いが、自生のものは淡い。筒状花はほとんど白い。
・葉は3深裂し、縁にギザギザがある。上部の葉はさけない。
        山渓「ポケットガイド野の花」より


権現堂堤で出会ったキツネノマゴ(狐の孫)の花

2007-10-08 | 動物

 幸手権現堂堤のヒガンバナの花の下で咲いていた。
地元の方の草取りから免れて花を咲かせた。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、学名「Justicia procumbens」
撮影2007年10月6日午後2時ころ
クリックで拡大します


唇形花で、上唇は浅く2裂、下唇は上唇より長く3列する。


ヒガンバナの花の下で群生。


キツネノマゴ(狐の孫)の花と葉


メモ キツネノマゴ

・1年草
・本州~九州の野原や道端に生える。高さ10~40cm。
・茎はまばらに枝分かれし、葉とともに短い毛が生えている。
・葉は対生し、長楕円形で長さ2~5cm。
・枝の先に穂状の花序をつけ、淡紅紫色の唇形の花をつける。花期は8~10月。  山渓「ポケットガイド野の花」より


幸手権現堂堤のヒガンバナ(彼岸花)・マンジュシャゲ(曼珠沙華)

2007-10-07 | 動物

 数日前、幸手権現堂堤のヒガンバナが満開と放映されたので出かけた。
歴史によると、権現堂堤は1576年ころ築かれた。権現堂川が暴れ川のため、度重なる水害がおきたが、その都度修復を行い、人々は堤と共に暮らしてきた。
現在、堤を守る行政や市民によりサクラ、アジサイ、ヒガンバナ、スイセン等も植えられ、堤はますます人々の憩いの場として価値を高めている。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属、学名「Lycoris radiata」
別名「マンジュシャゲ(曼珠沙華)」
撮影2007年10月6日午後2時ころ
クリックで拡大します


堤から土手・自動車道を見る。


堤から土手・駐車場方面。


土手の下から


大きなサクラの木の周りは真っ赤な絨毯


花びらは外花被片3、内花被片3で、オシベは花の外に長く飛び出る


メモ ヒガンバナ

・名は彼岸に咲くからで、曼珠沙華は梵語で「赤い花」の意味。
・結実せず、地下にある「りん茎」という球根で増える。
・人里付近にしかなく、古い時代に中国から渡来したらしい。
・葉は花後に伸び始め、冬を越して夏に枯れる。
・夏は完全に休眠する。  山渓「ポケットガイド野の花」より


コスモスの花

2007-10-06 | 動物

 近くの農家の畑の隅でコスモスが満開になった。
コスモスが大好きという「ヒメアカタテハ」もいた。
昨年のコスモスは地産地消の店の畑で撮ったが今年は植えてなかった。
キク科コスモス属
学名「Cosmos bipinnatus」
別名「秋桜・アキザクラ・オオハルシャギク」
撮影2007年10月5日午後2時ころ
クリックで拡大します


家の前が畑になっているお宅が多い。


花の色は白・ピンク・赤。青空によく映える。


左の蝶は「ヒメアカタテハ」右の蝶は?


メモ

・メキシコ原産の春蒔き一年草。最近多く出回っている品種はセンセーション。早咲き大輪で花色は紅・桃・白色がある。切花や花壇に多用される。
・多肥はさけ、やせ地くらいの方が良い花をつける。
・性質は強健で1年草だが、こぼれ種子で毎年殖える。
             日本文芸社「季節の花図鑑」より


クサノオウ(草の黄)の花

2007-10-05 | 動物

 富里市内古民家の生垣の下でひっそりと咲いていた。
名の由来は、傷つけると黄色い液が出るので草の黄だと言われるが、他にも諸説あるが、定かではない。この液は有毒だが、民間薬として、虫さされやはれものに塗る。
ケシ科クサノオウ属
学名「Chelidonium majus var. asiaticum」


撮影2007年10月2日(火)

クリックで拡大します


花期は普通4月~7月だが、
今年の異常気候のせいで、今頃咲いたのかもしれない。


花と実と蕾
花ビラの外側に毛の多い2枚のガク片があるが、開花と同時に落ちる。


草丈は普通30cm~70cm。右側の落ち葉は柿の葉。
葉の形は1~2回羽状深裂、ふぞろいに切れ込み
裏面に白い毛。葉のつき方は互生。


 
参考資料「山渓 ポケットガイド野の花」