森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻―家康の花嫁

2006-08-14 01:12:21 | ドラマ (大河)
今日は、オーソドックスな歴史ドラマとしてとても面白く感じました。

旭姫の悲劇は確かにあったとはいえ、その夫の福田甚兵衛の悲劇までは描かれていなかったので、あまり胸に突き刺さらずに済んでしまいました。また、旭を迎えた家康が寝所にて、
「これから、仲睦ましく生きていきましょう。」などと紳士的な態度を示すものだから、なんとなく救われてしまったのです。


でも、そんな事あるかいって思ってもしまったのも本音ですが・・・
家康は秀吉の手前、本当に旭を大事に扱ったのでしょうか。しかも妻として。なんとなく思っていたイメージと違ってしまったので、これは歴史マニアの方々の記事で要研究ですね。

でも、とにかく今日のドラマの中では救われました。ただ、秀吉の妹に生まれてきてしまっただけなのに歴史に翻弄されてしまった、平凡な女、旭。

私はこの人がもっと強かな人だったら、この波乱万丈な人生さえも楽しめたとも思うのですが、どう見てもそうは思われないので、かわいそうで仕方がないのです。だから、甚兵衛には、旭の手紙にあるようにどんな事があっても生きていき、遠くで心の夫として、支えていてあげて欲しいなぁと思ってしまうのですが・・・・

どうでもいいことですが、ずっと昔の大河「吉宗」でしたか(違うような・・・)その中でも、野口五郎は西田敏行に妻にしようと思っていた人を取られていたような。普通反対じゃない?


ところで今日、ドラマとして拍手 と思ったのは、家康が冗談で旭の代わりに千代を差し出せと言った所です。まじめな一豊は、まさか家康が冗談なんて言うわけがないと思ってうろたえますが、その無駄のような冗談があったので、歴史的事実の旭姫の輿入れが、どんなものであったかが分かりやすくなったような気ががするのです。

ある日仲良く暮らしていた、平凡な夫婦。それなのに天下泰平という大儀の名の下に妻を奪われてしまう苦しみ。一豊にも甚兵衛の苦しみがきっと分かった事でしょうね。

旭の事はサラッといこうと思っていたのに、意外に長くなってしまいました。

今日やっぱり面白かったのは、家康の上洛のシーンとその前夜ですよね。 猿  狸の大バトル。   どちらの勝ち~、と言うものではないのですが、前夜は猿芝居の勝ちで、翌日は、ぽんぽこたぬきの勝ち~と言う風に、私には思えましたが、どうでしょうか。どちらにしても見ごたえがありました。

これで関白秀吉の時代は取りあえず落ち着きました。その事をお墓の中のよねに報告する千代。やっぱり、まだそのシーンの方が悲しかったです。

そういえばですね、蜂須賀小六。全然出てきてなかったのにいきなり出てきて、亡くなってしまいました。そういうのも悲しいじゃないですか。おーい!小りん、六平太、君達今頃何しているの?

コメント (18)
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