森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

フライトプラン

2006-12-21 00:45:08 | 映画
フライトプラン - goo 映画

DVDで、17日日曜日に見ました。

この映画は映画館で見たら、面白かったに違いありません。きっと、たぶん、おそらく、もしかして。

母の愛は強いのです。その愛の前では、姑息としか思えない計画なんか呆気ないものです。
いたはずの子供が、実は最初から存在しなかったと言われたら、これほどの恐怖はありません。飛行機、子供、消える。同じキィワードで浮かんでくるのはジュリアン・ムーアの「フォーガットン」ではないでしょうか。
なぜ、どうしてと最初に気持ちを引っ張りすぎるので、何だぁ、そんな展開かと分かってくると、どうしてもガッカリせざるを得なかったのですが、SFは好きなので、それはそれで楽しめたのです。

 でも、この「フライトプラン」はどうでしょうか。相変わらず知的美人のジョディ・フォスターですが、このジュリアンとジョディ・フォスターの共通点といったら、頭文字は「J」と言うのではなくて、やっぱりアレでしょう。
「ハンニバル・レクター博士」です。「羊達の沈黙」ではサイコなストーリーながら傑作と言わざるを得ない格調の高さを感じました。最強のレクターがかっこよく見えてしまい、自分の中の「闇」と思わず向き合ってしまった映画でした。

 ですが、やっぱり心配は無用と教えてくれたのは「ハンニバル」。「13日の金曜日」のような殺戮の繰り返しで、よくしゃべる頭のいいレクターと言うジェイソンにバイバイと手を振ることが出来たのです。(懲りずに『レッドドラゴン』も見たのですが。)

「羊達の沈黙」と「ハンニバル」の決定的な違いは、ヒロインにあったと思うのです。もっと自分勝手な感覚で言うと、ヒロインの「気品」であったかと。

 ジュリアン・ムーアの「フォーガットン」のB級映画っぽさにガッカリした人たちがジョディ・フォスターの「フライトプラン」に期待を寄せたとしても不思議はないですね。

 ですが、あまりにもあまりの映画でしたよ。

人は視界に入ったものはどんなに興味がなくても、実は見てしまっているものなのですね。子供を最初から誰も見ていなかったなどということは有り得ない事なのですよ。
しかも、陰謀も大それた秘密もなくて、結局お金なのーーーー

ただ、ジョディ・フォスターは凄いですね。ヒステリックで見ているといらついてしまうのですが、そのお顔には妙な説得力があるのです。ですが、背景など何もなくて彼女だけ切り取ってその動きを見たら、「パニックルーム」かと思ってしまうかもしれませんが。



いたはずの子供がいないと言われる恐怖には遠く及びませんが、あったはずの記事が忽然と消えると言うのはどういう事でしょうか。しかも、写真だけ残して。今書いた記事というわけではありませんよ。12月5日に公開していたものです。
最初から書いていないなんて言わないでくださいね。証拠はTB先にありますから。ただ、今は放置です。書きなおす元気なんかありません








コメント (6)
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