東京都美術館で8月2日から開催されている「フェルメール展」に、10月30日に、ようやく行って参りました。夏休みの間はかなり混雑していたことが分かっていましたので、時期を待っていったわけですが、私の行った木曜日、この日が平日なのかと思う程の盛況ぶりだったことに驚きでした。
私の行った日の前日の29日には来場者数が、50万人を突破したそうです。
ただ、私は朝一で行ってきましたので、結構時間をかけてゆっくり見ることが出来たと思います。
そしてその感想ですが、今回はその概略です。次回、特に印象に残った作品について記しておきたいと思います。
今時の絵画展と言うのは、美術館の学芸部員があちこちと奔走して、絵画を借りてきて展示すると言うものではないんだなと、しみじみと思いました。
ここに至るまでのその「企画力」が伝わってくる展覧会だと言うことが、強い印象として残りました。背景にTBSの存在があるからでしょうか。
今回のフェルメールの作品は7点。それ以外にもデルフトで活躍した画家の作品が紹介されています。
ヤン・ファン・デル・へイデンの「アウデ・デルフト運河と旧教会の眺望」は1660年頃の作品と、同じ場所から描いた15年後の作品を並べて展示され、その違いを楽しむことが出来ます。
また、デルフト新教会の回廊を描いた3人の画家のそれぞれの視点・技法で描かれたものを比較して楽しむことが出来ます。その5点の作品の内3点は個人蔵ですから、貴重な体験になるかもしれません。
なかなか興味深い、その部屋の次にはカレル・ファブリティウスの作品が数点展示されています。
その次にはビーデル・デ・ホーホの作品です。
そしてやっと、お目当てのフェルメールにたどり着けるわけですが、たどり着く前のそれらの作品も、インパクトが強く心に残る作品で、楽しめました。
今回は、音声ガイドを借りる習慣がない方にも、それを借りることをお薦めします。なぜなら、解説とは別にイメージに合わせた音楽が流れるのです。音楽と言うものには、ある魔力があると思います。目の前の絵がさらに生き生きと私に語りかけてきました。
TBS「フェルメール展―光の天才画家とデルフトの巨匠たち」のHPでその解説と音楽を聞くことができます。→ココです。
フェルメールの絵画の後にも、展示がありましたが、私はそこまでで疲れてしまって、あまり印象に残っていないかもしれません。
お土産好きなので、毎度おなじみお土産コーナー
ファイルとミニファイル
絵葉書を数枚