森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒「希望の終盤」

2008-11-27 06:15:39 | ドラマ(相棒)
最後の右京さんの一言が、心に残りました。
「自分の人生を読みすぎて、読み間違えてしまった。」・・・セリフは不正確

でもなんで、死ななくてはいけなかったかと思いました。
見えない影に怯えて死んだかのような西片ですが、その影は自分自身の弱い心の影だったのでしょうか。

将棋の世界にまったく詳しくはないので、にふの反則とかは何のことだか分かりません。(もしかしたら同じ列に歩が二つあってはいけないとか?)そんな所が残念でした。が、プロになるには年齢制限があることや、真剣師というものがいることは知っていました。

たぶんアレのお陰です。深くもぐーるって言うやつ。ダイバーなんとか・・

あまり真剣に見ていなかったのでタイトルもウル覚えですが(と、いうより覚えてない)、
「ご主人様!」と呟いてみたくなってしまったのは、真剣師・大野木の陰のある雰囲気が素敵に思えたからかしら。シリアスに物語りは進んでいきましたが、真剣師で食べていけるのかとか気が散ってしまいました。それに、この目の前のお金に手をつけなければ違法の現行犯ではないと薫に釘を刺されても、無視するアクの強さを持っていて、結構ダークなイメージです。

だから彼は犯人ではないなと思うのは、根拠がないけれど推理劇の常套かな。

逆に登場してきただけで、
「彼が犯人。」と、まったく根拠もないのに、キャストで犯人当てをしてしまうのも、映像推理の弱点だと思うのです。

それゆえに裏切られると、非常に嬉しかったりもするのですね。または、今回のように「犯人」というものに意外性が必要なく、推理の部分に重点のあるドラマ展開は、その裏切りに匹敵するような嬉しさがあったりします。

壁と掛け軸の水の染み、移動してあった碁盤、最初にふと耳に入った言葉、指紋のない10円玉と、面白かったですね。


ただ、将棋の世界は武士のそれと通じる・・
その世界観が理解できなければ、西片の死の動機には分からないものがありますね。
薫が言った、「やっぱり分からない。」には共鳴してしまいます。

みんなが真面目、みんながピュア。
「胸がいっぱいで何も言えなかった。」ダークなイメージとは裏腹な大野木。

―君は僕の希望だ。頑張って欲しい。―と、たった一言言えてれば、または
―君、わざと負けたのか。―と6年前に西片が問うことが出来たなら、
―道は違っても、応援している。―と、畑の気持ちが伝わっていたならば
と、残念に思いました。軽口を叩くという言葉がありますが、もう少し軽いノリの人たちだったら、西片は無駄に苦しまなかったかもしれませんね。
でも、その苦しみが実は西片を強くしていたのに・・・



今日のツボは、なんと言っても鼻の効く薫ちゃんですね。
イタミンの「警察犬に推薦してやるよ。」
―警察犬・薫 
活躍していました。

部屋に入って行った時の二人と米沢さんとの「ども~」と言う軽い挨拶も、良かったですね。WELCOMEモードがたまりません。初回の大河内さんに釘を刺されていたことなんか吹っ飛んでしまっています。もちろんそうでなくちゃ。でも、彼、来週出てきますよね~、たしか。

来週もシリアスの予感。



祝・紅白水谷さん。
紅白って毎年ちゃんと見たことがないのですが、今年は見ようかな。


2009,4,2  追記
今日も再放送で見ました。
右京さんの解説者振りが面白かったです♪
事細かく解説して、
「封筒と便箋、手紙を書くときに使います。」には笑えましたね。

コメント (4)
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