森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒7-7「最後の砦」

2008-12-03 23:48:08 | ドラマ(相棒)
 今日も脚本は櫻井武晴さんでした。
いろいろ良かったですね~。

監督官導入に鋭いメスを入れた内容だったと思います。
リアル世間では、いよいよ裁判員制度の候補者名簿に載った人に通知が来始めました。裁判員制度の事は、「相棒」でも取り上げられていましたが、常に一歩前を歩いているみたいですね。

警察内部でいかに監督しあっても、取調べ中に暴行があったと言えば、「裏切り者」になってしまう。言わなければ正義に反する。
下柳の苦悩は痛いほど伝わってきました。
ひとたび裏切り者の烙印を押されたら、村八分的な疎外感を味わうことは容易に想像が出来てしまいます。
板ばさみになってトイレで吐くシーンは、下柳の追い詰められていた様子が本当に伝わってきました。

でも、薫達の目の前で自殺してしまうとは思いもしませんでした。止めることができなかった薫。優しいさ全開の薫には耐えられるわけがありません。
平静を保っている右京に
「右京さんは強い、そしていつも正しい。」と言う薫。

予告編の気になるセリフはここに繋がっていたのですね。


右京の強さは信念ゆえ。

野村警部補に
「あなたは警察官。下柳の死を無駄にしないためにも、変わらなければならない。」・・と言うようなこと(セリフは不正確)伝える右京。それを物陰から聞いていた薫は、右京の気持ちを知るのです。

「もうひとりの警察官を追い詰めることになるかもしれません。」
「俺も警察官ですから。最後まで捜査をします。」
と、二人で真犯人を捕まえに行くシーンは良かったですね。

その後、唸りたくなるようなシーンが続きました。

野村警部捕の移動は、なんと監督官。思わず窓に映った自分の姿を呆然と見つめる野村。
拳銃自殺をしたのは監督官だった警官だったと公表しないのかと言う右京に、必要がない、それが警察さ的な小野田の発言。

そして薫ちゃんのラストのセリフです。
「俺は右京さんが不正捜査をしても、そうしなければならない理由があったんだと思う。俺ら相棒ですから。」
なんかしみじみしました。
「諸刃の剣ですねぇ。・・・」右京さんの纏めの言葉が霞んでしまいました。

いや、霞んだのではなく聞きたくなかったのかもしれません。



「暇か」課長は出番なし。シリアスが崩れちゃうから?
なにげに信念貫いているラムネ様(いつから「様」に?)超クールです。

だけど今日はこの人。
シリアスイタミン、かっこ良かったです。
出会った時にあまり絡んでこないイタミンに
「今日はあっさりですね。」と物足りなそうな薫でした。

薫とイタミンのハートの熱さは、似ているんですね。

コメント (2)
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