森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒7-9「レベル4~後編・亀山薫最後の事件」

2008-12-18 01:13:12 | ドラマ(相棒)

う、う、う~

 良かったですよね、「相棒」最終回・・・じゃなかった、「レベル4」の後編だったのですが、今日が最終回ですよといわれても、きっと納得しちゃったなぁ、あたし。

タイトルは本当は「薫最後の事件」。でも、ごめんなさい。フルネームで入れました、心をこめて。

これの二つ前の記事「あの、ちょっと、それはないんじゃない」の<Ⅰ嫌な女>の中で
>実は「相棒」の薫ちゃん卒業パターンも、一回目から推理済み。
もし当たっていたら、その後の複雑な心境はさておいて、きっと数秒は得意げな顔をして「ホホホ」と微笑むに違いない・・・。

なんてことを書いちゃったのですが、その卒業パターンは当たっていたんです。(こんな風になるって思われていた方は多いのでは)でも私「ホホホ」なんて得意げな顔なんか出来ませんでした。涙がジワーッと込み上げてきたんです。

これこそ私にとっては予想外。

ーあんた、これはたかだか推理刑事ドラマだよ。ドラマの内容でない部分で涙が出るなんて!

と、私の中の私が私に言いました。でも、ずっと好きで居続けたということはそういうことなのかも知れません。

別れに鈍感な私。

私は自分の卒業パターン推理を微塵も疑っていなかったので、
「徹子の部屋」を見るまでは、薫卒業と言われても、「さよならはまた会うときまでの遠い約束~」みたいに、居なくなっても存在している、つまり居ないのに居るという設定もありのような、なんか卒業がピンと来なくて、今週になって本当に居なくなっちゃうんだなと、しみじみしていたのです。(遅すぎますか。)でも涙とは・・・

いつだって「相棒」は私に予想外の驚きを与えてくれるのです。 

                    

 やっぱり右京さんには分かっていましたね。
薫が病院から電話で
「こんな時になんですが、今回で俺は最後の事件です。」(セリフは不正確)といった時、右京さんは驚きませんでした。でも、かすかにその表情がこわばりましたね。分かっていたけれど・・、というところでしょうか。

でも事件が解決して、薫が行く目的を話したとき、私はやっぱり再度ジワーっと来てしまいました。
「教えたいのは正義なんです。」

薫ちゃんは良い先生になると思います。

「お世話になりました。」と礼をする薫。

夜、花の里でたまきさんに
「それでなんて言ったのですか。」
「何も言えなかったのです。そんな事言われたのは初めてだったものですから。」と語る右京さん。
今までの6人はみんな何も言わないで去っていき、早い者で一日、長くても一週間しか持たなかったのですって。

その後の辞めるという報告を聞いた人たちの反応や、別れのシーンです。

新聞を落とす内村刑事部長、なんでもないような顔をするイタミン、お守りをくれる米沢さん。「暇か」を先に言われてしまう角田課長、コーヒー豆も補充してあり優しい薫です。

やっぱりもうひとりの薫の相棒イタミンとの別れは印象的でしたね。

「元特命係の亀山~。」と、丁寧に「元」をつけるところがちょっと悲しい。でもその後に
「さっさと死ね~。」
「お前こそ死ね~。」と、良い子と良い子のお母さんには聞かせられない別れの言葉。

不器用な二人でした。

ちょっとは話は前後しますが、美和子さんに打ち明けるのって遅くないですか。今頃だったのでちょっと驚きました。二人の掛け合いは面白かったのですが
「俺について来い。」って、美和子さんを押し倒したけれど、電話はお母さんに通じたままになっていない?
その前に切ったのかしら。気になってしまったじゃないの。

もうひとりのちょっと不器用な男。
イタミンと別れた後一人歩いている薫の所に、右京さんから電話が入ります。

「一つ言い忘れました。気をつけて行ってらっしゃい。」

一人で歩いて行く薫。ひとり緑の中に佇んでいる右京。

 

亀山薫最後の事件は綺麗なラストシーンで終わりましたね。

                      

 今回の「レベル4」の ことですが、爆発したのは偽物だったとなかなか面白い展開でしたね。

外に逃れようとする刑事たちを押し留め、部屋を密閉する米沢さんがかっこ良かったです。

 なんだかんだと言っても、薫を心配して病院まで来るイタミン。

そして、右京の指示を何の疑いを持たない薫の病院での一言に痺れました。

「右京さんと何年相棒やっていると思っているんですか!」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

次回は1月1日、元日スペシャルです。

コメント (2)
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