月に一回ぐらいは映画館に行って映画を見ようと思っています。
8月は、私的にはやっぱりこれでしょう。
8月6日に見てきました。
なんたってこの原作が昔から大好きなのですから。
この映画の実写化が決まった時に、ちょっとだけキャストさんの感想を書いています。
その記事は→「ジョジョの奇妙な冒険」第四部実写化 !!
その中に、
>主人公の東方仗助役は山﨑賢人君。
彼のファンの人は嬉しいと思うのだけれど、ジョジョファン歴が長い私としてはすこぶる微妙な気持ち(ごめんね)
と書いてしまったのですが、なんか彼、凄く良かったです。
なんか朝ドラの「まれ」のお話があまり好きではなかったもので、それで彼の事も「あんまり」と言う感じがしていたのですよね。
でもこの映画で、彼の事が好きになりました。いや、マジで。
東方仗助は、本当にこんな人ではないのかと言う説得力がありました。
― 生まれながら父親が傍にいなかったけれど、母は父親との間には大きな愛が存在していたことを子供にちゃんと伝え、男に頼らず一人で愛をかけて育ててきた。が、本当は一人ではなかった。その子育てには彼女の父親もしっかりサポートしていた。警官と言う固い職業でありながら、娘の行動を責めずに、その子供にちゃんと礼儀を教えと正義の種を植え付けたのに違いない。―
だから仗助は、髪の事をいじられない限り、すこぶる礼儀正しい言葉遣いと態度を取ろうとするのだと思いました。
承太郎が父の事を伝え、莫大な財産を受け取る権利があると伝えても、その事で揉めていると話すと、(本当は、財産の件ではなく浮気の件で)
「俺の事なんかで揉めなくていいです。三人で楽しく暮らしていますから。」と言うセリフは印象的でした。確かに莫大な財産よりももめごとのない面倒でない生活を好む傾向があったのかもしれませんが、仕事に熱心な暖かい祖父と仕事をバリバリやりながら彼を育てた、若く美しい母との愛情にあふれた今までの生活を感じる事が、即座にできたのです。
だから彼のスタンドは人の傷を治すヒーラー的な、優しい力を持った者だったのかもしれません。
ずっと原作が好きだったと言っているのに、何をいまさらと言う感じですが、原作を読んでいた時もアニメを見ていた時も、あまりこの仗助の性格やその生活の背景などを思ったことなどなかったのです。彼は結構普通の高校生だったし、杜王町自体が意外と普通の町に感じていたからなんですね。
海外ロケのせいで、杜王町は普通の町と言う感じではありませんでしたが、それはそれで見ていて美しく楽しかったと思います。
実写で一番苦労するのは、仗助の髪なのではないのかと思っていました。
思わずそこに話が触れてしまう変な髪。
それはタダのリーゼントって言うわけにはいかないって事ですよね。
いろいろ意見の分かれるところかもしれませんが、私はうまい事作ったなあと感心しました。
綺麗にセットされているけれど、ものすごく変わった髪。
だけど彼だけがこのレベルで変わった髪だったら、全体のバランスが変になってしまうからか、とにかく男性の髪は皆、ほとんどちょっと変ってると感じた人も多かったと思います。
杜王町シリーズは普通の町の中で起きてしまった奇妙な出来事。そこが凄く面白いところなのですが、その作りこまれたキャラが普通の町の普通ではない出来事なのだと言う印象が強くなり面白みを膨らませたと思います。
物語も良くまとまっていました。
早くも最後の方で、ラスボスのあの人の気配が・・・・。
まだキャストさんも公表されていないけれど、いったい彼は誰がやるのでしょうね。
(私的には、玉木宏さんとか・・・・。まさか実写映画の必須アイテム、藤原竜也投入なんてことはないかな?←妄想です)
これはある意味ネタバレかしら。
EDを見ながら、ふと、そう言えばと思った事は、ジョジョ立ち的なポーズってなかったなと言う事なんです。そしてそれに気が付いて、またもう一つの事に気が付きました。
「ゴゴゴゴゴゴゴ~」、なかったなあって。
えっ、なかったですよね。確かなかったと思います。
でもまったく気にならず、面白かったです!!!
原作よりも美しい皆さま
彼でさえも・・・
ちょっと危ない彼女
第二章も凄く楽しみです♪
(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社