森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

かんぽ生命ドリームシアター宝塚雪組公演『凱旋門』

2018-07-29 16:54:27 | 観劇・コンサート日記

 宝塚の舞台は、本当にサービス満点。私はコメディにはイマイチの反応の人だと思うのですが、

そのほかの舞台では、いつだって大いに泣いて心も揺れて、そして元気になるのです。

舞台は最高。宝塚のラインダンスは地響きを起こすのだなと、今回初めて知りました。

以下は主にお出掛け日記とほんのちょっとの感想です。

 

 朝起きたら、眉間に皴が寄っていました。深く刻まれてしまっていたと言うか。

ショックでした。確かに真夜中、足は痛み、その痛みに耐えながら寝てはいました。

恐ろしい事に、その痛みに耐えた長い時間が、私の顔に皴を作ったのです。

「まじいまじい」と言って、私は中指の先でその皴を伸ばすように撫ぜたのでした。

 

だけど世の中は一つマイナスがあれば、きっとプラスもあるもので、台風が近づいていると言う天気予報を気にしつつ、7月28日は宝塚の公演に出掛けてまいりました。

このチケットはかんぽ生命の招待で、その抽選に姉の娘婿が当たって姉にプレゼントされたモノが、ペア招待だったので私にもおこぼれが回って来たのです。

なんと言うラッキー♪

だけど台風の事も気にしていました。だけど姉に聞いたら、行く選択肢しかないと彼女はきっぱりと言ったのです。

毎日は、そんなに苦しい事ばかりではないかも知れませんが、それでも早々楽ではないと言う日が続く事もあるでしょう。

宝塚の公演には、そんな日常の辛さから救い出してくれるような、そんな気持ちにさせる何かがあるのですよ。

 

天気予報では、出掛ける12時ごろには既に強雨だったのに、実際には雨もまだ降っていなかったのです。

それで私は行く途中にある大好きなゴジラさんの写真など撮って、ウキウキと劇場に向かいました。

 

この日の強運は、姉にありました。座席は劇場にて抽選で決まるのでした。姉が引き当てた座席は・・・・

なんと !!

 

 

ss席だったのですよ~。

私が引いたら、きっとB席だったのじゃないかしら。

このSS席は確かに実際に買い求めたらお値段も高いのですが、それよりもこの席を普段自分で求めようとしたら、発売日の初日一番にパソコンと(無駄と知りつつ)向かい合うか、友の会などに入らないと無理だと思うのですよね。

 

確かに私の足は痛いまま。姉の体調もイマイチで、外は台風。

だけどそれを押して来た甲斐が本当にありました。

 

抽選で席を取ってから、劇場開場までの時間に遅いランチを取りました。

なんたって薬を飲まなくてはね(ちっとも効かないのだけれど)

 

 

かんぽ生命さんは太っ腹です。

パンフレットもお土産に頂きました。

カッコいいですよね~。

宝塚の男は本当にカッコいいのです。

(えっ、そこで「男か?」って言っちゃあだめですからね。)

 

お土産には

 これを買ってきたのですが、中身はチョコ。食べ終わったらペンシルケースに使うつもりです。

 

このミュージカル・プレイの『凱旋門』には、-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による- という副題がついています。

凱旋門(上)
山西英一
グーテンベルク21


『「ふたりは細い雨の降っている、人影ひとつない灰色の街を歩いていった。街の端までくると、ふたりのまえにまた広場がひろびろと果てしもなくひろがった。流れる白銀の糸の中から、凱旋門のどっしりした灰色の姿が、震えながら空高くそそりたっていた」』

パリと雨は本当に良く似合うー。

原作の文章のイメージがばっちりです。衣装も美しかったです。

「パララ パララ パララ~」と頭の中で音楽が響くと、なんだかべそをかきたくなりました。

本当は絶望しかないようなラスト。管制下の元、灯りの消えたパリの街で暗黒に浮かび上がる凱旋門が、それを象徴しているかのようでした。

だけど必死に生きて必死に愛したラヴィックは、いつか親友であるボリスといつかパリのフーケで再会するのではないかと、勝手に妄想せざるを得ません。

ラヴィック 轟悠

ジョアン  真彩希帆

ボリス   望海風斗

 

かなり昔(1948年)に映画にもなっていました。

凱旋門 イングリット・バーグマン 【DVD】
イングリット・バーグマン
メーカー情報なし

 

この公演のBlu-rayは9月30日に発売予定で、今は予約販売をしています。

雪組宝塚大劇場公演 ミュージカル・プレイ『凱旋門』 ショー・パッショナブル『Gato Bonito‼』 [Blu-ray]
望海風斗,真彩希帆,彩風咲奈,彩凪翔,梨花ますみ
宝塚クリエイティブアーツ

 

帰り道、雨は降っていましたが、大したこともなく家路につきました。

「雨、大したことがなかったね。」と夫に言うと、

「君が舞台を観ていた頃、大雨で強風だったのさ。」と言われました。

やっぱり…ラッキーだったのかな。

 

楽しい一日でした♪

 

・・・・足は痛いけれどね(/_;)

 

 

コメント (2)
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