森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

若気の至り40周年

2021-05-21 02:20:48 | 家族スナップ

星野源さん、新垣結衣さん、ご婚約おめでとうございます。

(結婚が決まったと言うので、「婚約」で良いのかしら。)

嬉しいお知らせに、心も明るくなりますね♪

 

ところで、これは我が家のお話です。つい先日、私は夫殿に言いました。

「16日は結婚記念日だ。なんと40年だ。」

私は女の家で育ったものだから、意外とプチイベントみたいなのは好きなんです。だけど、彼は気持ちが悪いほどそういうのがダメな人。気持ちが悪いと言う所に、ちょっと私の深層の感情が滲み出たかしら (笑)

いろいろと合わない。

なぜこのような人と結婚なんかしちゃったんだろうかと、時々思い出したようにグチグチ思いながらも40年が過ぎたのだと思います。案の定、この時も

「何か遠い昔にそんな事もあったなぁ。」と彼。

「うん、そうね。その前に4年も付き合ってるんだから、44年の腐れ縁よね。」と私。

だいたい結婚なんか、たいがいほとんど、若気の至りってなもんじゃないの ?

 

17日の食卓で。

最近、私はチジミを作るのが好きで、一つ目のメニューはそれに決まっていたのだけれど、もう一品は八宝菜にしたんです。とにかく我が家は時短が大切で、いつもは八宝菜はためらわずに「Cook Do」を使います。だけどその日は違うものを使ったのです。いわゆる白菜があれば出来ますよってなやつです。でもそういうのは好きじゃなくて、そこにいろいろと足したのですが、量が多くなってしまったので、味が薄くなるかと中華ダシをほんのちょっと足したんです。

するとですね、夫殿。私が巷で少し前まで話題になっていた「うっせいわ」と言う歌を歌いたくなるくらい煩かったんです。

「いつもの味じゃない。」とか「うちはCook Doで問題ないんだ。変える必要はないだろ。」とか「なんか変だ。」とか。

「じゃあ、食べなきゃいいじゃん。」と言うと、

「いや、まずいとは言ってない。美味しくないと言ってるんだ。ナッ、ルート?」

と、そこにルート君まで巻き込んで・・・しかも彼も

「うん、いつもの味じゃないな。なんかね、あとにクスリ臭さが残るんだよ。なんだっけなこの味・・・。」

ああ、ちょっとだけ足した中華ダシの味じゃないかなと、私は思いました。だけど

「ほらっ、俺だけ言ってるんじゃないんだから、本当に美味しくはないんだ。」と夫。

なんか💢ーっとくるじゃん!!

「君たち煩いよ!! もう卵かけごはんか何か食べて、チャッチャと食事を終わらせて食卓を離れなさいよ。」

と切れると、

「いや、俺は食う。」とルート君。

「だからまずいとは言ってないだろ。美味しくないと言ってるだけだから、食べるよ。」と夫。

やっぱりこやつは、しつこい !!

「あっ、そうだ、ルート君。こんなこと言ってるけれど、私たち40年も夫婦をやってます。(一応)仲が悪いって言うわけじゃないのよ。」

と、急に私は言いました。ルート君も、もうおっさんの入口の人。だから教育的にと言うのは当てはまらないかも知れませんが、やっぱり一応子供の前で、このような会話もないものだと思ってフォローすると、

「知ってるよ。オレだって30年も見続けてきたわけだから。本当に仲が悪かったら口もきかないだろう。」と彼は言いました。

「へー。ふーん。」と私。この「へー。」「ふーん。」の間に頭の中で言葉が二つほどすっ飛び、いきなり私は夫殿に言いました。

「じゃあ、もうこれからはあまり口を利かない事にしよう。」

流石に、言葉がスッとんで微妙に話題が変わる事には、慣れているらしいー。

普通に会話が続きます。

「お前にそんな事が出来るわけがないだろう。」などと言うので

「それはあなたじゃないの?」言い返す。

「いや、お前だ。人が風呂掃除に行こうとすると、きっとこの先ドラマはこうなるああなるとか、犯人は誰かとか語りだすじゃないか。」

別に聞かなきゃ良いじゃんねぇ。

「いや、あなたこそ、人がトイレに行ってドアノブに手をかけてると言うのに、ずっと話の続きが背中の方から聞こえてくるってどういう事 ?」

 

と、その時ルート君。

「この煩さの中、食事が終了しました。」

 

実は我が家、別にルート君が言うような理由じゃないけれど、食事中にはあまりお喋りはしない食卓なんです。

なんだかみんなパクパクほとんど無言で食べてます。

それに、上に書いたことでは、ちょっと夫殿に申し訳ないので、ひとつだけ彼の良い所を言うと、食事が美味しかった時、ほとんど必ず「旨かった~!」と言って席を立つんです。

これ、私はとっても大事な事だと思っているんです。逆に「ごちそうさま」だけ言ってサッサと席を立つとき、まずくはないが美味しくはなかったという事なんだなと、私は思います。

ちゃんとそう思っているのに、言葉に出されると、グーで殴りたくなりますよね^^

 

この記事、食事係が女性であるような前提になっているかのようですが、別にそうではありません。私は6人家族の女が5人と言う家に育ち、高校も女子高でした。ゆえに男女平等意識がとっても高いんです。

今私は1週間に数時間しか働いてないので、家事全般は私の仕事だと思っているだけです。

だから

「あなたが完全定年になって家に居るようになったら、お食事係は当番制にしましょうね。」などと、私は言います。

どうもそれが嫌なようで

「俺は死ぬまで働く。いや働けたらだけどさ。」と夫は言います。

「うん。働いてくださいね、私の為に。」と何気に憎たらしい事を言う私。

仕方がないですね。このような私と結婚してしまったのは、彼の若気の至りってなものですから。

 

と言うわけで、「若気の至り40周年」は無事に通過しました♪

 

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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