あまりと言うか、全く良くない事であるが、死んでしまった猫を諦める事が出来ない。
忘れられないとか寂しいとか言う話ではない。諦めきれないのである。
確かに妹に「気配を感じないわ。」とか「お別れを言いに来たのよ。」などとのたまっている自分がいたが、それは私という人間の、笑顔で暮らす外側の部分が言わしめているだけであって、自分の内側にいるもうひとりのダークな本当の私と言うやつが、夜な夜な「諦めきれない。」などとのたまい、それでもしくしく泣いていればいいものを、じっと誰も何もいない空間を見つめていたりする。
封印切る気か、私?!
決して、そして全くいい事ではない。
きっと、こういう執念が、清く美しかった魂をまったく違う禍々しいものに変形させて、この世に災いをもたらす者にさせてしまうのかも知れない。
また、無意識に何かを念じているものにとっても、異界に念を送っているわけなのだから、けっして良いわけがない。
もう止めないとー。
☆ ☆ ☆
4日の未明、あまりの頭の痛さで目が覚めました。
頭が痛くて目が覚めた事など、今までで一度もない事ですし、若い頃はちょっとは頭痛持ちだったこともあったかも知れませんが、最近では「頭痛」自体があまり無い事だったのです。
この痛みは、勝手経験したことのない様な殴られたような痛みかしらと、意識してみました。
そうとう痛い・・・・。
だけど殴られた様な痛みとは言い難いな・・・・。
それでも怖くて、私はブルブルと震えました。
妹は2年前の12月、ラインで姉妹で話していた時、
「今日、頭が痛くてさ、病院予約したから長く話せない。」と言いました。
普通に元気だったので
「風邪ひいちゃったのかしら。」と皆で言っていたのです。
だけどラインを切ってから30分後ぐらいに、その痛みの凄さに吐いてしまったそうです。
そして病院で彼女の病名は脳腫瘍だったと分ったのでした。
また最近、友人は頭痛が酷くて病院で検査をしたら、今は退院していますがそのまま入院してしまいました。
その友人に起きたことが、私に起きない約束はないのです。
しばらく眠る事も出来ませんでした。私はやはりずっと怖くて、祈りの言葉を小さい声で唱えました。もしもその祈りの言葉がちゃんと言えなくなってしまったら、それは一大事で夫にSOSを送ろうと思いました。
だけどその時、私は思いました。
ー 分かった。もう分かった。もう絶対にやめる。
負の想いは負の連鎖になるに決まってる。―
人は崖っぷちに立って、初めて本当にその意味が分かり行動に移せる場合があるのかも知れません。
実行する、留まる。いずれの選択にしても。
ここまでの話を読んでくださった方の中には、「はぁ?」と思われた方も多いかも知れません。
まあ、そうかも知れないなと思います。
ただそれはたまたま、今まで出会った人の中にある種の世界を語る人がいなかっただけ、もしくは荒唐無稽と切り捨てて来ただけなのではないですか。
キツサの最たる言い方で言えば、単なる経験不足なのだと思います。
「寂しさ」はこれからも大切にしていきたいと思います。だけど本当に私は気持ちを切り替えて生きて行こうと思いました。
妄想とリアルのはざまー。(モウソウジャナイケド)
さて、その頭痛の話ですが、朝起きた時もずっと痛いままでした。
だけど寝たので少々冷静になり、目薬を差しまた眼を温めて、また肩に湿布薬を貼り、頭もマッサージをしました。要するに血流が悪くなっての頭痛なのではないかと思えたからなのです。病院に行っていないので正解は分かりません。(今後しばしば起きるようなら、考えないといけませんね。)
だけどその日は徐々に体が温まって来て、時間が経つと、その頭痛は消えたので、予定していた通りルート君も誘って3人で買い物に行きました。近くにあるショッピングモールのうち、行きたいと言ったモールはガラガラでした。(ちょっと予想通り)
午後から人も増えてきたと思いますが、午前中に行ったのでセーフでした。
夫とルート君は必要な物を買い、私はまた不必要なものを買って、楽しくお買い物をしてきました。
ただ私は、なにげに新しい下着を数枚買いました。
すぐに必要になりませんように。だけど何か考える機会があった時には、さりげなく少々の実践はしておきたいものです。
入院時のパジャマなど、今はレンタルが常識なので心配ない事だと思いますが、家族が分かるような入院セットって、やはり大切かも知れませんよね。