遅れて感想を書いていますが、遅れた割にはなんですが、正直に言ってしまうとどうも今回のお話は好みではないです。
まあ、人の好みはそれぞれなので、そこの所は許していただきたいところです。
外国人技能実習生の描き方でも、なんとなくモヤモヤした気持ちになりました。
この制度は、多くの人にとって「知ってるけど知らない」世界ではないでしょうか。前に何かワイドショー的なニュースでも話題になったように思いますが、ちゃんとやっている所は凄くちゃんとやっているのです。じゃなければ、この制度は死んでしまい、多くの外国人の労働力を頼らなければならない企業が来月にも潰れてしまいます。
今の日本は、子供が少ないと言う未来の問題もありますが、その子供を産んでいく世代の経済的自立が困難と言う問題があると思うのです。ある時期、日本は順調にレールに乗って高校・大学と進んできた人たちが最後の就職の時に、リーマンショックやその後の災害などで、そのレールから弾き飛ばされた人がたくさん居ると思います。数年をかけてそれぞれの(路線違いであっても)レールに戻り進み始めた人がほとんどだと思いますが、中には戻れずにその労働力を対価に見合わずに提供していたり、または心が弱り提供さえ出来ない状態になっている人もたくさんいるように思うのです。その人たちへの丁寧なケアなど聞いたことがありません。
埋もれた日本の若者の労働力掘り起こしなど目を向けないわけですから、目の前の労働力不足には外国人の労働力に期待しないわけにはいかないのですよね。
そしてその事が、あまり世間には浸透していないんじゃないかと思うのです。そこにこのようなマイナーなお話・・・・・。
「誰か助けてください。」
いやいやいや、あなたたちはいったいどのようなルートで日本に入って来たのかって、そこから気になってしまいましたよ。
きっとこの人たち人買いに買われてきたんだなって、首を傾げてしまいました。
別にすべてを否定しているわけでは無いのです。正しい人たちがいれば、必ずそれをベースにして悪が生まれてくるってものじゃないですか。だから彼らは手紙を書いたのですよね。正しく訴える所に。
でも・・・・・。
なんであの人死ぬほど追い詰められたって言うのかしら ?
(もっとあのカッコいい女上司を信じても良かったのでは。)
ふと、何で人は飛び降りる時靴を脱ぐのかと不思議に思いました。フェンスとか乗り越える時に靴を履いていた方が良いじゃないですか。靴を履いていると足の方が重くなって体が変にねじれて、顔に靴がぶつかったら痛そうだなとか思ったりとかするのかしら。
そんな事を朝から言っていたら、夫殿が
「『自殺しました』の印で残すんじゃないかと思うよ。」と言いました。
まあ、その説で、靴が無いから他殺じゃないかと、この「相棒」でもなっていたのですよね。
更に私は思います。
じゃあ、靴を脱いだ時、靴下が破れていたら今日は止めて置こうってならないかな・・・。
「なるな、それ。」と息子君。
ああ、そうだよね。
だったらさ、靴を脱いで五本指ソックスを履いていたら、あの人もやっぱり今日は止めておこうってなれば良かったのになぁ・・・。
それから私が一番疑問に感じたのは、ジャーナリストには書かないと言う表現の自由はないのかと言う点。
中川は別に政治家と癒着してもみ消したとか、買収されて書かなかったと言うわけでは無いのですよね。
彼は、自分の強い語気があのかとくの人を自殺に追い込んだのかと悩み、書こうとしたが書けなかったのですよね。
悩み苦しむ時間さえ与えられないものなのかと思うのですよ。
私はあのWチェックのドラマと言うか映画を思い出しました。ズボンのベルトと吊りバンドから
「あなたはWチェックの人ですね。」と言う日航機の事故を描いた地方新聞のアレですよ。(おばさん特有の度忘れ中)
裏を完全に取らないと、記事にしないマスコミの良心には惜しいなと思いつつ感動しました。
《追:アップ後、読み直したら思い出しました。『クライマーズ・ハイ』でした。嫌ぁね。おばさんって(^_^;)》
彼の元に遺書はなかったのですよ。読んでもいなかったのですよ。普通まだ記事にはしないでしょ・・・・・って私は思ったのですがね。
それなのに風間が中川を(結果的には)その道から追い出すような記事を書くなんて、なんか私にはよく分かりません。
と言うわけで、私的には好みではなかったのでした。
先にも言った通り、人の好みはそれぞれなので、そこはお許しくださいね。
ああ、事件自体の事を忘れてしまいました。
靴を隠して自殺を隠ぺいした・・・って事でいいのでしょうか。
あの人が靴を隠して良かったですよね。だから事件として皆が捜査し、諸々の真実が暴かれたのですから。
自殺だって分かっていたら、「中川のすべて胸の内」くらいになってしまっていたかも知れませんよ。
世の中何が幸いするのか分かりませんよね。
ああ、あと、ロケ地はいろいろと素敵でしたね。
チェックしました。
ふふふ←不穏な笑い。
なんか新しい楽しみ方を見つけちゃったかも^^