森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒18 第3話「少女」

2019-10-25 00:38:39 | ドラマ(相棒)

水曜日はちょっとバタバタしていてゆっくり見る事が出来ず、あまり感情移入してみる事が出来なかったので、翌日、見逃し配信で見直してみました。

1回目よりもやはり落ち着いて見た2回目の方が、良いお話に感じました。

今時の子役は、本当に素晴らしいですね。この物語は、犯人と一緒に逃げた少女の寂し気な表情と、そして再び彼女の中の止まっていた時間が動き出した時に見せた笑顔の愛らしさに、すべてがかかっていたと言っても過言ではなかったと思いました。

「そう、嘘だったのですよ。」と右京が語った、妹の嘘の話。

それは本当に悲しい嘘でしたね。

命がこんな風に、唐突に終わるとは誰も思っていなかった・・・・・・・。

その幼き妹自身も。だから凄く重い嘘だけれど、その嘘をついてしまったのですね。

右京は相手が少女ゆえに簡単に言いました。

「かまって欲しくて。」と。

 

本当は妹の心のうちには、幼きゆえに言葉での思考はないものの、もっと複雑なものがあったように思いました。優しくて大好きなお姉ちゃん。だけど明るい顔をして、自分を置いて行くお姉ちゃん。母もそんな姉にする世話は、出掛ける為の手伝いで、自分には決してない事。そんな姉に近づきたくて、せめてベッドから起き上がろうとしても上手くいかず、母から厳しく叱責されてしまう。

だからちょっとついてしまった嘘。

 

だけど命は続いて行くと思っていたから、

「あれ、本当は嘘だったの。」

「なんでそんな嘘をついたの。」

「だって私、寂しかったんだもん。」

いつか種明かしをする日は普通に来ると思っていたはずだと思うのです。

 

最近、ツイッターではドラマの感想を読まないのですが、遅れついでに読んでみたら、かなり高評価で泣いたと言う人も多数。

なるほどなあと思いました。ある視点に蓋をして、タイトル通りに「少女」に標準を合わせて物語を見れば、なかなかの良いお話ですよね。

犯人の人も最終的には殺人犯にはならず、セーフと言う所で、悲しみと苦しさから立ち直って明るい未来を感じさせたのも良かったですね。

 

だけどある視点と言うのは、お母さんの事です。

娘を病気で亡くしても、それだけで彼女の時計だって止まってしまっているかもしれない悲しみのはずなのに、娘が付いた嘘の内容、お姉ちゃんが攻め立てた、「いつも疲れたとばかり言っていた。妹を放っておいて仕事にばかり行っていた。」

それ、結構厳しすぎますよ~。

母なるもの、娘であると言うだけですべてを許すものなりと言う母性神話でもあるのでしょうかね。

 

まあいいか、難しく考えなくても。

ドラマなんだからね。

 

とりあえず鑑識の益子さんの猫の名前はメイ。可愛い猫ちゃんでしたね。

少女に渡すはずだったかりんとうは特命係の物になりましたとさ。

 

ああ、そう言えばついでなのですが「科捜研の女」。

爆薬の液体が体にかかっても爆発するとか、一話目でそんな話が出て来たじゃないですか。

そしてラストで、蒲原にかかってしまうじゃないですか。その後爆発シーンで終わって次週に続くになりました・・・・。

「えっー!? この人レギュラー降板だったの~?」と変な反応ながら吃驚しました。

「科捜研の女」って、いつもはあまり真剣には見ない私でしたが、今回の放送は「どうなったの ?」と最初から興味津々で見ましたが、

「大丈夫。あの液体は何々で大丈夫だ !」であっという間にそれに関しては無事解決。

言うなれば「つり」と言うやつですね。

しっかりつられてしまいました(^_^;)


コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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ありがとうございます♪ (けい)
2019-10-25 10:48:54
ようやく続きを見るふんぎりがつきました(笑)
ここで「科捜研の女」のことを知らなければ、たぶんまだまだ続きを見ていなかったと思います。
今は安堵の気持ち。また来週も見ます♪

相棒、今シーズン、始まりはなんとなくもやもやしたものがありましたが、少しずつ「やっぱり相棒はいいな」と思えるようになってきました。今回はさらにそう思えました。
見る視点を変えるとこんな風にも考えられるんですね。すっかりあの子の側に立っていました。お母さんの気持ちまで考えることができていなかったです。もう子育て終わったから? なんて思ったり、まだまだ修行が足りないなと思ったり。
kiriyさんの深い洞察力には脱帽です。これからも楽しみにしています♪
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けい様 (kiriy)
2019-10-26 01:22:09
こんばんは~☆
やっぱり「科捜研の女」から蒲原さんがいなくなったら寂しいですよね。
当たり前のようにいる彼の存在を再認識できた、ある意味、短い時間ながら蒲原さんにとっては美味しい回だったのかも知れませんね。
しかし、それに振り回されるファンの気持ちにもなれと、ちょっとだけ思ったりもするのですが、本当はそのくらい気持ちを入れ込んで見た方が、ドラマは更に面白くなるってものじゃないかなと思います。
「相棒」はなんだかんだと言っても「相棒」。
結構良いお話が多いのですよねぇ。
と言うわけで、次週も楽しみです♪


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Unknown (ゆーた)
2019-10-26 07:52:57
昨日の大雨、そちらは大丈夫でしたでしょうか?
なんだか本当に辛いですね。
もう災害がないことを祈りたいです。
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ゆーた様 (kiriy)
2019-10-26 09:30:30
おはようございます。
コメントとお気遣い、ありがとうございます。

昨日の雨はかなり激しいもので、仕事などで外に居た方々は大変だったと思います。
私の地域は、千葉なのですが、近い所に山もなく川もなくで、加えてマンションなので、ここに避難命令が来たり、(暴風で)建物が揺れたりしたら、一戸建てはかなりヤバイ状態だなと思っています。
地域的にはセーフだったのですが、私も今朝一番に、夏に行って楽しかった佐倉や友達の住んでいる八街と言う所の検索をしてしまいました。
水没した画像が多々あって、胸が痛く、今年の千葉は呪われています。
相手が自然と言う大物なので、為す術もない事ですが、本当にもうご遠慮したいと心から願っています。
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