※ ひとつ前に2019年の元日スペシャルの感想も書きましたので、よろしくお願い致します。
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新春「相棒祭り」でずっともう一度見たかった「閣下の城」を見る事が出来ました。
この作品は、初代「花の里」の女将たまき役の益戸さんの逮捕のせいで、再放送が難しくなってしまったと言われていた作品の一つだったと思います。(真実は不明)
時が解決させたのか、それともアメリカのどこかでマリファナの合法化がされたからでしょうか。それはまったく分からない事ですが、また見る事が出来てヤッターと思った私です。
だけどですね。「ありゃ、大空まゆみはどうしたの。」って一瞬なりました。
最近「忘却と言うのはありがたい事だな。」と思っています。すっかりこの物語の内容を忘れていたのです。大空まゆみと言う名前が出てきたのは、同じロケ地で、「女王の宮殿」を撮られたからなんですね。そちらももう一度見たいです。なんでか、感想を書いてないみたいなんです。
これはある意味「悪」が勝って終わりと言う、微妙に後味が悪い物語だったのですね。
だけどその悪の華が不思議な魅力を放ち、なんか「まっ、いいか。」という気持ちになってしまいました。なぜなら閣下は幸せそうでしたから。
と言う事は、アレですかねぇ。
彼女は絡新婦。
えっ、何で「女郎蜘蛛」と打ちたかったのに、そんな表記が出てくるのって思ったら、それは「絡新婦(ジョロウグモ)は美女に化け誘惑する妖怪である。」なんですって。まさに彼女はそうですね。
食われつつある男たちは、それでも幸せなんですよ、きっと。
この「閣下の城」が、私にとって大事な作品に感じていたのは、北条晴臣役の長門裕之さんと瀬戸内米蔵役の津川雅彦さんの兄弟共演であったこと。津川さんゆかりのロックハート城が舞台であった事、そしてあまりドラマ内では活躍はしませんでしたが、田中実さんも出演していたからだと思います。
ロックハート城、行ってみたいなぁ。