昨日の朝、リアルタイム解析を見てみましたら、どなたさまかは分からない事ですが、「必殺仕事人2015」の記事を読んでくださったことが分かり、私も読み直してみました。
瓦屋の陣八郎の遠藤憲一さんは、この時に初登場だったのですね。
出演しない回もあったけれど、今までお疲れさまでした。
今回、最後に陣八郎の背中の着物が裂けて、彫り物が見えてしまうじゃないですか。すっかり忘れていたのですが、その背中に彫られていたのは、亡き妻の面影が残る観音像だったのですよね。どう見ても彼は鬼面風邪。たぶんこのままいっても、その命の限りは見えていたのですよね。
ただ最後に闇落ちしてしまった幼なじみで親友の命の決着をつけて、彼は去って逝きました。
仁王立ちでしたね。
その裂けた背中にむき出しになった背中の観音像。そこに上着を掛けてあげたのはリュウでしたっけ。
いつも言葉では、このメンバーはクールな事を言い合ってドライな感じを醸し出そうとするけれど、彼が無事に親友をやれるのか心配になって、実は密かに全員集合で駆けつけていたのですよね。優しいんですよね。
最後のシーンで、リュウは陣八郎の指サック(? なんて言うのかしら。)を首に下げていました。
「それで魚を捌くのかい?」とお客さんに言われますが、「いいえ、これは・・」と言いながら、とっても寂しそうに陣八郎との思い出を思い出すのでした。
今回の世相反映ドラマは、コロナと支援金、つまり鬼面風邪とお助け金でしたね。
意外と同じ流れで物語は成り立っていて、前半は本当の悪党ども。後半は、最初良い人だったはずの人が闇落ちして、その人ともに一番の悪を切ると言う二本立ての流れになっているんですよね。
昨晩、なにげに「必殺仕事人」のウィキを見ていたら、過去に毎週放送していた時は、「流れ」が出来ていてそれに沿ってやっていたそうですね。藤田まことさんは、それにはけっこう不満を持っていたみたいですね。このシリーズ、パターンを作るのが好きなのかしら。でもいろいろと目についてきたので、ずっと同じ事はしない方が良いのではないかと思いました。
でも「最近の必殺は、なにげに二本立てよね。」と私が言ったら、一緒に見ていたルート君が
「ずっとああなってこうなってと、どんどん暗くなっていく物語の末に、最後の10分ぐらいが仕置きシーンじゃ物足りないと思ってじゃない。バランスの問題かな。」と言い、私は「なるほどなぁ。」と思いました。(それだと別パターンを作るのは、簡単には行きませんね。)
だから今回はサービスなのか、オープニング以外にも途中でゲスト仕置きがありましたね^^
でもさぁ、「仕置き」って、コロシって事で、いつも毎回しつこく言ってることなんだけれど、これの感想を書いてると、何かな、・・・大丈夫か私・・・・いや、「大丈夫なのか、この人」と思われそうで、それが怖い(^_^;)
でもね、私、必殺シリーズは子供のときからのファンで、ブログに感想を書き始めてからもずっと好きで、さらに「必殺仕事人2022」の時は、なんか良く出来てるなぁと再び感心したんです。
このドラマ、ジャニタレドラマと言ってる人もいるみたいだけれど、私的には何も問題はナイナ。
渡辺小五郎(東山紀之)は妻のふく(中越典子)を本当に大事にしてるし、ふくも夫にアマビエの根付なんかをプレゼントしちゃうし、意外と見ていて微笑ましいのです。
小五郎の奉行所の相棒、左衛門(松尾諭)は、何か前よりもずぶとくなってるし、上司の倫太郎(生瀬勝久)も健在でしたが、今回はちょっと影が薄かったかも^^
しかしリュウ(知念侑李)はなにげにおしゃべりな殺し屋ですよね。必ずなんかしゃべる・・・・
涼次(松岡昌宏)は、今回は仕事ぶりも生活ぶりも見えてこなかったのですが、地域の人には優しく接する頼もしいおじさん(もうお兄さんではないのよね。)でしたね。
「2024」もお待ちしています。
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